【食糧備蓄】初心者対象のよくある質問への回答。我が家の食糧備蓄について解説します。#242

スポンサーリンク
FavoriteLoading記事をお気に入りに登録する

【編集後記】
食糧備蓄を始めるにあたり、わからないことが多いのも事実ですが、わかっちゃいるけど腰が重いというのが正直なところではないでしょうか。

そしてなによりお金がかかる。
食糧危機というものが起きたらとんでもなく困ることはなんとなく想像できるけど、いまいち実感がわかない。
本当にそんなことが起きるのだろうかということだろう。

ほとんどの人がそういったところで手がつけられないというとこかもしれない。
思い起こせば自分もそんな時があったからよくわかる。
しかも毎月の生活がギリギリだったからなおさら。

食糧備蓄は他人から言われてやるものではないし、心底自分が決断してやらなければならないことなのであくまでも自己責任だ。
これから取り組もうとしている人には是非がんばってもらいたい。

【以下、文字起こし】

みなさんこんにちは。好奇心TVです。

今回の動画は、今まで食糧備蓄、食糧危機に関する動画を、この動画撮影時点で累計51本配信してきたのですが、その中でコメント欄に寄せられた疑問や質問に対しての回答としてまとめてみました。

こうして振り返ってみるとよくもこんなたくさんの動画を作ったものだと我ながら驚いているのですが、ご視聴の皆さんの応援がなければくじけていたかもしれません。

本当にありがとうございます。

寄せられるコメントの中で結構多くの方がなにから手をつけていいかわからないなどの素朴な疑問があることを知りました。

そう言えば確かに私も食糧備蓄を始めるにあたって、他の人はどうやっているのかということをかなり調べましたから、今回そのような状況に陥っている方のために動画を作成しようと思いました。

なにをどのくらい必要なのかという部分で、具体的な計算方法も紹介していきます。それをご自身の食べる量に置き換えて計算すれば、行動の第一歩を踏み出しやすいと思いますので、ぜひ参考にしてください。

飢えるという状況が起きないことを祈るしかありませんが、一旦起きてしまうと地獄絵図になりますので、そうならないためにも準備が必要です。

そして大切なことですが、食糧備蓄を始めたということは、たとえ親友にでも言わない方がいいかもしれません。

性格が悪いと思うかもしれませんが、仮にその友人が飢えた時に二人分の備蓄量を用意できるならいいのですが、その友人にも大切な家族がいたりするので、一氣に食糧を求めてくる人が押し寄せてきます。

状況によっては、飢えた人は平常心を失っていることも考えられ、身の危険に及ぶかもしれないのです。

そんな修羅場は経験したことがないので想像になりますが、そうならないためには大切な人にはなんとなく推奨しておくくらいはしておいて、興味がなければしかたなし、というようにするしかないと思います。

そんなことを前提に最後まで動画をご視聴ください。

このチャンネルでは、自分や家族の身を守るためにできることや、日本人がこれ以上騙されることがないようにするための情報を発信しています。

チャンネル登録がお済みでない方はぜひチャンネル登録をお願いします。

さて、食糧備蓄の説明をするには、相当時間がかかると思いますので重要ポイントを抑えながら簡潔に進めていきたいと思います。

まず、説明を進めていく上で私の基本的な考え方を説明しておきます。

1)備蓄する食材は市販のスーパーで手に入るものである

2)米に関しても特に無農薬米を選択していない

3)自分で作れる保存食は作るようにする

4)とにかく生き延びることを考える

というコンセプトで話を進めます。

なぜこのような話をするかというと、食品添加物や農薬を多用している市販のものは健康によくないというご指摘をいただくのですが、もちろんおっしゃっている通り健康に良いものを選択したいのは山々です。

