

【編集後記】
リボ払いなどは利用しないほうがいいというのはよく聞く話ですが、利用せざるを得ない状況になっている人には意味のないアドバイスです。
大手銀行が、信用度が低い相手に金利を高くして貸すということをしているわけですが、収入が低い、安定していない人が、さらに金利の高い支払いに晒されるわけですから一度そういう状態になっったらなかなか抜け出せないのが現実です。
金を持っている人はより低金利でお金を借りられそうでない人は収入が低い上に余分に金利を払うという構図。
この構図は法人においても同じ。
なんだか世の中間違っていると思ってしまう。
【以下、文字起こし】
みなさんこんにちは。好奇心TVです。
今回の動画は、給料が上がらない中で物価高に苦しめられている国民の現状をクレジットカードの利用状況から推察していきたいと思います。
この動画を作成しようと思ったのはアメリカの経済状況が酷いことになっているという報道をきっかけに深堀していく中で、韓国が置かれている状況を確認して驚き、日本の状況を調べてさらに驚いたという経緯があります。
日本はG7の中でもっとも経済成長がしていない国であり、給料も上がらない状況が30年以上も続いている異常な国です。
にもかかわらず物価高は収束する氣配もなく加速すらしています。
ただ9月から電氣料金、ガス料金の値下げが発表されたので久々の朗報ですが、政府の補助金が切れるのと同時期なので、今より楽になるという感覚は持てないのではないかと思います。
とにかく何が起きるか予想もつかない現代においては、情報を持っている者とそうでない者との差は、例のお駐車のように命の危険にも晒されることにもなるので、あらゆる情報を集めておく、そしてそこから考える習慣を身につけていきたいものです。
今回発信させていただく情報がご視聴の皆様のお役に立てればと思います。
ぜひ最後までご視聴ください。
このチャンネルでは、自分や家族の身を守るためにできることや、日本人がこれ以上騙されることがないようにするための情報を発信しています。
チャンネル登録がお済みでない方はぜひチャンネル登録をお願いします。
さて、今回は世界中で起きている傾向と言っても良いと思うのですが、クレジットカードの使用頻度の増加と、いわゆるリボ払いというシステムによる返済不能者が増加中という情報をシェアーしていこうと思います。
アメリカでは物価高の中、2022年の第4四半期にはクレジットカードの利用残高が過去最高の日本円で約132兆円に膨れ上がりました。
そして同時に延滞率も上昇し、流行り病蔓延前の状況を上回り、90日以上の延滞がクレジットカード債務の約4%を占めており金額にすると5兆円強にもなっています。
アメリカでは、流行り病の対策で国から3回ほどの補助金が支給されており、それによって一時期クレジットカードの債務が減った時があったのですが、今また増加傾向にあるといいます。
今現在のアメリカは異常なまでのインフレが続いていて給料は上がったものの、それ以上に食品からガソリンに至るまであらゆるモノが値上がりしていますし、連邦準備制度の一連の利上げを受けて、クレジットカード金利は20%近くに上昇しているといいます。
日本のクレジットカードのリボ払いの金利が18%で高いと言われているのにそれ以上ですから相当キツイと思います。
今アメリカ国民は、クレジットカードの利用残高によって窮地に追い込まれており、46%の人たちが過剰債務の問題を抱えることになっているといいます。
この傾向は韓国でも同様で、リボ払いの金利上昇によって延滞者が増加している状況に対し、韓国の金融当局もカード業界に損失吸収能力を強化するよう強く求めています。延滞率は1%強なのですが、それでも国内経済を揺るがす可能性があるほどの債務金額となっているということです。
一方で日本はどうでしょうか。
日本での状況は日本クレジット協会のデータによると、2022年のクレジットカード利用金額は前年比でなんと16%も増加しており、さらに2月以上の支払いが、これはローンやリボ払いのことですが、前年比で7.6%の増加になっています。
これらの動きはアメリカと同じで、物価高による負担増しからローンやリボ払いの選択をしている利用者が増えていることを意味していると言えそうです。
このテーマについては過去の動画でも触れましたが、リボ払いの利子というのはかなり高く、支払い金額に占める利子の多さは法律の範囲内とはいえ、元金がなかなか減らないしくみになっています。
普通にクレジットカードを利用している中で、リボ払いの利用の広告が入ったり、キャンペーンがあったりしてつい利用してしまうというのがよくあるパターンのようです。
リボ払いというのは簡単に言えば、毎月一定額決まった金額を支払っていくという分割払いで、少々高めの買い物をしても支払いは5000円や1万円という固定になるので、借金をして買っているという意識が低くなっていくのが落とし穴になっていると言えます。
そうして何を買うにしてもリボ払いを利用するようになると地獄が始まるというわけです。
または、毎月の生活がキツくなっている人がリボ払いで凌ぐケースもあります。
そうして債務があっという間に膨れることになり、借金を返すための借金をするようになるわけですが、総量規制というものがあるので、新たなクレジットカードはなかなか作れなくなっていることが多くなります。
そうやって行き着く先はアイフルやアコムなどの消費者金融となるのが定番です。
そのアコムのホームページを確認してみると、支払いの延滞をしている方の不良債権金額情報が出ていましたが、金額にして669億円、不良債権比率はなんと8.25%でした。先ほど話したアメリカでは4%だったことを考えると異常な高さになります。
