

【編集後記】
ホルムズ海峡の封鎖やシーレーンに支障が出る事で日本は終わってしまいます。
その弊害はあらゆることに及び、自動車、船舶、飛行機が稼働することもできなくなり、今回取り上げる停電についても、発電の多くを石油や天然ガスに依存しているだけに恐ろしいことになります。
備蓄量も2ヶ月、3ヶ月もつのかどうかも不明です。
今回テーマにした水についても、水道が止まることも起きますし、なにより物流が麻痺しますから都市部に住む人が最初の犠牲者になるでしょう。
こうしてみるとタワマンなどの高層集合住宅に住んでいる人はありとあらゆる危機の対策をしなければ、大変なことになります。
何事もなく平和が訪れればいいのですが、残念ながらそんな氣配は一切感じられません。
このような状況を理解した人は、速やかに行動を起こすべきだと思います。
【以下、文字起こし】
みなさんこんにちは。好奇心TVです。
今回の動画は、前回に引き続き生き延びるための私の取り組みについての情報をシェアします。
特に人間に限らず植物や動物など、地球上にいる生物の全てが必要となってくる水についてです。
考えてみれば、私たちは生まれた時からスーパーやコンビニに行けばいつでも必要なものが手に入るという生活をしていますから、そうでなくなった時の事をイメージしようにも出来ないのは仕方のないことだと思います。
それでも阪神淡路地震や、東日本大震災など各地で起きた災害での経験者はいるわけで、その方たちというのはリアルに避難生活に困ったわけです。
その様な時に困ったことというのは無数にあるわけですが、水にフォーカスするとやはりかなり苦労したという話をききます。
今中東情勢の緊張によってホルムズ海峡の封鎖の確率が上がってきました。
この事態と水不足がどのように関係してくるのか、そのための基礎的な知識から、具体的な対策方法までを動画にしました。
私は水に関する専門家ではありませんので、ネットで調べれば誰でも手に入る内容となりますが、ご自身で調べてみると意外と時間がかかることがわかります。
そういった意味ではこの動画を観ることでその手間を省くことができると思いますし、動画の最後の方では我が家での取り組みについてもご紹介しますのでぜひ最後までご視聴ください。
このチャンネルでは、自分や家族の身を守るためにできることや、日本人がこれ以上騙されることがないようにするための情報を発信しています。
チャンネル登録がお済みでない方はぜひチャンネル登録をお願いします。
さて、みなさんは水の備蓄はどの程度しているでしょうか。
私の知り合いや身内などに確認してもせいぜい2リットルサイズのペットボトルを1ケース、6本程度くらいです。あまりたくさん買ってもローリングストックをするのが面倒だとか言っています。
これらの認識が非常に危険な状態であることは、知識がついてくると危険極まりないことがわかってくるでしょう。
一日に必要な水の量は一人3リットルと言われています。
ざっくり食事を作るのに必要な水分も含めてということで考えればいいのですが、だとしたら家族3人で1ヶ月の必要量というのは、一日分は9リットルということなので、1ヶ月30日は270リットル必要となります。
2リットルのペットボトルに換算すると135本で、6本入りケースで考えれば約23ケースということになります。
すごい量ですよね。
これらは地震対策として語られることの多い考え方でした。
地震による被害というのは局地的なことが多いので被害のない地域からの援助もあったりしますから、備蓄量は最低1週間とか2週間の準備をした方がいいということが言われています。
しかし、南海トラフ地震や首都直下型地震となると主要道路の損害が大規模になると予想され、交通インフラが麻痺することが予想されますので、もっと長めの備蓄が必要かもしれません。
ところが、今回想定するのは、日本全体に被害が及ぶという可能性についてその対策を考えます。もしかすると半年、一年単位で考えなければならないかもしれません。
考えすぎだと思いますでしょうか。
地震や台風の被害によって引き起こされる状況というのは、道路などのインフラの寸断がありますが、車で言えばガソリンや軽油がなくなることはあまり考えられません。
ところが、今懸念されていることとはホルムズ海峡の封鎖によって日本に石油のほとんど、天然ガスの3割ほどが輸入できなくなるという状況になってしまう可能性が出てきたということです。
