【中東情勢緊迫】加熱する中東情勢。ついに海峡封鎖が現実のものとなるのか?#319

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【編集後記】
フーシ派の強硬な態度はイスラエルとアメリカに対しての恨みの強さを感じます。
それは歴史を見ても深い溝があるわけで、平和的解決な絶対無理で、どどうしようもない状態になってきています。

今後、日本のシーレーンが危機的状態になる可能性がさらに高くなったと思いますが、私たちはできる限りの対策を考えて今すぐ必要な行動を実施していく必要があります。

この期に及んでまだスーパーなどで品切れがないというのは、それだけ事態を楽観視している、もしくはなんも関心を持っていない人が多いという何よりの証拠なのですが、それはなにかのきっかけでパニックになると一瞬にして均衡が破れて大変な事になるでしょう。

やれるだけのことはした上で世界情勢の成り行きを見守るというのが精神衛生上も正しい取り組みだと思います。

【以下、文字起こし】

みなさんこんにちは。好奇心TVです。

今回の動画は、緊張感がますます高まってきた中東情勢について情報をシェアーしていこうと思います。

12月12日にまたしてもフー部隊によるノルウェーのタンカーへの攻撃を行なうという事態が発生しました。

場所はやはりイエの国の西側にあるバベデブの海峡で起きました。

報道によるとフーシ派の報道官はテレビ放映された声明で、タンカーの乗組員が全ての警告を無視したためロケット砲で攻撃したと表明しました。

またイスの国がガザへの食料・医薬品の支援物資搬入を認めるまで、イスの国の港に向かう船舶の妨害を続けると述べたそうです。

これは実質的にイスの国側に対する海上封鎖とも取れる状況になったわけですが、いよいよ日本への影響も出てくることになりそうです。

今起きている中東での紛争について、私達日本人はあまりに知らないことが多すぎると思いますので、理解を深めるための動画を作成しようと思いました。

ぜひ最後までご視聴ください。

このチャンネルでは、自分や家族の身を守るためにできることや、日本人がこれ以上騙されることがないようにするための情報を発信しています。

チャンネル登録がお済みでない方はぜひチャンネル登録をお願いします。

さて、12月12日のフー部隊によるイスの国側のタンカーにロケット砲が撃ち込まれたという報道が出た時には、緊張感が走ったのではないでしょうか。

攻撃の後にフー部隊の報道官による声明は冒頭の通りなのですが、これは結構深刻なことになりそうです。

それはイスの国次第という内容のものであり、そのイスの国はかなりの強硬路線を貫いており、アメの国すらもやりすぎではないかという雰囲氣もあるくらいなので、フー部隊に言われてはい、わかりましたと攻撃の手を緩めるわけもないでしょう。

そうなると付近の海上は一氣に緊張状態が広がっていくとも考えられますから、ホルホルの海峡も実質的に封鎖の可能性が高くなってきます。

状況を整理してみると、この中東情勢において最悪はなにかというと、イスの国とイラの国による核の使用ということになり、世界大戦にまでなるということなのですが、さすがにそれはないと思います。

しかし日本にとって最悪な事態として起きるのは、やはりなんと言っても原油のほとんどと天然ガスの一部が輸入できないということではないでしょうか。

中東地域から原油と天然ガスが入らなくなった場合には、日本経済は大損害というようなレベルの話ではなくて終了してしまいます。

もちろん日本以外の国もエネルギー供給に支障が来たしたら大ダメージとなるわけですが、特に日本にフォーカスすると食糧危機に陥ります。

日本人の6割が餓死するという書籍の通りなっていくのではないでしょうか。

原油の輸入が滞ると国内の燃料が枯渇するので物流が麻痺するわけですから仕事どころでもなくなります。

政府が備蓄する原油がどれほどの期間もつのかわかりませんが、日本の安全保障に使う事が第一優先となるでしょうから、私たち庶民はかなりシビアな計画停電が実施されることは容易に想像できます。

