【タワマン節税】高層マンション優遇措置から一転 そのしわ寄せは庶民が被る可能性#241

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【編集後記】
タワマンという存在は特に今後多くの問題を作り出すと思っています。
私も賃貸で住んだことはありますが、都内においては非常に便が良く、見晴らしもいいし、さらにちょっとしたステータス感も感じられるので、それらを魅力に感じる人は多いと思います。

ところが!です。
今後これは正直ババ抜きになっていくと思っています。
すでに購入している人には氣の毒に思いますが、あくまでもご本人に経済力があって、今考えられるマイナス面をカバーできるのならなんら問題ないと思います。

問題は何も考えていない人です。
それも本人が決めたことだから周りがとやかくいうことではないのですが、老婆心です。

【以下、文字起こし】

みなさんこんにちは。好奇心TVです。

今回はタワマン住民にとっての悲報をお届けしたいと思います。

すでに報道を耳にしている方もいるかと思いますが、タワマンに住んでいる方の相続税の見直しがかけられることになり、早ければ2023年度中の施行が決まるとのことでタワマン所有者だけでなく、銀行、不動産業界、建築業界にまで激震が走っていると思われます。

しかし今回のことは寝耳に水というようなことではなく、伏線は2015年くらいからあったわけで、いよいよ実施されるというだけのことになります。

振り返れば2018年からタワマンの固定資産税の見直しがあって実質の増税になったケースも出てきていましたし、今回の相続税増税についても以前から伏線としてはあったにも関わらず、これらの情報を持たないまま購入した人はいないだろうとは思いますが、問題はそれらの変化点によって今後どのような影響があるかという検証が必要だということになります。

今回の事を受けタワマン購入を節税目的で検討している方だけでなく、資産を残そうとする方にも影響すると思われますが、詳細は有識者会議が終わらないと何とも言えない部分もあり、この税制改正によって不動産業界にマイナス要因として影響が出てくることは間違いないと思います。

厄介なのは、現在国民が直面している数々の痛みをよそに増税案ばかりを検討する政府の考え方というのは、一体日本をどのような国にしていくつもりなのかということです。

そのような観点から情報をシェアーすることが必要だと考え動画を作成しました。

ご視聴のみなさんがこの動画によって、改めてタワマンを所有するメリットとデメリットについて考えるきっかけとなり、そこからさらに情報を集めて知見が広がることにお役に立てればと思います。

ぜひ最後までご視聴ください。

このチャンネルでは、自分や家族の身を守るためにできることや、日本人がこれ以上騙されることがないようにするための情報を発信しています。

チャンネル登録がお済みでない方はぜひチャンネル登録をお願いします。

さて、今回のこの実質的な増税によってどのような影響が出てくるのでしょうか。

表面上では資産を持っている方の節税のメリットが消えたということだけのように映りますが、引き続きタワマンが相続税の節税の選択肢になることには変わらないという一面もあります。

今回の増税は、一定以上の資産を持っている方にはダメージは少ないと言える氣もするのですが、問題はそれ以外の普通の庶民にとってはデメリットが大きくなる可能性が出てきます。

その普通の庶民というものの定義が難しいのですが、そもそもタワマンに住んでいるというところから高所得層に入っているという見方もありますが、今のご時世、高額所得者の生活破綻も問題視されているので、逆風になってくるということも考えられるかもしれません。

少し余談になりますが、相続税に関しては、この税金などはない方がいいと言う方もいますが、私にしては珍しくこれは必要な税金だと思っています。

というのは、相続税がないと金持ちは目減りすることなく相続できますから、ますます経済的格差は広がるばかりになるからです。

庶民に相続するケースが起きたとしても、基礎控除というものがあって多くの場合相続税は少額、もしくはかからないパターンが多いのです。

そこに増税ということになったら話は別ですが、現状の税制は許せる範囲であると考えます。

話を戻しますと、そもそもの話ですが今回の相続税改正について触れておくと、現状ではマンションの場合、建物自体の相続税評価額というのは、床面積が同じであれば階数に関係なく同額になっています。

区分所有している敷地の評価額も、毎年公表される路線価を参考にして算出された敷地全体の評価額を戸数で割るため、総戸数が多いタワマンほど1戸あたりの評価額が低くなります。

国からすると税金の取りっぱぐれが起きているということになりますので、考えすぎかもしれませんが、今まで行われてきたタワマンへの税制優遇というのは今回の増税をするために富裕層をおびき寄せるために仕掛けた罠だったのかもしれません。

私の妄想はひとまず置いておいて、実際にはタワマンというのはご存知の通り高層階ほど高額になっていますから、相続税評価額と実勢価格との差が節税効果になってきました。

このような同じタワマン内で同じ床面積でありながら、その階数が違うだけで節税効果に不公平感があったことを是正するということらしいのですが、実際そこに住んでいる住民に不公平感があったかどうかはわかりません。

いずれにしましても相続税額を決める相続税評価額の見直しはされることは決定しました。

改正前と改正後の違いを知るのに国税庁の有識者会議で出された試算を紹介すると、

「東京都内、築9年、43階建てマンションの23階。実勢価格1億1900万円。相続人は子ども1人」のケースでは、現行の評価額は3720万円なのですが、相続税は3720万円から基礎控除3600万円を引いた額の10%で12万円となります。改正案では評価額が実勢価格の60%、7140万円となり、相続税は7140万円から基礎控除3600万円を引いた額の20%から、200万円を引いた508万円が相続税となります。

その差はなんと496万円の増額になるといいます。

これらの増額はそもそも資産を持った方にとっては特に痛みが無いかもしれませんが、問題は今後の国税庁の動きだと思います。

どういうことかといいいますと、今回は20階建て以上のタワマンが対象でしたが、それがその他のマンションにも適用される可能性はないとは言えず、むしろ最近の政府の動きを見ていると、とりあえず金持ちを対象にした相続税の増税を実現しておいて、横展開していくということを目論んでいる可能性があると思います。

実際に2018年に固定資産税の税制を変えてきましたよね。

これもタワマンに対しての増税でした。

そうなると、マンション離れが加速していき、結果として資産価値が落ちていくという可能性が出てくると専門家は見ているそうです。

わたしなどは、過去の動画でも取り上げているようにタワマンに住むことのリスクに警鐘を鳴らしている側ですので、今回のことでますますタワマン購入は勧められないと思ったのですが、今回の増税までの流れを見ると政府はやり方が汚いと改めて感じてしまいました。

というのは、さんざんマンションなどの集合住宅に対して税制優遇措置を施して購入者を増やしておきながら、ある程度したタイミングで増税を行うというのは、もしシナリオ通りだとしたら悪質です。

今回のタワマン相続税の改正によって節税のメリット、魅力が薄れるということを市場が判断し、手放す人たちが急増することで資産価値が下がり油断できない状態だと警告している専門家もいるほどですから、思ったより副作用が出てくるかもしれません。

今ネット上では、相続したビルなどの不動産の処理について相談が寄せられるケースが出ていますが、建物の経年劣化などをよく考慮して早めに売却した方がよいとアドバイスしているのを見かけるようになっています。

つまり築年数が経っている建物を所有し続ける経済的リスクは計り知れないというのが専門家の判断であり、早めに売却、言い換えれば早めに売り逃げした方がいいという判断があるそうです。

これらはビルに限らず中古マンションにも言えることで、終の棲家にと選択したマンションがトラブルだらけになったとしたら最悪です。

マンションなどの集合住宅が抱えるリスクについては、過去の動画でも触れましたが、様々なバックボーンを持った人たちが一つの建物の区分所有をするというわけですからトラブルが起きないわけがありません。

こういったトラブルは、一度起きると解決には数年かかるものが多いし、とくに大規模修繕に関わる問題について、不足する工事代金の徴収などは解決するのは困難かもしれません。最近では外国人による投資目的で所有しているケースも多いので、なにをやるにしても合意を得られることは不可能と言ってもいいという現実があります。

こういった含み損ならぬ含みリスクというものがあることを認識して選択しなければならないと考えます。

一戸建てがいいか、マンションがいいかはそれぞれの人生観や価値観が大きく関わるので一概にどちらがいいとは言えないのでしょうが、中古物件はもちろんのこと、新築物件を購入するにあたり、経済的リスクや災害などの安全性リスクを考慮に入れていないとしたら人生終盤にきて大きなトラブルと向き合うことになることを覚悟しなければならないでしょう。

いかがだったでしょうか。

今回取り上げたタワマンに対しての相続税が改正されるという情報を取り上げてみましたが、2018年に実施された、やはりタワマンを対象とした固定資産税の増税も含めた流れをどのように考えるかが大切だと思います。

仮に現在タワマンに住んでいないし、今後も住むつもりも予定もないとしても、経済的観点では自分は関係ないということは絶対ありませんので、どのようなマイナス的な作用が起きてくるかという視点で考える必要があると思います。

今日本で増加している住宅ローン破綻者の増加は、過去に起きた経済ショックの引き金になってきたことを考えると、何事も起きないことを祈るしかありませんが、情報を集めれば集めるほどこのままなにも起きないと考える方が無理筋だと思いますので、あらゆるリスクに対応した行動が求められると思います。

これからも自分や家族の身の安全を考えるのに必要だと思われる情報を発信していきますので、引き続きの応援をよろしくお願いいたします。

最後までお付き合いありがとうございました。

以上で今回の話は終わりとしますが、

皆さんの応援が次の動画作成の力になりますので、いいねボタン、チャンネル登録、通知設定をオンにしていただけると嬉しいです。

また、コメント欄へのご意見、ご感想の書き込みもいただけたら励みになります。

最後までご視聴ありがとうございました。

好奇心TVでした。

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