【日本社会崩壊】不労所得を目指す国民が増え続けることで国家は滅びるという歴史的事実をどう考えるか?#272

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【編集後記】
世の中あちこちで投資の話が多く出ています。
投資が悪いというよりも、不労所得崇拝の風潮に疑問を持ってしまう。
歴史的に見ても働くことをやめた民族に反映などないからです。

もちろん、日本人全員が働くことをやめるなんてことはあり得ないことなので、そんな極端な話ではないのですが。

ただ3Kの仕事は嫌がる若者が多いというのは言われて久しいわけですが、その部分を外国人労働者に任せるというのはどうかと思っています。
現実にはそのような仕事をなさってくれている方々はいますが、若い人たちが抱く労働についての考え方に一種の危機感を覚えます。
そして、投資について、お金についての教育もさせないまま、政府が投資を熱心に勧めるというのは無責任だし、なにか裏があるのではないかと勘繰ってしまう。

【以下、文字起こし】

みなさんこんにちは。好奇心TVです。

今回の動画は、このままでは日本という国は滅んで消えてしまうのではないかという可能性について考えてみたいと思います。

なぜそのようなテーマを取り上げたかというと、最近特に目立ってきたのですが、日本政府が実施する政策にはすべてにおいて違和感を感じているからです。

どういうことかと言いますと、日本政府はある時から急に日本国民に対して投資を推奨し始め、税制優遇までおこなっています。

そんな中、世界ではブリックスという経済圏が勢いを増しており、アメリカを始めとする西欧諸国の社会基盤が崩壊寸前になってきています。

それらの原因は複雑であり一言で説明できることではありませんが、もしかしたら汗水流して働く事を止め、経済的搾取構造によって得られる不労所得で成り立っていた社会基盤が崩壊し始めているのかもしれない、と考えました。

翻って日本はどうなのか。

そういう視点で栄華を誇りながらも滅んでいった帝国の歴史を見ると、日本も破滅への道を歩んでいるのかもしれないと思いました。

この動画が、今後ますます私たちに降りかかる試練を乗り越え、世界に誇れる日本を取り戻すためのヒントになると思いますので、ぜひ最後までご視聴ください。

このチャンネルでは、自分や家族の身を守るためにできることや、日本人がこれ以上騙されることがないようにするための情報を発信しています。

チャンネル登録がお済みでない方はぜひチャンネル登録をお願いします。

さて、今回のテーマについて考えるということは、日本という国がなぜ2600年以上も存在できてきたのかということの答えになると思います。

逆にとんでもない栄華を誇った大帝国が滅んで消えていったという歴史的事実もあり、その原因はさまざまな分析がされており、諸説ある中で、その原因の一つが現在の日本にも蔓延し始めているのではないかと思ったので注目したいと考えました。

その原因とは、冒頭でもふれましたが、不労所得に溺れて勤労を止めてしまったということです。

かつて繁栄を極めた国が滅んだり、鳴りを潜めたりした例は幾らでもあります。

古くは古代ローマ、スペイン、ポルトガルなどの国々や、最近ではイギリス、アメリカの荒廃ぶりは驚くばかりです。

特にローマ帝国が滅んでいった経緯は注目に値し、その経緯に注目すると今の日本も同じプロセスを歩んでいるかもしれないと思ってしまいます。

どういうことかといいますと、不労所得を目指した国家は例外なく滅んできたということです。

不労所得がすべて悪いとは言い難いのですが、歴史から学ぶべきエッセンスは確かにあると思います。

ローマ帝国というと神殿などの建築物や美術、芸術などを思い浮かべると思いますが、なぜ滅んでいったのかということに関しては漠然とするのではないでしょうか。

少なくとも私はそうでした。

ローマ帝国は約1200年ほど続いたわけで、当時の日本は縄文時代・弥生時代と言われていた頃に繁栄した国家であり、その文化の発展はすごいことだと思います。

しかし滅亡しました。

ローマ帝国というものをざっと紹介すると、ローマ帝国の繁栄を支えていたのは、強力な軍隊で周辺諸民族の土地を奪い、奴隷にすることによって富を搾取するというシステムがあり、他民族の富を食い尽くしながら領土を広げていきました。

つまり彼らの富の源泉は他国を支配することによる不労所得です。

富を産むために必要な労働力というのは奴隷ですから、文字通り生かさず殺さずで社会基盤を支えていたことになります。

奴隷の比率は、ローマ市民の約20%だったとされていますが、その扱いは家畜同様でした。

ローマ帝国においては支配層とその他の者たちとが別れているわけですが、彼らの不満を逸らすためにも、ローマ市民には食糧としてのパンと娯楽としてサーカスが無償で与えられます。

これがコロッセオや映画にもなった大浴場施設だったりしたのです。

利用料は全て無料で、下々の者に至るまで働かなくても飢えることはなくなりました。

支配階級である貴族などは食べきれない豪華な食事に感謝もせず、今でいうフードロスだらけの日々を過ごしていました。

ローマ市民が不労所得による生活ができていたのは、ローマ帝国を築くために努力した先人たちの存在があったからなのですが、時間の流れと自堕落な生活によって忘れ去られていったことでしょう。