もしそんなことになってしまったらどうなるかということですが、前回の動画で取り上げたように致命的な食糧危機に見舞われます。
輸入大国日本が抱えるリスクとしてずいぶん前から言われてきたことが現実化するかもしれないという状況です。
ホルムズ海峡の封鎖やシーレーンに問題があった時の何が致命的かというと、石油と天然ガスをエネルギーとして機能するすべてがマヒすることになります。
今回テーマにしている水で言えば、日本全国が停電になっている状況ですから水道局のほぼ全てと言っていいほどの機能が停止します。
家庭で蛇口をひねれば勢いよくでる水も電氣で動くポンプを使用しているからです。
大元からは高低差を利用した圧力に加えて、それだけでは足りない部分を加圧ポンプで押しているというイメージです。
集合住宅の屋上にタンクがあるところがありますが、そこまでは加圧ポンプが必要だと言うことです。
戸建でもその立地条件によっては加圧ポンプが使用されています。
これらが長引く停電によって止まります。
水道局では自家発電機を使用するという方法も準備されているとは思いますが、肝心の燃料が入ってこないという状況だと断水は時間の問題ということになるでしょうし、そもそもの浄水システムを稼働させるにも電氣が必要です。
そこで水の備蓄ということになるのですが、備蓄というとどうしても食糧のことを思い浮かべる人が多いと思います。
ところが実は食糧よりも水のほうが命の維持に欠かせないという事実を認識したほうがいいです。どちらも大切ですが特に、という意味です。
例えば、飲み水が足りている状態で食糧がなくなっても、個人差はありますが大体2週間は生き延びられるとのことですが、水は3日飲むことができなかった場合、ほとんどの人が命を落とすことになります。
人間の体の60%前後が水分です。
そして常に新陳代謝が繰り返されており、冒頭で言ったように1日に水は3リットル必要となるわけです。
料理用の水を含めなければ、体重1キロあたり約35ミリリットルの水が命を繋ぐ上では必要です。例えば体重50キロの人で約1.8リットルということです。
なので、どのくらいの期間を備蓄しなければならないかということについては、個人によって考え方が大きく変わると思います。
政府が言っているように、首都直下型地震や南海トラフ地震に備えて3日、できれば1週間備えてください、などという程度の危機管理意識では、今の混沌とした世界情勢によって起きるかもしれないリスクには対応しきれません。
かと言って食糧だけでなく水の備蓄となると保存スペースに限界があるかたもいるでしょう。
そういったことをコメント欄からも窺い知れますが、私の考え方はそれでも備蓄するということです。
無理だと言っても困るのは自分自身であり私ではありません。
スペースがなければ、そのためには捨てるものも出るでしょうし、なんなら水のペットボトルが入った段ボールをベッドにするとかやり方を考えるしかありません。
ということで水の備蓄に関して多くのかたが疑問に思うことを押さえておきますと、
1)ペットボトルの賞味期限とは
2)水は腐るのか
3)川の水は飲めるのか
についてお伝えしていきます。
1について、ペットボトルには賞味期限が表示されています。
備蓄用では5年保存が可能となっている製品もあります。
このことについて調べてびっくりしたのですが、通常のペットボトルで賞味期限が過ぎていても普通に飲めるという事実です。
2にも通じる話となりますが、通常水は無機質という物性を持っていて腐ることはないということに驚きです。
食品が腐るというのは、細菌などが食品のタンパク質を分解して変質するから起きることであって、逆に無菌状態であるなら腐らないということになります。
驚きですよね。
そういえば、缶詰も賞味期限の表示はあるものの、缶詰の本体に外傷がなければ半永久的に食べられるといいます。
海外ではヴィンテージ缶詰専門のレストランがあるほどですし、ちょっと調べればネットショップもいっぱいあります。
話を戻しますと、通常販売されているペットボトルも製品にするにあたり、熱消毒をしているので中身は細菌がいないと思っていいのだそうです。
ただペットボトルの素材がわずかながら空気を通すため、ほんの少しずつ水分が蒸発してしまい、長期間すると量が減る現象が出るそうで、その減る分を考えると2年程度の賞味期限を設定しているとのことです。