しかし、理想に近い食材を選ぶとひとつひとつが非常に高価であり、経済的な事情で準備したい期間の備蓄を達成できません。

そして自分で加工する保存食としてらっきょうと梅干しを作っています。

そしてとにかく生き延びることを何よりも優先順位においています。

飢えの苦しみを味わいながら息絶えることだけはしたくないというわけです。

ではコメント欄に寄せられるよくある質問を紹介します。

1)どのように考えたら良いか検討がつきません

2)なにを備蓄したら良いでしょうか

3)どれだけ備蓄したら良いでしょうか

というのが一般的な質問になりますので順番に話していきます。

まず、1)については食糧備蓄をしなければならない理由を少し抑えておきます。

日本は地震などの自然災害国ですし、食糧安全保障の面から考えても、輸入が途絶えたら一氣に食糧危機に陥る状況であるという認識が必要ですが、その理屈がなかなか通らない人がいるもので、極端なことをいうと食糧備蓄など必要ないという人もいます。

また、どうせ人間一度は死ぬのだからなるようになるさという人もいます。

これらの人は本当に事が起きた際には一番慌てふためき、泣き叫ぶことになると思います。

飢えに関しては、私自身経験したことがありませんが、過去の文献に残されたものもあり、そこから当時の悲惨な状況を知ることもできます。

さっきまで一緒にいた友達や家族の亡骸を踏みつけてでも生き延びなければならない状況があったわけで、それらの状況は想像するしかないのですが、恐ろしくて震えてしまいます。

そして思い起こせば小学校の頃に読んでいた週刊少年サンデーというものがあったのですが、私はそこに連載されていた、楳図かずおさんの「漂流教室」からかなりの影響を受けていると思います。そのストーリの中で、飢えに苦しんだ主人公が人を食べるというシーンがあって、それに強烈なショックを受けたことも影響していると思います。

今の日本において、食糧危機に陥るパターンはひとつではありません。

例えば、食糧は売っているのに自分自身が経済的に困窮していたら、買いたくても買えないということが起きますよね。

これは立派な食糧危機です。

今後はまだまだあらゆるものやサービスの価格が高騰します。

そうなった時に買えないというのは、ないのと同じではないでしょうか。

だから今までの動画でも経済的に困窮している人こそ食糧備蓄をしなくてはならないと一貫して話してきました。どんどん値上がりがする中で、今この瞬間が最安値ということですからすぐ行動しなくてはならないのです。

他には日本に住んでいる以上自然災害によってでも食糧危機に遭遇することになります。

南海トラフ地震や、首都直下型地震クラスが起きた時には、道路は寸断され政府による食糧手配などはあてにはできません。

その被害のシミュレーションを政府が主導して発表しているにも関わらず、政府の備蓄米は全国民に対して1ヶ月も持ちません。

その時には外国からの支援を待つという選択しかないのでしょうか。

また、今現在の世界情勢は非常に緊迫しており、あらゆるものを輸入に頼っている日本は、野菜を育てるのに必要な肥料の100%を輸入に頼っており、牛や豚、鶏の飼料に関してもほぼ100%輸入に頼っていますので、食糧自給はできていないのが現状です。

日本政府に国民の命を守るという基本姿勢が皆無だからです。

関係省庁の中には、真面目で優れた方がいるかと思いますが、優れた人ほど危機感を募らせていると思います。

少し長くなりましたが、食糧備蓄をするために必要なマインド設定をお話ししました。

どんな状況になっても1年間食いつないで生き延びるという準備が必要ということです。

2のなにを準備したら良いかということに関してですが、人間が生きていく上で5大栄養素というものが必要だということを聞いた事があると思います。

なにが欠けてもいけないのですが、特に米、パスタなどに代表される炭水化物は体を動かすエネルギーになるものなので、これが不足すると飢えに苦しむことになります。

普段おかずとして食べているものの中にはビタミン、ミネラル、脂肪、食物繊維が入っており、非常時に普段通りには食べられませんが、保存食を備蓄することでなんとか摂取は可能でしょう。