ウとロの紛争でもそうですが、そんなに長引くはずがないと思われていたものが間もなく2年近くを経過しようとしていますよね。

イスの国とハマ部隊の衝突もすでに2ヶ月が経っており、収束する氣配は全くと言っていいほどない状態ですから、これも長引く事になります。

そして冒頭にお話ししたように最新の報道ではフー部隊がイスの国関係の船舶に対して攻撃すると宣言しているわけで、その地域がホルホルの海峡にも広がって危機状態になり、そして実質的な封鎖状態になる可能性が高くなってきました。

イスの国に関係した船舶に対して攻撃するということは日本に関係する船舶もその対象だということです。

なので今後は物流に支障をきたすことになるかもしれませんね。

ここでイスの国やアメの国がドンパチやっている相手というのは、なんとか部隊というものですよね。

決して国の名前が出てくることはありません。

そこについて少し補足しておきます。

今回の中東紛争において出てくる部隊名は、ハマ部隊、フー部隊、ヒズ部隊という名称だと思います。

今後シー部隊というのも耳にする事になるかもしれません。

これらの部隊が存在している経緯というものを話すと長くなるのでざっくりとかなり端折って説明しようと思います。

というのは、中東情勢を語るにはなかなか一筋縄では行かないところが多いのです。

スンニ派やシーア派など同じイスラムだとしてもややこしい歴史を抱えているので、地図上で相関図というものを用いて頭の中を整理していこうと思います。

まずよくメディアに出てくる国の位置関係はご覧の通りで、イスの国は周囲の敵対する国の面積からするとかなり小さい事がわかります。

ガザ地区はさらにその中の小さな部分を指しています。

まず、なんとか部隊の話をする前に国同士の関係を簡単に説明しますと、イラの国とイラのクの国は1980年から1988年まで戦争しています。

この戦争では多くの国が関わっていますが、アメの国にフォーカスするとアメの国がイラのクの国を支援していました。

ちなみにイラのクの国にはアラブ人が住み、母国語はアラビア語となっています。

そしてイラの国にはイラン人が住み、母国語はペルシャ語となっており、両国は歴史的にもややこしい背景と関係が続いています。

サウの国はイラの国と敵対関係にあり、我が国日本は、原油の中東依存率は94%となっているわけですが、ご覧の通り特にサウの国からの輸入が圧倒的に多い状況になっています。

そのサウの国はイラの国との間で2023年3月に奇跡的な事が起きて、イラの国との国交を正常化させる動きに出ています。

そしてサウの国はアメの国と同盟関係にあったものが、ここ最近になってブリックスへの加入も決め、イスの国とハマ部隊の紛争が始まってからはどちらかというとイスラム国家との足並みを揃え始めています。

そのサウの国はイエの国で起きている内紛に関与しており、その相手がフー部隊ということになります。

そのフー部隊はイラの国の支援を受けており、ある意味イラの国とサウの国の代理戦争をしている構図になっていました。

イラの国はイエの国のフー部隊、レバの国のヒズ部隊、ガザガザ地区のハマ部隊の支援を行っており、イスの国への攻撃にも深く関与していると言われています。

ここ数年ホルホルの海峡などでタンカーや貨物船を襲撃している武装組織はイラの国が深く関与していると認識しているものの、アメの国は直接イラの国への報復攻撃はしていません。

しかし、今現在は連日と言っていいほど、イラの国が支援するフー部隊による威嚇と攻撃に対して、アメの国の海軍はドローンを撃ち落としたりして船の航行を警備しているわけですが、まさに一触即発状態になっているというわけです。

イラの国が支援する武装組織のスローガンは過激であり、「アメの国に死を、イスの国に死を、ユで始まりヤで終わる教徒に呪いを、イスラムに勝利を」がフー部隊のスローガンになっています。

こんなことをスローガンにして結集し何年もその行動をしているわけですから、今まで大事に至らなかったことの方が不思議だと思います。

この中東地域の事情というのは本当に複雑で、そうなった背景はまだまだ語り尽くせないほどあるのです。

今年に入って特にイラの国が強氣に出ているのには濃縮ウランの生産が始まっているということもあると言われていますが、私たちが想像する以上にアメの国への反骨精神が旺盛で血の氣も多いので、今後の動向が非常に氣がかりになるというわけです。