なるほど、そうなると水の備蓄で腰が引けてしまう賞味期限問題はなんとかクリヤーできますよね。
大きく賞味期限切れした水を飲用することに抵抗がある方は煮沸してから飲むとか、生活水に格下げするとかすれば無駄になりません。
災害用に缶入りの水も出ていますが、これは水分の蒸発もなく賞味期限など氣にせず長期保管できると判断してよいと思います。
さて3についてですが、家の中に大量の備蓄をしても避難を余儀なくされたらそれらを持って出ることは不可能となります。
出先で災害に遭った場合も同様です。
今回の動画の重要点になりますが、そういう時にみなさんはどのように考えていますでしょうか。
なんとかなる、ということでしょうか。
それも考え方のひとつとなりますが私には無理な発想です。
私は今できることがあるなら準備しておくというタイプであり、できるだけ命を運に任せたくありません。
なんとかなるというのは、起こりうる状況を想定して準備をした後にたどり着く境地だと思っています。
まず結論からすると、都市部に住んでいてそこに流れる川の水を飲むことはかなり危険です。
台所から出る洗剤混じりの水や、トイレの汚水も浄化されているとはいえ、人体にとっては有害なものが多数含まれているからです。
それらを飲用として使えないとは言えませんがそれなりの浄水能力を持った設備が必要となります。
ちなみに東京都の水道の半分は生活排水から浄水されたものです。
生活排水とはトイレの汚水や台所から流れ出る水のことです。
仮に田舎に住んでいる方、もしくは山奥に避難した場合でも川の水はそのまま飲んでは危険だということは特に大事です。
というのは、川周辺には多くの生き物が生息しており、糞尿もするし死骸もあるでしょう。
寄生虫を持った動物も少なからずいます。
そこからのおびただしい種類の細菌が川を流れています。
見た目には透明度が高くても危険です。
サバイバルをしている方に言わせると、川の流れから3メートルほど離れたところの石や土を堀り、滲み出てくる水は飲めると言っていました。
砂などで濾過されているということでしょう。
でもそういったワイルドな生活に慣れていないと下痢などの腹痛に苦しむことになると思います。
ではどうすればいいかですが、私は前の動画でも紹介したカタダインの携帯浄水器を家族分購入しています。
カタダインとは1928年にスイスで創業した浄水器の専門ブランドです。
世界中で愛用されており、世界各国の軍隊や公的機関でも採用実績があり、自然災害の現場で実際に人命救助に使われている信頼性の高い製品です。
スマトラ沖地震での復興や、赤十字がアフリカの水事情が悪いところで使用しているタフな製品なので信頼と実績で購入を決めました。
形状がペットボトル形状なので持ち運びしやすく、水を入れて出てくる水を飲むだけという手軽で安心なものとなっています。
携帯浄水器というのは各社色々出ていますが、どれも性能的には問題ないと思います。
私がこれを選択した理由というのは、他の製品に見られるようなボトル部分より先が長いということがないので、折れたりする可能性がないと思ったからです。
本体がプラスチックですから折れたら当然浄水機能は発揮できませんから、万が一のためです。
浄水能力は1000リットル可能ですので、経済面を計算してみると、
2リットルのペットボトル500本分ということになります。
金額は2リットルの水が80円くらいだとすると、トータル40000円分も浄水できるということになります。
ただ携帯用浄水器はあくまでも水がなければ意味がないので、ペットボトル入りの水の備蓄は絶対必要です。
さらに、このメーカーの製品を見ていて購入を検討しているのがこれです。
これは活性炭フィルターと銀配合のセラミックフィルターとの合わせ技で、風呂のため湯やトイレタンクの水、川の水まで浄水してしまう能力を持っています。
雨水は書いてありませんでしたが、イメージ図では化学物質も除去しますので可能だと思います。
雨水は偏西風によって運ばれるPM2.5も含まれており、飲用には適さないと言われていますが、これがあれば雨水も飲用に変えられます。
空中には本当に有害な物質が舞っていますので危険なのです。
隣の赤い国の空氣汚染は相当ひどいことになっており、それが偏西風に乗って日本にまでたどり着いていますから心強い品です。
浄水能力は50000リットルということで、先ほどと同じように経済面を検証すると、2リットルのペットボトルの水25000本分となります。
金額にして1本80円の水だとすると、なんと200万円分のペットボトルの水の購入に匹敵し、普通では飲めない水を飲用にする浄水能力があるということでこの金額は安いと思います。
家族3人が1日9リットルの水を使用するわけですが、そのすべてをこの浄水器で賄うとしたら、50000リットル割る9リットルだとなんと、5555日分の水を浄水できる計算になります。
年数にすると、365日で割って15年。
しかも家庭用水道に取り付けるアタッチメントも付いていると表記されていますので、普段使いもできるということになります。
到着が楽しみです。
この動画を作成している段階で、アマゾンには1点出品されていますが、納品に時間がかかるという表示があるので楽天市場がいいのではないでしょうか。
まとめると、
1)水の枯渇はたったの3日で命を落とします。
2)備蓄用の高価な水でなくても長期保存が可能です。
3)携帯浄水器は必須です。
ということになります。
ちなみに加湿器で発生した水を飲用にできるかという話ですが、やはり空中に存在する細菌や化学物質のことを考えると浄水器を併用するのが有効かと思います。
ただし、停電で除湿機が動いていないということも考えられるので手段の一つとして考えるのが現実的でしょうか。
先ほど紹介したカタダイン・コンビは化学物質も除去できますし、泥水を浄水した時に残るなんとなく嫌な匂いも取り除く能力があるということなので、ベランダや庭先に雨水を溜めておくというのはありだと思います。
いかがだったでしょうか。
食糧備蓄に引き続き水の備蓄に関しての動画を作成しながら、いろいろ情報を集める中で水のことについて多くを知ることができました。
たった3日摂取できないだけで命を落とすという大切なものなのに、知らないことばかりだったことに反省です。
やはり基本はペットボトルなどの水、現物を備蓄することが必要で、それだけでは足りなくなることを考えて携帯浄水器や本格的な浄水器を準備し、雨水や川の水を飲用に変えて飲める状況を作っておけば安心だと思いました。
浄水器の購入は、コストパフォーマンスが非常に優れていると思いますので検討材料になるのではないでしょうか。
停電のリスクはなにもエネルギー問題だけでなく、世界中でも日本でも多発してきているシステム障害によっても起きます。
原因は私たち庶民には明かされませんが、サイバー攻撃であると判断した方がよいです。
その上で考えられることをイメージして先手を打つことが、いざとなった時に右往左往せずにすむことかと思います。
万が一のことが起きた時には、ただでさえいろいろなことに神経使うのに水がない、食糧が足りない、トイレットペーパーがないと慌てても時すでに遅いですし、クタクタになり想定外のことに対応できなくなります。
どうせ必要なものなら、この物価高を考えると早めに準備することが懸命かと思います。
最後に日本国内で1年間に交通事故に遭う確率、交通事故を起こす確率は、2020年のデータによると、交通事故に遭う確率は約0.2%、交通事故を起こす確率は約0.4%です。
年間309178件もの交通事故が発生していて、約500人に1人が交通事故の被害者となり、約250人に1人が交通事故の加害者となっています。
これだけ低い確率でありますが、自分が加害者になったときは保険に入っていなければ経済的に大惨事になってしまいます。
事が事だけに掛け捨てでも高い保険料金を払っているのではないでしょうか。
今の世界情勢を知れば知るほど、交通事故の加害者になったり被害者になったりするよりも確率が高いと判断できると思います。
しかも備蓄保険は掛け捨てではありませんから。
随分長い動画になってしまいましたが、ご視聴のみなさんや大切な家族を守るためにこの動画をお役立ていただけたらと思います。
最後までお付き合いありがとうございました。
以上で今回の話は終わりとしますが、
皆さんの応援が次の動画作成の力になりますので、いいねボタン、チャンネル登録、通知設定をオンにしていただけると嬉しいです。
また、コメント欄へのご意見、ご感想の書き込みもいただけたら励みになります。
最後までご視聴ありがとうございました。
好奇心TVでした。