これらを準備することが食糧備蓄ということになり、どんな形で備蓄するかというのを決めていく必要があります。

私は主食としてのコメは玄米を中心に精米、そして水の入手に困難な状況を想定して無洗米も準備しています。

現在の備蓄量は2年分でさらに毎月増強中です。

パスタは週一回食べることを想定し、3年分ほど用意できています。

他には乾麺としてのうどん、そば、そうめんがあります。

おかずとしては、レトルトパック食品で定番のカレー、そして親子丼、中華丼、麻婆丼、ビーフシチューに各種パスタソースを準備しています。

缶詰は実質的に賞味期限はないので、おかずの主力として備蓄しています。

定番のサバに焼き鳥、マグロフレーク、シーチキン、完熟トマト、うずらの卵、パスタソース、フルーツ関係、あずきなどで1000個ほどあります。

さて最後の3は量についてとなりますが、今現在まったく食糧備蓄をしていない、または経済的に一氣には準備できないという方には、まずは1週間分を用意するというのが得策だと思います。そして次の1週間も備蓄していくということを繰り返して強化していくのです。

私も決して経済的にゆとりがあるわけではないので、1年ほどかけて毎月準備を進めてきましたし、これからも増強していきます。

必要な食事量というのは人それぞれですので、まずは自分がどのくらいの量を食べているのかを知る必要があります。

それさえわかればあとは回数分、日数分を計算すればいいだけであり、金額も明らかになります。

コメで言えば、健康な方の1食あたりのごはんの量の目安は、成人女性でおよそ165グラムから235グラム、成人男性では235グラムから265グラムほどです。

パスタで言えば一人100gで計算すればよいと思います。

次に1週間分の流れを考えます。

この表は、私の備蓄計画と進捗管理に使用しているものなのですが、我が家は大人三人暮らしとなっており、朝は食べたり食べなかったりなので、主に昼と夜の食事の流れを意識しています。

1週間の献立を決めるルールは

1)朝は前日の残りを食べるようにする

2)毎日米を食べる

3)残りをスパゲティ、そば、うどん、ラーメン、リゾットなどを週一で食べる

4)おかずである缶詰は一人一食あたり一缶食べることを前提とする

そんな考え方で表のような献立を考えています。

そうやって備蓄に必要な量をみていくと、米は一回分の使用量は3人分で500グラム、それが1週間8回分で4キロになります。

缶詰は一回あたり3人分で3缶、それが1週間7回分で21缶。

このように計算していきます。

ご覧の表は表計算ソフトなのですが、別のシートにはそれぞれ購入するたびに在庫を増減していくようにしてあり、それらの集計結果が一覧表示されるようにしてあります。

そして、目標は2年間の備蓄なので、1年間は48週と考え、その目標に対しての達成率を%表示で確認できるようにしています。

つまり100%になっているところが1年間分あるということであり、2年間を目標とするなら200%になるように備蓄していけばよいということになります。

おかずのレパートリーとして表には数量表示していませんが、ふりかけはさまざまな種類を準備し、お茶漬けや炊き込みご飯の素、ちらし寿司の素など缶詰やレトルト食品だけでは寂しいのでバリエーションを考え工夫しています。

もちろん、味噌汁やコーンポタージュ、パンプキンスープ、中華スープなどのバリエーションも豊富になるよう意識しておりますし、お菓子ではチョコレートやカロリーメイトなども在庫を持っています。そして乾燥わかめやかつおぶし、乾物も備蓄には必要です。

あと、野菜が不足することは間違いありませんから、お湯で戻す野菜スープなども購入しています。これらは主食から優先に備蓄したので後回しになっておりこれから補充の強化をしていく感じです。

