【地震対策】関東大震災から100年。政府が示す今後起こりうる地震被害想定は低すぎるのではないだろうか #265

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【編集後記】
関東大震災より100年が経ち、当時のことを知る人はほとんどいなくなった状況で、当時の教訓をどのように活かすかが問われています。

みなさん、準備はできていますか?
災害は忘れた頃にやってくるというのはいつ頃から言われ始めたことなのかは知りませんが名言ですね。
これは災害だけに言えることではなく、すべてにおいて言えることかもしれません。
人間が学ばなかったこととは、歴史から学ぶということだという話も聞いたことがあります。
(そんな感じの言い回しだったような・・・)

日本はあらゆるものを輸入に依存しています。
これがどれだけ危険なことなのか、ということです。
世界中から戦争がなくなり、周辺国だけでなくどの国も助け合うという平和な世界になれば備蓄などもそんな過度にする必要はないかもしれません。
ところが日本を取り巻く状況は全く逆です。
自然災害も科学の力で引き起こすことができます。
そういった可能性はゼロではないし、そういう磁術を使って大きな被害が出たという可能性も現実としてあります。
人間は多くの人が考えている以上に残酷なことをすることができるのです。

【以下、文字起こし】

みなさんこんにちは。好奇心TVです。

今回の動画は、関東大震災から100年経ったということで、これから高い確率で起きると言われている首都直下型地震や南海トラフ地震について命を守るために必要な情報について触れてみたいと思います。

どうして動画を作成しようと思ったかと言うと、内閣府から出されている首都直下型地震や南海トラフ地震の被害想定と対策内容を見たときに、想定が甘いと感じたからです。

この被害想定は専門家がスーパーコンピューターによるシミュレーションを繰り返して出された結果であることは承知しているので、感覚でものを言ってはいけないと思いつつも、明らかに被災者目線での安全については欠けている部分があるのではないかと思いました。

政府から発表されている被害想定や対策については、大いに参考にしてより具体的な対策は自ら想像力をフル稼働させて準備することが大切だと思います。

それは人それぞれ生活している環境が違えば、家族構成や健康問題も違うからです。

この動画によって防災対策をする上で参考にしていただけたらと思います。

ぜひ最後までご視聴ください。

このチャンネルでは、自分や家族の身を守るためにできることや、日本人がこれ以上騙されることがないようにするための情報を発信しています。

チャンネル登録がお済みでない方はぜひチャンネル登録をお願いします。

さて、関東大震災から100年が経ち、NHKでは当時の白黒映像に色を付けた臨場感溢れる映像が放映されていましたが、カラー映像にされていることで最近起きた災害のように感じられ、震災が身近に感じることができました。

この映像加工は伊勢湾台風の記録映像にも展開されており、当時を知る方に見せた時に当時の悲惨さがフラッシュバックされたのでしょう。

涙なしでは見られない状況でした。

悲しいことに歴史は繰り返されており、災害に対する防災意識は、何事もない期間が長くなればなるほど薄らいでいくものです。

今回は関東大震災から100年という節目の年になるということで、これから起きる災害に対しての防災について、今一度考えていきたいと思います。

特に注目したいのは、被災者の死因と被災後の状況についてです。

この動画を作成している少し前にはモロッコで地震が発生しており、その被害の大きさが時間と共に明確になってきました。

今ではあちこちに監視カメラがあるため、その瞬間を捉える映像をみることができますので非常に参考になるわけですが、発生時刻によって被害状況は大きく異なることもわかっています。