こうして中東の情勢を説明しようと動画のシナリオを書いていても複雑すぎてまとめることが非常に大変です。

間違いないのは、この中東地域の国々がイスの国とハグして仲直りするということは絶対ないわけで、私が過去の動画でも言ってきている通り、今年の中東情勢はいつもと違うと思うから余計に心配事となっています。

ホルホルの海峡でタンカーが襲われるというのは今年が特別ではないのです。

調べてみるとわかりますが、2000年に入ってからもずっと発生しているのです。

ただ、ここ数年のアメの国の凋落ぶりはひどくて、覇権国家としての統率力もない状態になっており、今までとんでもないほどの強引な方法でアメの国に従わせてきたという積年の恨みが中東にはあり、それが一斉に吹き出してきているようにも見えるのです。

それがブリックス経済圏の台頭であり、中東のイスラム国家同士の結束に繋がっているのではないかと思います。

もちろんブリックス加盟国同士にも問題がありますが、敵の敵は味方状態でどんどんその勢力を広げてきているように感じます。

そうなると日本の立ち位置というのはかなり危険なものになってきており、この難しい局面で日本のあの男が代表ですから頭が痛いわけです。

もう政府がなにかしてくれるということを計算に入れては足元をすくわれますから、まずは自分や家族の身を守る事に集中しなくてはいけません。

重要なので繰り返しますが、今の中東の紛争は長引く可能性があります。

そうなったときに日本への原油や天然ガスの供給に悪影響が出ます。

まったく輸入できなくなるということも視野に入れながら、原油の価格高騰が起き始めると家計を直撃することは当たり前で、あらゆる物資が値上げ、もしくは品不足になります。

あらゆるものが、です。

ただ今現在はこんな状況でも原油価格が下がっているというのは、これはまた違う理由が作用しています。

サウの国などが原油の生産を減少させても原油価格が上がらないのは、それだけ世界中が不景氣でエネルギーの使用が減っているという証です。

ニーズが落ちているから上がらないのです。

それはそれでまた恐ろしいことが進行しているわけですが、私たちが生き延びることを考えた時に食糧不足が起きるストーリーは中東問題だけではないということになります。

なのでここは食糧備蓄、日用品の備蓄、水の確保、寒さ対策は急ピッチで行う必要があります。

なにもおこらなかったらそれはそれでいいではないですか。

なにが起きてもおかしくないというこの状況で、大丈夫だろうという発想をしていたら命をかけた博打をしているのと同じです。

いかがだったでしょうか。

中東情勢は私たちが考えている以上に複雑です。

今この瞬間に生きている中東地域の人たちは平和を経験したことがないというくらい大変な毎日を送って生きているのです。

その点日本人は平和ボケという言葉がぴったりの状態です。

本当に平和な状態ならそれでもいいのですが、危機が迫っているのになにも考えない、なにも感じないという状況に唖然としますが、それが現状なのです。

今危機感を感じている方はむしろ正常なのですが、圧倒的少数派であるばかりに変な人扱いされていることでしょう。

そんなことには氣にせず、感じたままに揺るぎない氣持ちですべきことをしていきましょう。

世の中はよくなる方向に動いていることは間違いありませんので、不安で心をいっぱいにするのではなく、今起きている事について情報を集めて真実を探り、自分なりの考えを持って欲しいと思います。不安に駆られ、時代に翻弄されているというのではなく、歴史の生き証人になって観察しているくらいの氣持ちでいいと思います。

ともに生き延びていきましょう。

最後までお付き合いありがとうございました。

以上で今回の話は終わりとしますが、

皆さんの応援が次の動画作成の力になりますので、いいねボタン、チャンネル登録、通知設定をオンにしていただけると嬉しいです。

また、コメント欄へのご意見、ご感想の書き込みもいただけたら励みになります。

最後までご視聴ありがとうございました。

好奇心TVでした。

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