【経済格差】生活困窮者が増える仕組みは日本人全員に影響がある#311

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【編集後記】
今現在、複数枚のクレジットカードを使用し、尚且つリボ払いに変更して限度額まで達してしまったという人が結構いるという氣配がしています。

国民生活センターの相談実例をざっと目を通すとそれを感じます。
決して政府が公表している統計では出てこないことです。

それはそれでありがたいのですが、今の時代はものすごく良くも悪くも展開が早いので統計を取って集計しているのでは遅すぎるということになっていると思います。

だから人間本来が持っている感性をフル稼働させてなにが起きているのかを察知しなくてはいけないと思います。
今後の物価高でバンザイする人が結構出ることが予想されるし、外食産業などはかなり閉店ということになると思います。

理由は簡単で庶民が節約するからです。
生き残るお店とは、常連客の属性が電氣代が仮に3倍になってもびくともしないような人たちを抱えている店舗、企業だけだと思われます。

当然その歪みは私たちの努める会社にも悪影響が出てきます。
備えなければいけませんね。

【以下、文字起こし】

みなさんこんにちは。好奇心TVです。

今回の動画は、今国民生活センターに寄せられる多重債務の相談件数が増加しているという件について、情報をシェアしていこうと思います。

多重債務とは、複数箇所から借金をしている状態をいうのですが、その借金というのは例外なく利子が高く、どう考えても返済できるわけがないという状態になりがちです。

問題が深刻であるのは、特にギャンブルなどで浪費しているわけではなくて、不足する生活費のために借金がかさんでいるというところだと思います。

今現在の日本人の貧困化というのは、単純に年収が低いからというだけではなくて、世帯年収が1000万円ある家庭でも生活困窮になってきているということで、結構痛い状況になってきているようです。

その傾向は、現在の世界情勢を考えると物価高騰の煽りを受けて、今後はまだまだ続くと予想されており、そのすそ野は確実に広がりつつあり深刻な状況になると予想されています。

こういった状況は決して他人事ではなく、住宅ローンの滞納や家賃滞納に繋がる話でもあり、最悪は家族もろともホームレスというような海外で起きていることが日本でも起きてくる可能性のある話となりますので、ぜひ最後までご視聴ください。

このチャンネルでは、自分や家族の身を守るためにできることや、日本人がこれ以上騙されることがないようにするための情報を発信しています。

チャンネル登録がお済みでない方はぜひチャンネル登録をお願いします。

さて、このチャンネルでは私たち庶民を襲う物価高について取り上げた動画は結構な本数がありますが、真面目に働いていても生活困窮者に陥る話を取り上げたりしてきました。

つい数日前に、ふと国民生活センターのホームページをみた時に、多重債務で困っている方の相談件数が急増しているということを知り動画を作ろうと思いました。2023年5月のデータは前年同月比で10%以上の増加をしています。

今回のテーマは私自身もビジネスでどん底を経験したことがあるだけに、今現在リアルに経済苦で苦しんでいる方々の状況はよく理解できます。

という言い方をするとまるで今は経済的危機から抜け出したみたいな印象を与えてしまいますが、今も脱出するために休みなく必死で働いている最中です。

冒頭でも触れましたが、今現在の日本が特に深刻なのは、真面目に働いていても家を失う人が多くなってきているということです。

その原因は国の政策の悪さからきていると思います。

というのは、労働というものについて今現在の日本では働き方改革という政策が取られていますが、労働時間に制約が課せられるため働きたくても働けないという無茶苦茶な政策だと私は思います。

その狙いは、厚生労働省によると、働き方改革とは、働く人がそれぞれの事情に応じた多様で柔軟な働き方を自分で選択できるようになるための改革のことだそうです。

お題目は立派ですが、生活に追われている人たちの実態を知らずに机上の理論だけで推し進められても現実との乖離が増すばかりだと思うわけです。

それらのことは、別の動画で触れていますのでぜひご視聴いただきたいのですが、今回取り上げる生活困窮者が増えるしくみというのは、知らず知らずに負のスパイラルに陥ってしまうという厄介なものです。