あと絶対大切なところなのですが、水の確保は重点項目です。

人は食べ物がなくても水さえあれば1週間は延命できるそうですが、水が切れたら即アウトということで、ペットボトルの水2リットルをケース買いしています。

量は、大人1日3リットル計算で3人分、3週間分備蓄しています。

そしてもし避難した場合には水は重たくて持っていけないということも考え一人一個ずつ浄水器を避難リュックに入れてあります。

これは川の水でもこのフィルターを通せば飲用できるという優れものということで購入しています。

川と言ってもその汚れ具合もあるのでなんとも言えませんが、商品レビューの動画をみるとそこそこの川の水なら飲む事ができるようです。

浄水能力は400リットルまで大丈夫な構造になっています。

コメント欄に寄せられる質問には、備蓄品を保管するスペースがないというのもありました。

確かに首都圏での住宅事情を考えると頭が痛いでしょうが、それでも備蓄しないと命取りになります。

ベッドを捨てて、缶詰の箱を積み重ねてその上で寝るくらいの氣合いが必要になると思います。

こればかりは、最優先に位置付けて知恵を絞るしかないでしょう。

私の場合は比較的高さのないテレビ台を撤去し、そこに幅1800、高さは天井まである棚を手作りしました。

そこに備蓄の70%は収納できていると思います。

いかがだったでしょうか。

食糧備蓄というのは、1週間先、一年先の食事を前倒しで購入しておくという考え方をすれば絶対無駄にはならないと思います。

それにこれだけ物価高が進むということはお金の価値もそれだけ急速に目減りしているわけであり、絶対無駄にならない食料品などの現物で持つ事が資産保全になるという視点も必要です。

いざとなったら現金を持っていてもどうにもならないのが食糧危機です。

もし、最悪の大不況がきて仕事を失ったとしても、1年間分の備蓄があればなんとか生き延びることはできます。

もちろん家賃などの問題は残りますが、命を繋ぐための大切なものをキープしておくことで安心感は出ると思います。

ただ、外出している時に地震などの自然災害に遭った場合は仕方ないと思うしかありません。

やれるだけやって初めて、なるようになる、という境地になれると思います。

今回はとにかく生き延びるということにフォーカスして食事に関して取り上げてみましたが、停電やガスが止まったらどうするのかなど、対策を考えたら尽きません。

でもこういった備蓄を考えることで普段当たり前にスイッチ入れれば電氣は点くし、ご飯も食べられる、お風呂も入る事ができるというのは、いかにありがたいかということに氣が付くと思います。

今私たちを襲っている試練、これからまだまだ降りかかる試練というのは、こういった原点回帰をしてすべてのことに感謝することを学ぶために起きていることなのかもしれません。

残念ながら一定数の人たちは、食糧備蓄などやる必要がないという考え方を持っていますが、こればかりは本人がそのように思っていることなのでどうしようもないし、自分で大変な経験をする必要があるのかもしれません。

毎日暑い日が続いており大変なのですが、今年の冬は寒波も予想されていますので、そちらも視野に入れながら対策していきましょう。

この動画が参考になったのでしたら、他のシリーズも動画で情報シェアーしたいと思います。また、こんなアイディアがあるというような情報もありましたら是非コメント欄にてシェアーしてください。

経済的に大変な方は真剣にどうしたら収入を増やせるかと考えてみてください。

人間は真剣に考え行動すれば、意外なところから突破口が見えてくるものです。

最悪なのは、何もせずに頭の中だけでモヤモヤして、堂々巡りするという状況を続けることです。

考えることは大切ですが、今すぐやれることを見つけて行動することがコツだと思います。

共にこの大変な試練を乗り越えて生き延びましょう。

最後までお付き合いありがとうございました。

以上で今回の話は終わりとしますが、

皆さんの応援が次の動画作成の力になりますので、いいねボタン、チャンネル登録、通知設定をオンにしていただけると嬉しいです。

また、コメント欄へのご意見、ご感想の書き込みもいただけたら励みになります。

最後までご視聴ありがとうございました。

好奇心TVでした。

Follow me!

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました