

【編集後記】
今までに電氣料金の値上げは何度あっただろうか。
具体的な値上げ金額を調べてみると数千円と大したことがないとほとんどの人が思うのでしょうが、世の中すべてのコストが上がっていくことの弊害は、電卓に表示されている金額以上に大きなダメージを経済に与えますが、そのことは間も無く嫌でも実感することになるでしょう。
それでもまだこの値上げは序の口だと予想されているわけですから、本当に日本はどうなってしまうのでしょうか。
必ず良い方向に向かっていると確信していますが、その過程で起きることの恐ろしさを今感じていますし、世の中には不安でたまらない人たちがいっぱいいることでしょう。
がんばって凌いでほしいと切に願います。
【以下、文字起こし】
みなさんこんにちは。好奇心TVです。
今回の動画は、つい先日5月15日に発表された電氣料金値上げについて触れてみたいと思います。
大手電力会社が規制料金という政府の承認がなければ価格変更できない部分において値上げを申請していました。
申請に基づき消費者庁、経済産業省が協議を行った結果、大手電力会社の申請内容では容認できないとして再検討するよう差し戻した件の結果が出たということです。
当初の値上げ率からは低く抑えられたかに見えており安心した人もいるかもしれません。そもそもそこが落とし所という茶番だったという見方もできますが、真相はわかりません。
ちなみに電氣料金の値上げというのは2021年9月から実施されていたということは、家計管理をしている主婦以外はあまり知られていなかったのではないでしょうか。例えばわずか1000円程度の値上げにピリピリする人は少なく氣付かなかっただけだと思いますが、ここ最近は可愛くない値上げに全国から悲鳴が上がっているという状況です。
それは値上げされた料金にさらに値上げが繰り返されているわけですから目立ってくるのは当然だと思います。
そこで今回の動画では、
1)今後家計を圧迫する電氣料金について
2)特に影響が出てくる生活費全般の出費増しについて
3)加速する日本経済崩壊の可能性についてをお送りしたいと思います。
これから起きることについては絶対というものはないと思いますが、今回取り上げる電氣料金の値上げが家計を圧迫するのは絶対起きることですし、企業の負担も大きくなります。その上で危険予測をして対策を練るということは、家計もそうですし、商売をしている個人や企業にとっても必要なことだと思います。
中にはなるようになるさと楽観的に考える人もいるでしょうが、それはそれでその人の考え方ですので良いとして、今の生活費から例えば、あと3万円の出費が増えることで生活基盤が揺らぐ方は真剣に対策しなければならないし、事業を行っている方は間違いなくコストアップに繋がりますので会社存続の問題になると思います。
この動画がそのような方向けに今後間違いなく訪れる不景氣対策を考えるきっかけになればと思います。ぜひ最後までご視聴ください。
このチャンネルでは、自分や家族の身を守るためにできることや、日本人がこれ以上騙されることがないようにするための情報を発信しています。
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さて、冒頭で言った通り大手電力会社が申請していた電氣料金値上げが承認されることになりました。
当初の値上げ率からすると大きく圧縮されたように見えますが、安心などできません。
ちなみに、2021年9月から電気料金の値上げが行われてきたわけですが、毎回このような申請をしていたのかというとそうではありません。
電氣料金の基本について簡単に触れておきますと、電氣料金には規制料金と自由料金があります。電力自由化によって、価格を自由に設定できる料金と、政府の承認が必要な規制料金というのがあって、勝手に値上げできない仕組みになっているということです。
ところが電力自由化によって消費者にとってはメリットが出るはずであったものが、世界情勢の急変でむしろ料金が上がってしまっているということが起きており、一方で市場変動の変化に対応が遅れる規制料金の場合、このままの規制料金では赤字が大きくなるばかりで値上げしてもらわないと困るということが起きていると考えれば良いと思います。
今回の大手電力会社の規制料金値上げ申請というのは、その背景には闇があると言われていますがそこは置いておいて、一般的に言われていることは、燃料費調整額という発電に必要な天然ガスの価格高騰の影響を受けて、値上がりは仕方なしということになっています。
消費者の多くがきついけど仕方なしということになっているのではないでしょうか。
確かに燃料費調整額というのは過去3ヶ月のコストから割り出しているので、天然ガスの調達コストが急激に上がった場合価格変動に反映しにくいということがあったと思います。
ところが今は天然ガスの価格が下がってきていますので、理屈から言えば電氣料金は下がるはずということになりますが、そうなってはいません。
おそらく今回の電氣料金の値上げは燃料費調整額を上げることができないということでの動きかもしれません。
それでもそれらの闇は今後暴かれていくことになるでしょうが、とりあえず現実として電氣料金の値上げは承認され実行されます。
その値上げ率は、電力会社によって差がありますし、実行段階で若干の変更があるかもしれませんが、今の現状以上に出費が増えることは間違いありません。
元々生活困窮になっていた家庭や、もうこれ以上無理という家庭にとって真剣に対策を考えなければならなくなったことは間違いありません。
ただ今現在は、政府の補助事業によって電氣料金、ガス料金、ガソリン価格が抑えられているように見えているだけで、この補助事業が2023年10月で終了することで本当の意味での負担増しが起きてきます。
なので今年の冬の寒さ対策には相当知恵を絞らなくてはならなくなりますが、その前に夏対策も考えなければならないので頭が痛いところです。
お隣の国では、大型ショッピングセンターなどで買い物するわけでもなく1日過ごすという光景が見られていましたが、日本の夏にもそのような動きは出てくることになるかもしれません。家にいるだけでお金がかかりますからね。
厄介なのは、今回の値上げで実際自分のところの電氣料金、ガス料金が一体どれくらいの値上げになるのかという数字が非常にわかりにくいところにあると思います。
今回の値上げ申請後の金額を見てもこれぐらいなら、と感じた方も多いのではないでしょうか。
ところが過去に起きていたことは、同じパターンで値上げ額を見て大したことないと思っていたのに実際請求額を見てびっくりしたのでしょう、SNS上で悲鳴が続出していましたよね。
今回も同じようなことが起きてくると思います。
今回の値上げには関係なかった部分の値上げです。
2023年4月から導入されているレベニューキャップ制度という従来の託送料金のことですが、実質的に上限がなくなる可能性が出てくるものなので私たちにとってはリスクになってくる請求項目となります。
こればかりは実際に請求書を見てみないとわからないということになるのでしょうが、私たちにとってより安くなる制度では決してないことは間違いありません。
そして、今回の電氣料金の値上げがさらに私たちを苦しめることになるのが食料品や日用品の価格上昇です。
すでに物価高に悲鳴を上げている方が多いと思いますが、さらに加速するという背景があります。
帝国データバンクからの情報ですが、企業に対しての電氣料金に対する実態アンケート結果です。
なんと、約6割の企業が電氣料金の高騰分を製品価格に反映できていないというのです。
つまり今後は製品価格に反映していくことは間違いなさそうです。
これからが物価高本番というところになります。
ちなみに2023年4月に行われたこのアンケートの結果は
1)電気料金の総額が1年前と比べて増加した企業の割合は9割超。料金の総額は1年前より平均で39.4%増加
2)電気料金の増加分を販売価格やサービス料金に、『全く価格転嫁できていない』企業が6割近くを占めた。一方、『多少なりとも価格転嫁できている』企業は4割超、「価格転嫁率」は14.9%にとどまる
3)2022年12月の前回調査と比べると、電気料金の総額が増加した企業の割合は7.0ポイント、料金変化率の平均は10.7ポイント増えた。「価格転嫁率」は5.0ポイント上昇
これらが企業側が置かれている状況となります。
なので今は企業側もライバル会社の値上げ状況をみながらの我慢比べが続いているだけと考えられます。
すでに佐川急便、ヤマト運輸、ゆうパックが約10%前後の値上げを表明しております。
物流は私たちの身の回りで関係していないものはないと言えるほど重要な部分となりますが、直接宅急便を送るということをしない限り、目には見えてこない部分ですが、確実に企業への負担が大きくなるので製品への価格転嫁は進むことになると思います。
私たち消費者にとってどのくらいの負担になってくるかというのは本当に見えにくいのですが、いつもの買い物で買い物籠の中身がこのくらいなら大体5000円くらいだな、ということを体験として掴んでいると思いますが、実際レジで合計金額を確認して驚くという感じの実感の仕方となると思います。
つまり起きてみて初めてわかるということだけに対策が遅れやすいのだと思います。
ではどうしていけば良いのかということですが、正直特効薬はありません。
選択肢は節約か収入を増やすということになります。
ほとんどの方が同じ境遇ですので、SNS上では手っ取り早く儲かる仕事、こんな簡単な作業で月50万円稼げるみたいな広告が出てくることになります。
困り果てた人を狙った倫理観のない詐欺的な話が横行しているし、被害も出ているということです。
間違っても手っ取り早く稼ぐ魔法のような方法に手を出してはいけません。
基本的に儲け話を他人に教えるということはありません。
自分がこっそりやって稼いでいればいいわけで、わざわざライバルを増やすことをするわけがないことは少し考えたらわかります。
節約に関しては、みなさんもすでに努力していることなのでこれ以上無理というのが実感かもしれませんよね。
だから残された道は電氣を使わないことという極端な話になってしまいますが、そのくらいの氣合いが必要になってくると思います。
このチャンネルでも節電についていくつかの動画を出しておりますのでそれらをみていただけたらと思いますが、ソーラーパネルとポータブル電源をうまく利用する方法は防災対策にもなり大切なことだと思いますので、ぜひ検討してみることをお勧めします。
概要欄にも関係グッズの参考リンクを貼っておりますのでご覧ください。
節電に関して我が家で最近試していることがあるので紹介すると、ソーラー充電機能がついたアウトドア向けのランプの使用は以前から利用しておりますが、それらに加え単4電池と単3電池を利用したセンサー付きライトを廊下やトイレ、玄関照明に使用しています。
その電池も百均のものを使用したりしていますが、百均のものはダメだという結論を出しています。これはあくまでも私個人の感想ですが百均の電池は電池寿命が短いような氣がしています。
そこでパナソニックの充電池を購入して実験中です。
2100回充電することができるもので、4個で1500円前後するのですが、充電一回あたりに換算すると1円未満で使用できるのでソーラー充電との併用で試しています。
ちなみに充電乾電池については、信頼のおけるメーカーのものを使用したほうがいいと思います。
というのは、私は中国ウォッチもしているのですが爆発事故が多すぎます。
日本に流通している充電池というのは中国製のものがほとんどなので今更と思われるかもしれませんが、まさにピンキリなので安いだけの製品に手を出すと数百円の違いで多大な被害を被るかもしれませんから氣をつけてください。
いかがだったでしょうか。
今回は審査中の電氣料金の値上げが決まったということで速報としてお送りしましたが、世界の情報を集めると経済危機、金融危機が迫ってきていることを感じています。
またそれらについても動画を作成しようと思っていますが、電氣料金の値上げなど比べ物にならないようなことが水面下で進行しており、表面化してきていますので備えなければならないと思います。
まずは警戒モードを上げるということでしょうか。
変に不安がるのではなく、覚悟を決めてマインド設定する必要があるということです。
今回の動画でもお伝えしておきますが、食糧備蓄はピッチを上げて進めてください。
私の生活圏のスーパーでは缶詰の品揃えが明らかに変わってきています。
分かりやすく言えば種類が減ってきています。
スーパーごとの販売戦略もあるのかもしれませんが、価格の上昇も顕著で品数が少なくなってきているということは、明らかに品切れの前兆です。
生き延びることさえできればきっといいことがあるはずです。
どうせいつかこの世からいなくなるからと諦めるのではなく、置かれている状況で最善を尽くすことが大事なことかと考えます。どう感じるかは個人の自由なので同じ価値観をお持ちの方は参考にしていただけたらと思います。
これからも情報発信を続けて行きますので、応援よろしくお願いいたします。
最後までお付き合いありがとうございました。
以上で今回の話は終わりとしますが、
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最後までご視聴ありがとうございました。
好奇心TVでした。