この点だけを見ても今の日本も同じだと感じます。

ローマ帝国を築くために努力したといっても他国を支配し、奴隷を使った富の収奪なので決して褒められた事ではないのですが、ここでは不労所得に注目しているのでこのまま流します。

こうした堕落した生活は骨の髄にまで、DNAにまで刻まれてしまったようで国民の勤勉さは消え失せ、結局はローマ帝国は他国の侵略を受けたり内部の混乱と共に歴史の幕を閉じることになっていったわけです。

こうした習慣が身についてしまうことで恐ろしいのは、子孫にまで影響するということだと思います。

人間というものは、ひとたび不労所得によって贅沢が体に染み付いてしまうと「額に汗して働く」生活には二度と戻ることができなくなります。

つねに楽して儲けるという発想しかできない人間に成り下がってしまうのです。

詐欺師が詐欺師以外の仕事に就けないのもそういったことが原因だと思います。

かつて勤勉で勇敢だったローマ人たちは、不労所得による贅沢な暮らしによってたちまち怠惰で軟弱な民族になってしまい、ローマ帝国を滅ぼすことになっていくのですが、恐ろしいことにその特性がDNAに刻まれ民族性になってしまったというのが歴史的事実になっています。

イタリア人は働かないというのを聞いたことがあるのではないでしょうか。

私は一度だけイタリアに行ったことがあるのですが、観光客で賑わっている飲食店やお土産屋さんが、昼の12時から2時間も店を締めてしまうことにびっくりしました。

店の外では観光客が溢れかえっている中で店を閉めるのです。

理由はもちろん従業員の休憩ということなのですが、交代で休憩すれば店は営業できるし利益を上げる機会を失うこともないのにそれをやらないのです。

これらのことはよく言えば金儲けよりも人生を楽しむことを大切にしているという言い方もできますが、歴史を見ていくとそうでもない可能性が出てきます。

そしてイタリアの現在はEUの中でも財政危機が危ぶまれている国でもあります。

もちろん全員がそうではないのでしょうが、国民性という大きな目で見るとあながち間違っていないと思われます。

そして特筆すべきもう一つの例を挙げると、ナウル共和国から得られる教訓です。

ナウル共和国という耳慣れない国家で何が起きたかというところにも日本人として学びが多くあります。

ナウル共和国についてはウィキペディアによると、通称ナウルは、太平洋南西部のナウル島を領土とする共和国で、人口はわずか1万2000人程度の小さな国です。

この小さな国でなにが起きたかというと、

かつてはリン鉱石の輸出によって栄えていました。

1980年代には太平洋地域で最も高い生活水準を享受し、公共料金や税金は無料という生活を謳歌していたのですが、リン鉱石の枯渇により1990年代後半から経済が破綻状態となり、再建に向け模索が続いているということになります。

もう少し詳しくみていくと、ナウル共和国というのは1968年に独立してイギリス連邦に加入したわけですが、それまでは御多分に洩れずこの国も植民地時代の犠牲になっていた国でした。

ところが1880年代になるとこの小さな島がリン鉱石でできていることが判明しこの島の歴史は動きます。

それまでは漁業と農業を細々とではありますが、綺麗な海と空に囲まれた地上の楽園として貧しくも幸せに暮らしていました。

ところがリン鉱石は肥料の原料として莫大な収益が独立後のナウル共和国にもたらされることになります。

しかしここからが悲劇の始まりと言っても良いでしょう。

このリン鉱石発掘によって1980年代には国民1人当たりの国民総生産は2万ドルにものぼり、それは当時の日本の9900ドルの約2倍、アメリカ合衆国の1万3500ドルの約1.5倍という世界でもトップレベルの豊かな国家に大躍進しました。

そうなると医療費もタダ、学費もタダ、水道・光熱費はもちろん税金までタダという、かつてのローマ帝国状態になったのです。

さらに生活費まで支給され、新婚には一軒家まで進呈されるという状況は現在のドバイなどと同じだと思います。

そしてリン鉱石の採掘などの労働も外国人労働者に委ねることになり、国民は全く働く必要がなくなるという状況になりました。

労働人口は、12000人中の1割である1000人前後ほどが公務員で、他の国民は無職という状態にまでなったのです。庶民の収入は今でいうところのベーシックインカムでなにもしなくてもお金が振り込まれる状態でした。

驚きですよね。

そのような状況が30年も続くことになると、ナウルの国民には勤労意欲などは全く皆無となりました。

当然働くこともしないので体を動かすこともなくどんどん不健康になっていったといいます。

なんと国民の90%が肥満となり、30%が糖尿病となってしまいました。

そうしてリン鉱石の採掘によって成り立っていた夢のような生活なのか、地獄のような生活なのかもはやわからなくなる状況になりましたが、そこにリン鉱石が枯渇するということになり、生活は一変。

毎月なにもしなくても国から支給されてお金で暮らすことができるという、いわゆるベーシックインカムのような制度も破綻することになります。

だからといって30年前のように漁業や農業に汗を流すかというとそういう選択はせず、国家ぐるみでの犯罪であるマネーロンダリングやテロリストの片棒を担ぐことになるような不法パスポートの売買、国籍を売るビジネスに手を染めていくことになっています。