そこで内閣府の関東大震災から100年特設ページにわかりやすい比較があるのでご紹介します。

比較表では、関東大震災、阪神淡路大震災、東日本大震災の概要が確認できます。

関東大震災は、その発生時間が丁度昼頃であったため、多くの家屋では食事の為に火を使っていたことで火災による被害が甚大でした。

死亡した方の実に9割が火事によって命を落としたという特徴があります。

そして阪神淡路大震災は、朝方のまだ寝静まった時間に発生したため、家具や家屋の倒壊による窒息・圧死による被害が全体の7割もありました。

東日本大震災に至っては津波が特徴的な震災であったため、命を落とした方の実に9割が溺死となっています。

関東大震災では木造住宅が多かったことで火災の被害が大きく、阪神淡路大震災ではビルの倒壊が多かったため、その後に建築基準の見直しが行なわれました。

こうして比較してみると時代的な背景も大きく影響していることがわかります。

ただ関東大震災時の記録映像を見ると、遠く離れた浅草方面の火事を目視できていたものの危機意識が低かったのか、映像に映っていた人たちには笑顔がこぼれていました。

結果的には見えないところで同時多発的に火事が起きており、多くの犠牲者が出ました。

そして旧陸軍被服廠跡の惨劇が印象的でした。

ここは広大な土地でほぼ更地であったため、当時の人たちの間ではなにかあったら被服廠跡に集まろうというのが合言葉になっていたといいます。

どのくらい広い敷地だったかというと、7万平方キロメートルもありました。

こういってもピンと来ないかもしれませんので、比較対象を挙げると東京ドームが0.047平方キロメートルですから1490個分もありますが、わかりにくいでしょうか。

では東京ディズニーランドと比べてみると、東京ディズニーランドは0.465平方キロメートルなので150個分です。

当時4万人がこの広場に避難してきたわけですからかなり広い場所だったと思います。

しかしご存じの通り火災旋風が起きて約38000人の方が命を落としました。

火災旋風は竜巻のようなイメージで人や家具などあらゆるものを空中に巻き上げて焼き尽くしたわけですから地獄絵図だったと思います。

こういった過去の教訓を踏まえてこれから起きる可能性がある首都直下型地震に対しての、政府が発表した想定被害と対策を確認していきたいと思います。

内閣府の防災情報ページにはいろいろと書かれています。

被害想定として建物倒壊による死者は11000人で、建物倒壊は175000棟もあり、阪神淡路大震災の約104500棟をはるかに超える被害となっています。

東京の場合は高層ビルが多いのですが建築基準法の改定で地震にはかなり強い構造になっていますが、一面ガラスで覆われたビルの下にいたらおそろしいことになりそうですよね。

調べてみると高層ビルに使用しているガラスは普通のガラスではなく、合わせガラスといって車のフロントガラスのように割れても飛び散らない作りになっています。

それでも大きな地震がきた場合ガラスごと落ちてくる可能性はありますから注意しなければいけません。地震発生時には、上からの落下物をまっさきに警戒しなくてはならないでしょう。

火災についてですが、地震が起きたあとの二次災害として注意しなければなりません。

関東大震災では、冒頭でもお話しした通り死者数の9割が火災によるものでした。

当時の東京の人口は220万人であり、今は1400万人ということで実に6倍以上になっています。

それから考えて今後起こりうる地震ではどうなるのでしょうか。

被害想定では、610000棟の建物が焼失し、火災による死者数は16000人となっていますし、その他の死因と合わせて23000人という予想が出ています。

ちなみに関東大震災では90000人以上が火災によって命を落としています。

そして今度の首都直下型地震では、過去とは状況が大きく異なることに高度に発達したインフラがあります。

恐ろしい数の地下鉄、高層オフィスビル、高層マンションが立ち並び、かなり古いビルもあります。

こういう状況での大型地震の発生は世界で初めてになるかもしれません。

最近世界で起きている地震はどちらかというと古い建物が崩れて甚大な被害が出ている状況で、東京のような大都市で起きた地震はないと記憶しています。

ここからが私が懸念するところとなりますが、まず生活に欠かせない電力について1週間以上回復しない、もしくは安定しないという予想が出ています。

みなさんは高層マンションのエレベーターはどうなると思いますでしょうか?

そのリスクを挙げると

1)エレベーターが破損した場合、メンテナンス会社がすぐ対応できるか不明

2)部品交換の必要性が出ても欠品などが予想される

3)そもそもメンテナンス会社の人たちも被災しているので来れるか不明

4)損傷なしだったとしてもエレベーターの非常用電源は72時間しか稼働しない

5)震度5以上が発生した場合安全確認をしなければ稼働しない

などが考えられます。

そして都区部の5割が断水し、1割の下水道が使えなくなるといいます。

仮に30階に住んでいる高齢者の方はどうなるのでしょうか。

階段で地上階まで往復することはできるでしょうか。

交通機関はおそらく壊滅となっておりますので、1週間は麻痺すると考えた方がいいですし、車道はさまざまな障害物が散乱しているでしょうから走行できるか全くの未知数です。

都内から避難しようにも警視庁からの地震対策でかなりの箇所で交通規制がかかると警告されています。

つまり、震度6以上の地震がきたら車では都心部から避難できないということだと予想されます。

港湾の損傷も発生しますから、そうなった場合復旧に1ヶ月を要するとされています。

当然燃料なども不足するでしょうから、地震発生が夏なのか冬なのかで対策もそれぞれ考えなければいけません。冬に電氣・ガス・灯油がない状態でどのように暖を取ればいいのかですが、これは真剣に向き合わないとなんとかなるものでもありません。