まさに蟻地獄で、抜け出そうとしても足元がとられてずり落ちていくというイメージです。

別の表現で言えば下りのエスカレーターを登っていく感じといえば伝わるでしょうか。

足を止めた途端下がっていくという状況で、逆に上りのエスカレーターに乗っかっているだけで収入や資産が増えている人もいます。

私の動画でも生活困窮者というワードを結構使ってきましたが、その定義というものを調べると専門用語が多すぎて頭が痛くなってきます。

政府は定期的に国民の生活状況を調査し、その集計結果を公表しているわけですが、その内容を理解しようにもいろいろな専門用語があって難しいのです。

政府系資料でよく見られる用語としては、相対的貧困、絶対的貧困、等価可処分所得などがよく出てきており、その名称からなんとなくどんなものか想像はできますが、その用語の定義を見ると頭が痛くなります。

たとえば等価可処分所得というものの説明をみると、可処分所得を世帯人数の平方根で割ったものというように書かれていても普通は理解に苦しみますよね。

統計を集計する方のご苦労もわかりますが、現実の社会で起きている問題を正確に反映するには限界があるのではないかと思います。

そして統計は、なにを控除して、なにを反映させるかで全く違った結果になるというのはよく言われていることです。

今回は難しい用語の説明とか制度の説明は、専門家の方の動画を見ていただくこととして割愛させていただきます。

結果だけ言うと、厚生労働省が2023年7月4日に公開した「2022年(令和4年) 国民生活基礎調査」で、2021年の相対的貧困率が15.4%と示され、日本の子どもの貧困率は11.5%、ひとり親世帯の貧困率は44.5%、そして日本全体は15.4%ということで、いずれも2018年のデータからは改善しているということらしいです。わかりやすい言い方に変えれば国民全体では6.5人に1人が貧困、子どもは8.7人に1人が貧困であるのに対して、ひとり親家庭の2人に1人が貧困ということで日本人の貧困は明らかに進行していると思います。

聞いた話によると給食費を払わない、払えない家庭が増えているといいます。

日本で起きている貧困というのは見た目にはなんら問題ないように見えるため発見しづらいと言われています。

今回テーマにしている生活困窮者が抜け出せない負のスパイラルについてフォーカスすると、電氣代やガス代、そして水道代までが値上がりし、食料品やサービス料金まであらゆるものの値段が上がっている中で、経済的に余裕がない人たちはどうやって凌いでいるかなのですが、これは昔から変わらない消費者金融の利用だと思います。

消費者金融というのは、昔はサラ金と呼ばれていたような記憶があり、あまり関わってはいけないイメージのものでしたが、イメージアップ戦略が功を奏しているのか、氣軽に利用し始める人が増えているという印象があります。

消費者金融というと有名なのは、アコム、アイフル、プロミスというところだと思いますが、その利用者数というのは意外にも最近は減少傾向にあるということが統計上からわかります。

それはどうやら2006年に改正貸金業法が成立し、2010年に完全施行されてからは、消費者金融の利用者数が減りました。

それは多重債務者の増加を防ぐために法改正されたことで、借りたくても借りられる上限金額が抑えられたため利用者数が減ったという結果になっているようです。

審査落ちの方が多くなっているという意味でしょう。

これは意外だったのではないでしょうか。

そして、これは多重債務をする人の数を減らす効果としては一定の効果があったのでしょうか、自己破産件数も連動して多少の増減はありますが、一時期と比べると減っているという結果になっています。

消費者金融からお金を借りると言う人はどんな人かと言うと、普通に銀行から借りられない人ということになりますから、金利はかなり高くなっており18%前後だと思います。

経済的優位に立っている方というのは、社会的な信用度も高いとされており、仮にお金を借りてもかなりの低金利で借りることができています。

ところが、例えば今の日本でその割合が増えてきている非正規雇用者の方々は、借金をするにも低金利で借りられる銀行系の金融機関からの信用度が低いのか、なかなか借金をすることができません。