ちなみにクレジットカードの延滞情報はどうなっているかというと、それらの情報は経済産業省のホームページに出ておりまして、そこに出ているクレジットカードの延滞率というのは、その定義が非常に理解しづらくなっておりますが、令和4年度発表のデータをそのまま引用すると、平均延滞率は2.73% 、上限延滞率が6.42%となっています。
上限延滞率というのは、特に延滞率の悪い5%の業者を除いた中での特に高い延滞率の、3年平均値というものらしいのですが、特に延滞率の高い業者のデータを除いたにも関わらず、6.42%というのは実際はもっと悪いのではないかと思われます。
こうしてデータで見ていくと、アメリカ国民の債務の大きさが問題視されていますが、日本もなかなか危険水域に達しているのではないでしょうか。
アメリカのように日本でも利上げがされた場合は、住宅ローンだけでなくリボ払いや消費者金融の利子も上がるわけで、ますます危険になると思います。
直近の報道では、大手銀行は住宅ローンの利上げはしないと発表していたので一瞬ホッとするわけですが、世界の潮流を考えるといつまで低金利のままいけるかわかりませんよね。
ちなみにアコムやアイフルの支払いが終わらない理由はこの支払いシミュレーションを見るとわかると思います。
消費者金融での金利は元利定額残高スライドリボルビング方式と言いまして、借入50万円、金利18%、月々13000円を58回払いで設定した支払いのシミュレーションがこのようになります。
毎月13000円支払う訳ですがその内訳がエグいです。
初回の支払いを見ると元本5500円で金利手数料が7500円です。
これでは減っていかないですよね。
結局50万円借りて支払う金利は25万円という驚きの結果です。
お金に困りだすとどんどん地獄になっていくという典型的な話になります。
当初はクレジットカードでの支払いが始まり、後払いという名の借金が始まって、そのうち生活が苦しくなりリボ払いを利用するようになります。
こうなると、借金を借金で返すという負のスパイラルに陥り、消費者金融に関わることになるというわけです。
今こうした利用状況がわかるアンケート結果がありますがさらに驚くことになります。
消費者金融を利用する年齢別で見ると、40代が一番多いということで子供の教育費などにお金がかかる時期ということもあるかもしれません。
そしてその利用目的はこちらになります。
一番多いのが生活費の補填であり、第2位は案の定借金を返すための借金となります。
そして借りているローンの種類は、なんと消費者金融が一番多く40%以上もあるというから驚きです。
これが今の日本の現状であるという見方もできるのではないでしょうか。
先ほどの返済シミュレーションでもわかったと思いますが、一度借りたらなかなか減りません。少し返したと思っても、またそこから借金返済のための借金をすることになるので、絶対終わらないのではないかというスパイラルに陥ります。
物価高で生活が苦しくなっているところに高金利の支払いが増える訳ですから、なんとか手を打つ必要があることは明白です。
今回取り上げたアンケート対象者が住宅ローンを支払い中かどうかはわからないのですが、仮に日本で政策金利が上昇したら一氣に、そしてさらに経済が落ち込むことは予想できます。
おそらく経済が落ち込むなんて言えるような生やさしい状況ではないかもしれません。
この動画を作るにあたって情報を調べていく中で私自身も身が引き締まる想いがしました。
今現在リボ払いがない人でも一度日常が失われた時には、あっという間に状況が悪化すると思いますので対策が必要かもしれませんね。
やはり前の動画でも取り上げましたが、クレジットカード払いは速攻やめるべきですね。そのサイクルを変える時は本当に大変なのですがやるしかありません。
その方法については、こちらの動画で具体的に話していますのでご覧になってください。
今回アメリカ、韓国の情報に触れながら日本の状況も見てきましたが、生活に喘ぐ人たちの状況がある程度理解できたのではないでしょうか。
普段街を歩いていてもそのようなことを感じるケースはありませんが、統計でみると事の重大さがわかってくると思います。
いかがだったでしょうか。
私の頭にいつもあるのは世界経済フォーラムのアジェンダであるグレートリセットについてです。
グレートリセットとは、全く新しい経済システムに刷新するということを目標にしているわけですが、それは私たち庶民にとって楽園になるのか地獄になるのかというところが氣になるところではないでしょうか。
世界経済フォーラムに参加しているいわゆるVIPというのは、誰がどうみてもグローバリストたちの集まりであり、彼らが本当に目指すものは世界政府の樹立だと言われています。
その良い例がEUです。
EUというのは、参加国の上に意思決定機関があるし、ユーロという貨幣を発行する権限もあります。そこには主権国家という概念がなくなっています。
それを世界全体で実現しようとしているのが世界経済フォーラムというわけです。
この機関というのは、前の動画でも触れましたが、いち経済学者のシュワブ氏が創設した私設機関であり、それらを構成するキーマンたちは民主主義で選出された人たちではないのです。
であるにも関わらず、現在ではまるで世界政府のような振る舞いをしています。
日本政府もそれにしっかり追随した政策を打っていますので、なにかあったら政府が助けてくれるという甘い考えは捨てて現実と向き合うことが大切になってくると思います。
グレートリセットとは、庶民にとって破滅を意味すると私は認識していますので、これからもストレステストのような状況が多々起きてくると考えていますが、共に情報をシェアーしながら試練を乗り越えていきましょう。
私もがんばって情報を発信していこうと思います。
最後までお付き合いありがとうございました。
以上で今回の話は終わりとしますが、
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最後までご視聴ありがとうございました。
好奇心TVでした。