【日本の技術】世界のボールペンを支える日本の技術が凄すぎ!頑張れ日本#2-003

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【編集後記】
日本の企業は中小企業がほとんどであり、それをアメリカの経済学者などが無駄が多いなどと欠点ばかりを指摘しますが、100年以上の歴史を刻んでいる企業が一番多いのが日本なのです。
そして日本の企業が作り出す製品がなくては困る企業が世界中にはいっぱいいます。

そして日本は2600年以上も続く世界最古の国です。
それだけ続いている国の文化こそ優れているのであり、プライドを持った方がいい。
自虐史観からは脱却して、いかに日本文化が優れているのかを再認識する必要があると思います。

働き方改革など日本には必要がない!
寝食を忘れ仕事に全力で取り組んできた先人たちがいたからこそ、今回取り上げるボールペンのペン先に世界が真似のできない技術があるのです。

【以下、文字起こし】

みなさんこんにちは。好奇心TVです。

今回の動画では普段使っている文房具について、あまり知られていない情報をシェアしていこうと思います。

文房具の中でも特に取り上げたいのはボールペンについての話です。

みなさんは、日本の技術がないと世界のボールペンは成り立たないと言っても過言ではないという事実をご存じでしょうか。

今回は日本人として誇りに思えるような、ちょこっと日本自慢をしていきたいと思います。

このチャンネルでは、日本人であることに誇りを持てるような情報などを発信しています。

チャンネル登録がお済みでない方はぜひチャンネル登録をお願いします。

ボールペンと言えば誰でも数本お持ちのアイテムですが、よく聞くボールペンという呼び名は略称であることはあまり知られていません。

正式にはボールポイントペンと言いますガ、ざっくりとボールペンに纏わる歴史を紐解いておきます。

そもそもの誕生は、1884年にアメリカ人のジョン・ラウドがボールペンの元になるアイディアを出していましたが、インク漏れという難題を解決できずに頓挫しています。

このインク漏れをさせずにインクを滑らかに切れ目なく出し続けるというところに日本の技術が発揮されていることになります。

その後、ユダヤ系ハンガリー人のジャーナリスト、ラディスチオピロが世界初の近代的ボールペンを考案し、1938年にイギリスで特許を取得しています。

特許については1888年にジョン・ラウドによって特許を取りましたが、結局実用化されないまま特許の有効期限は切れてしまったということで、ボールペンの歴史としては文献に記載がされていなかったりしています。

実用に耐えるボールペンの開発は、1884年のジョン・ラウドによる発明から50年以上も経った1938年になって初めて実現します。

そして1943年に製品化され、日本人が初めて目にしたのは1945年ということで終戦の年ということになります。

そして国産ボールペンは、1949年にオート社が、初めて鉛筆形のボールペンを発売したのを皮切りに、2年後の1951年になって現在とほぼ同じような実用的なボールペンになり、一氣に国内に普及していったということになります。

今現在日本製ボールペンの世界でのシェアは広がってきており、アメリカ、中国、フランスへの輸出が急速に伸びています。

世界中でデジタル化が進み、ペーパーレスになっているにも関わらず需要が伸びているところが興味深いですね。

中国と言えば安く商品を作ることが強みであり、実際文房具の売上において世界一位の座を占めておりますが、意外にも日本からの輸入額が急激に伸びてきています。

この理由は品質にあるようで、中国製のボールペンは「半分くらい使ったら理由もなくインクが出なくなる」ということで、理由もなく、というところが面白いのですが、使い心地に問題があるようです。

それは書いているときに引っかかりを感じたり、インク溜まりやにじみが頻繁に発生してしまったり、中性ボールペンの耐水性が低いため、わずかな水滴が付いてもインクが流れてしまったりする問題が起きており、これらの問題は日本においては60年ほど前に起きていた現象ということで、技術がそれだけ遅れている証拠だと思います。

そんなわけで日本製ボールペンが中国に1億本も輸出されているだけでなく、なんと中国製ボールペンには日本のある部品がなくてはならない事情もあるのです。

その部品とはボールペンの品質を決めると言えるペン先にあります。

ボールペンというのはご覧の図の通り金属製のボールが転がって紙の上を滑る際にインクが滲み出て文字が書けるという構造になっています。

この金属製のボールの部分が日本製でないとダメだというから驚きです。

それは書いている時にはインクが出て、書いていない時にはインクが出ないという当たり前なことにも日本の技術がなくてはならないのです。

実はこのことは2016年に当時の李克強首相が「中国はボールペンのボールすら作れない」と発言したことで有名になった事実で、日本人も知らなかったことだったそうです。

李克強首相が発言したことに対して、ネット上では作れないのではない、そんな小さな部品など作っても儲からないからだという発言が見られたようですが、その辺りのマインドが、今の中国の凋落に繋がっているのだと思います。

その後、中国はこの問題に対して国内生産ができるよう技術革新していくとの目標を立てているようですが、半導体の自国生産やOS開発のように頓挫する可能性もあるかもしれません。

日本技術の世界に誇れる点はまだあります。

ボールペンというのは、そのまま置いておいてもインクが溢れることはありませんよね。

あまり意識したことはないかもしれませんが、書いている時には筆圧によって金属製のボールが押し上げられてインクが出るし、筆圧がかかっていない時にはインクがこぼれないようになっており、これらを実現するためには、あるスプリングが肝になっています。

このスプリングの国内シェアは70%、世界シェアが50%という企業が長野県諏訪市にある株式会社ミクロ発條という企業です。

このスプリングはペン先の中にあるので普段我々の目に触れることはないのですが、ボールペンの書き心地を左右する重要な部品の一つであり、この微細なバネを製造できるのは世界でも数社しかありません。

このスプリングがいかに小さいかは一円玉との比較でよくわかると思いますが、その細さは髪の毛とほぼ同じということですから驚きです。

こういった技術の根底には日本刀を作る際に必要な鍛造技術も脈々と受け継がれていたり日本の先人達の偉大さを知る事ができます。

こういった小さな部品にも開発している方、加工をしている方などのたゆまない努力、情熱が注ぎ込まれているわけですよね。

このような事実を知ることで何氣に使っていたボールペンにも感謝しながら使うことになるのではないでしょうか。

いかがだったでしょうか。

日本の製造業は凋落した、これからは中国の時代が来ると言われて久しいのですが、実はまったくそんなことはなく、日本の製造技術は今なお世界では欠かせないものになっており、特殊技術を持った企業は山ほどあります。

そのような事実を知った時に、同じ日本人として誇りに思えるのではないでしょうか。

これからの日本を担っていく若い世代の方々にはぜひ、日本の世界に誇れる技術、文化を再認識して欲しいと願いつつ動画を終わりたいと思います。

最後までご視聴ありがとうございました。

以上で今回の話は終わりとしますが、

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また、コメント欄へのご意見、ご感想の書き込みもいただけたら励みになります。

最後までご視聴ありがとうございました。

好奇心TVでした。

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