恥ずかしい話ですが、少なくとも私は普通に銀行に融資を申し込んで落ちるということを何度か経験しています。

そういった場合に、似たような状況に置かれた人たちがたどり着くところが、消費者金融ということになるのだと思います。

先ほど挙げた消費者金融の中でアイフルのホームページに出ている返済シミュレーションを実行してみるとご覧の通りになります。

利用金額は50万円、金利は18%、支払い回数は48回で設定すると、月々の支払い金額は15000円ということになります。

支払い総額は698279円、利子総額は198279円ということで、4年間借りると利子はなんと約40%弱も払うことになります。

当然と言えば当然なのですが、そもそも経済的に問題がある人が借りているわけで、この金利ではおそらくなかなか完済できないと思われます。

というのは、月々15000円ということなのですが、その内訳を見ると元金が7358円で金利分が7642円になっています。

これでは元金が減っていくには時間がかかりますし、そもそも経済的に困窮して借りたわけですからますますキツくなると思います。

ある程度払って減ったと思ったらまた限度額まで借りてしまう、ということを繰り返すことになるので完済への道は遠のくばかりということになります。

しかし、ここは誤解がないようにして欲しいのですが、どんなに高い金利でも銀行も貸してくれない、身内もだめ、カードは限度額までリボ払いがあってそれ以上は利用できないとなったときに助けてもらったということは忘れてはならないと思います。

金利の高さは承知の上で借りたわけですからね。

ただこういった経済的弱者ほど高い金利でお金を工面しなくてはならないわけですから、状況はなかなか改善しないと思います。

ここを抜け出すのは結構大変だと思います。

前にも動画で触れたことがあると思いますが、ここから抜け出すのは徹底して現金主義になることと、どうしてもカードを使うならデビットカードですね。

これは引き落とし口座に現金が入ってないと使えないので現金払いと同じです。

そして余剰金をどんどん返済に回していくことです。

最初の半年はキツイですが、それをやらないと借金地獄からは抜け出せません。

ダブルワークしてもキツイなら体力が許す限りトリプルワークでもやるしかないでしょう。

体調を崩したら元も子もないのでそこは自己判断ですが、より収入を増やすことを考えて行動すると途中でなにか知恵が湧いてくるものです。

なにか一歩を踏み出さないとなにも変わらないことは間違いありません。

冒頭でも言いましたが、今後はまだまだ物価高の波は押し寄せてきます。

今この時点で、貯金をする余裕がないような経済状況にある方は、早めに対策を講じる必要があります。

そして今現実として状況が逼迫しているようでしたら、専門家への相談をお勧めします。

自治体や弁護士へ問い合わせればアドバイスがもらえるのではないでしょうか。

いかがだったでしょうか。

支払いが苦しい時に、お金の工面をするために走り回った挙句、融資を断られた時の絶望感はメンタル的に結構堪えます。

そんな時、ダメ元で融資の申し込みをした消費者金融でOKが出た時のうれしさというのは、本当に救われた、助かったという氣持ちになるものです。

しかし、深く関わってはいけない金融システムだと思います。

今まさにその渦中にある方は全力でこの蟻地獄システムからいかに抜け出すかを考えた方がいいと思います。

一時的にでも救ってくれたシステムですが、一歩間違えると大変なことになります。

そして今世界情勢はますます混沌としてきていますので、食糧備蓄や日用品の備蓄だけでなく、経済面の心配もしなくてはならないというのは、結構プレッシャーになると思いますが、がんばって試練を乗り越えていきましょう。

意外となんとかなるものです。

この動画が、貧困に向き合っている方にとっての励みになることを祈りつつ終えたいと思います。

最後までお付き合いありがとうございました。

以上で今回の話は終わりとしますが、

皆さんの応援が次の動画作成の力になりますので、いいねボタン、チャンネル登録、通知設定をオンにしていただけると嬉しいです。

また、コメント欄へのご意見、ご感想の書き込みもいただけたら励みになります。

最後までご視聴ありがとうございました。

好奇心TVでした。

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