30年間も労働をするということもなく、ただ消費するだけの人生を急に改めることはできないでしょう。

ローマ帝国にしてもナウル共和国にしても共通していることは不労所得によって身を滅ぼしたという事ではないでしょうか。

2600年以上も続く世界最古の国家である日本国民に対して、世界はなにに驚いたのでしょうか。

それは勤勉な民族性です。

明治以降だけをみても多くの天災に見舞われ、そして戦争によって日本全土が焼け野原になって絶望に打ちひしがれても、不死鳥の如く再復興してきました。

特に先の大戦後の文字通りの焼け野原状態から、経済大国第二位にまで大躍進を遂げました。

これらの不屈の精神に世界は賞賛を送っていたのです。

ところが今現在の日本はどうなっているでしょうか。

多くの人や企業は、なんでも効率重視で物事を判断し、損得勘定が真っ先に重要視される価値観に変わってしまっています。

日本政府においても国民全員に投資を勧めており、ジュニアNISAなどの商品も登場しました。

投資が悪いとは言いませんが、勤労の尊さや損得抜きでの社会貢献、恩返しするという精神を育むことのない教育の先にある日本はどうなっていくのでしょうか。

働き方改革という政策までも登場し、勤労の自由さえなくなりつつあります。

これらの件についても動画にしていますのでご覧いただければと思います。

特に株式などに代表される投資は、その恩恵で今の便利な生活が送れているという良い面もありますが、株主配当至上主義のような価値観になっていることで、結局はどこかの国のだれかの利益を搾取する構造になってきています。

これではかつての植民地時代となんら変わらないと思いますし、形を変えた植民地政策の時代が今終わりを告げようとしているようにも見えます。

もちろんすべての投資がそうであるとはいいませんが、お金の運用で不労所得を得ていくということが最も良いことであるかのような価値観を持った人たちが増えれば増えるほど、日本という国の破滅に繋がっていくと思います。

いかがだったでしょうか。

私の周りでも仮想通貨への投資というより投機案件で、儲けたり損したりを繰り返している人たちがいますが、彼らは懲りません。

お金を投資して月10%以上のリターンを得たという経験があるので、普通の年8%の利回りでは満足できないのでしょう。

途中で騙されたとわかってもそういう業界から手をひこうともしません。

実際は手をひくことができなくなっているというのが本当のところかもしれません。

今更汗水流して働くことは効率も悪いし、プライドが許さないというのも原因としてあるからでしょう。

しかし、これからの日本で起きることはあらゆることの強制リセットがかかると思います。

今世界経済はグローバリストによって搾取社会システムが確立されており、寝てても遊んでいても、そしてどんなにお金を浪費してもそれ以上に収益が上がるようになっているのです。

その一方で搾取されている側はどんどん貧困に喘ぐことになっており、国によっては飢えて餓死する人たちの数も過去最大になっています。

こんな世の中がいつまでも続くわけがありません。

ネット上ではアメリカ株がすごいということや、国内不動産投資が熱いと思わせるような仕掛けが見られますが、果たして本当にそうなのでしょうか。

私は金融や不動産の専門家ではありませんが、人としての倫理観は持っており歴史から学ぶことの大切さもわかっています。

そうした時に今現在の世界の動きというのは明らかに異常です。

みなさんはどのように感じますでしょうか。

この先どうなるかはわかりませんが、なにかが起きた時には間違いなくとばっちりを受けますし、物価高というとばっちりも現実受けています。

地球からの恵みである原油や天然ガスはいつも通り湧いて出ているのに、利益を貪る者たちによって価格が操作され、世界経済が大混乱になることで安くなった企業や不動産を安く仕入れて、また富を増やすということがいつまでも続くわけがありません。

究極は人としてどう生きるかを問われているのだと私は思います。

子供の頃、日本昔話というアニメ番組がありましたが、いろいろな話の中で共通していた教えとは、だれが見ていなくてもお天道様は見ているということだったと思います。

私は、この夏滝のような汗を流しながら働きました。

世間では肉体労働などはいつまでもできないと言われ投資を薦めるというのが常識になりつつあるなかで、健康で元氣に働けるということに改めて感謝しながら必死で生きています。

今回は、あまりに投資することだけが生活を安定させるという風潮に対して、私なりの意見を述べさせていただきました。

歴史は繰り返されるというのは事実でありますが、その潮目が変わる時はいつなのかを知ることが大切かもしれません。

世界の混乱はまだまだ続きそうですから、庶民には厳しい時代になると思います。

ともに大きな試練を乗り越えて生き延びていきましょう。

最後までお付き合いありがとうございました。

以上で今回の話は終わりとしますが、

皆さんの応援が次の動画作成の力になりますので、いいねボタン、チャンネル登録、通知設定をオンにしていただけると嬉しいです。

また、コメント欄へのご意見、ご感想の書き込みもいただけたら励みになります。

最後までご視聴ありがとうございました。

好奇心TVでした。

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