最後に各自の取り組みについて推奨された項目を見ていきますと、家具の固定などは当然として、食糧備蓄を最低3日、推奨1週間というのを見てどのように感じますでしょうか。

今インフラの損害予想について見てきましたが、食糧や水などの物流が期待できると思いましたでしょうか。

必要なのは1400万人分です。

被災する時間帯によっては、他県から仕事で都内に来ているケースも出てくるでしょうし、その場合都内の人口は何人まで膨れ上がっているのでしょうか。

特に勤務で都内に来ている人たちが食糧を携帯しているとは到底考えられません。

地震発生後は間違いなくコンビニやドラッグストアからは、あらゆるものが消えます。

争奪戦も引き起こされるでしょう。

それだけでも被災時には怪我をする危険度が一氣に高まります。

火災については、煙が発生していたら消火に向かってもほぼ命を落とすとされています。すぐに逃げる選択をした方がよさそうです。

その煙を吸い込んで命を落とすケースが多いのです。

明らかに目の前でボヤが起きているなどの状況以外は避難です。

そして避難所についてですが、高層マンションに住んでいる方の利用は想定されていないそうです。

これは設備の収容人数に限界があるということと、高層マンションは耐震構造になっているので、おそらく在宅避難が現実的ですし、推奨されています。

そうなった場合、先ほどの停電による非現実的な生活をどう考えるかでしょう。

被災時によく見られる炊き出しや、政府からの食糧配給をもらう場合、高層マンションで上り下りが大変だからと3食分まとめてくださいということはできないのだそうです。

衛生上のことを考慮されてのことなのか、毎食地上階まで降りなければなりません。

1週間ともなれば水なども不足するでしょうから、水10リットルと食糧を持って例えば30階まで階段で上り下りすることになるかもしれません。

こうして政府からの被害想定についての資料を見てみるとかなり参考になると思います。

参考になるというか、ツッコミを入れたくなった方もいたのではないでしょうか。

ほとんどの人が大地震については未経験となると思いますので、まさに想像力をフル稼働させて対策するしかありません。

そしてその準備はすぐ行動が必要です。

いかがだったでしょうか。

私は都内に住んでいるわけではありませんが、いつどこで被災するかわかりませんからそれぞれが自分の日常を考え対策することが必要だと思います。

我が家では普段履く靴底には踏み抜き防止ソールを入れています。

過去に被災した方々の多くが足の裏に怪我をしていたという情報もあります。

足を怪我したら避難にも支障が出ることは明らかですし、1000円程度でできる防災対策ですからお勧めです。

踏み抜き防止ソールというのは、金属板が入ったものや特殊繊維でできた軽いものまでありますが、本格的なものは柔軟性にかけるので特殊繊維のものがいいのではないでしょうか。

そして私の場合車移動が多いので、車内に1週間分の非常食と水を積んであります。

出先で被災することを考えた上でのことですが、車内保管の場合、選択できる食品は缶詰など限られますが準備しています。

大地震によって交通インフラが麻痺するということは食糧の入手を困難にするということを意味しています。

このチャンネルでは食糧備蓄の重要性に関する動画をかなり作っていますが、災害大国日本において、食糧備蓄を1週間分を推奨などと政府が言っていることはとんでもない甘い認識だと思った方がいいですし、それすらも実施していない人がいることも知っていますが、最悪の場合餓死することになると思います。

命を落とすパターンとしては、一番嫌な状況です。

人は飢えた時に暴動に走ります。

それは先日配信したイタリアで起きている難民たちの状況を見ても容易に想像できるというものです。

今回は高い確率で起きるであろう首都直下型大地震についての防災を取り上げましたが、食糧備蓄の必要性は今後ますます高騰する食料品や日用品対策を考えても絶対に必要です。

なにがあっても食糧だけは生き延びる上で欠かせないことだと思いますので、ぜひ今一度考えていただきたいと思います。

この動画がみなさんの防災対策を考える上でお役に立てればと思います。

最後までお付き合いありがとうございました。

以上で今回の話は終わりとしますが、

皆さんの応援が次の動画作成の力になりますので、いいねボタン、チャンネル登録、通知設定をオンにしていただけると嬉しいです。

また、コメント欄へのご意見、ご感想の書き込みもいただけたら励みになります。

最後までご視聴ありがとうございました。

好奇心TVでした。

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