【食糧危機】製造業に大打撃。物価高で庶民は苦しみ、企業は売上減少で試練を迎える。#363

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【編集後記】
中東情勢やらウクライナ情勢だけでなく、GDP世界第一位と第二位の経済大国が国家存亡の危機に瀕しています。
本当に世界が混沌としてきている中、日本という国はとてもがんばっていると思います。
政治腐敗やマスコミが扱う情報などはどうしようもないくらい低次元になっているのですが、その中でもまともな人たちが確実に増えているというか、その存在を認識できるようになってきたと感じています。

しかし注意すべきは、中東情勢の悪影響によってEU諸国を襲い始めている物不足がますます深刻な状況になっていくと思われ、それは日本も無関係ではありません。
ホルムズ海峡危機による日本へのダメージは直撃で恐ろしいことなのですが、バベルマンデブ海峡の危機はEU圏を通して引き起こされる間接的な危機としての認識を持つことが重要だと思います。

物価がどんどん上がると同時に日用品や食糧の不足が叫ばれる前に行動することが大事です。

【以下、文字起こし】

みなさんこんにちは。好奇心TVです。

今回の動画は、中東情勢に目を向けてみようと思います。

フー部隊による船舶攻撃が止まるどころか、アメの国との衝突が激しさを増してきている事で、実質的にバベデブ海峡が封鎖に追い込まれ、スエズ運河航路を利用していた船舶はアフリカの西側を通る迂回路を利用せざるを得ない状態になっています。

このことによって物流クライシスと言われる物不足が製造業を襲うようになってきました。

製造業に限らず予定している品物が届かないという事は、企業が売上を作る事ができないということに直結し、品不足は物価高騰に直結するので消費者も大打撃を受けることになります。

スエズ運河ルートが使用できなくなることによって、今EU諸国を経済ショックが遅い始め、とんでもないことになりそうな状況になってきましたし、その影響は日本にも及ぶことにもなると思います。

今私たちにできることは限られていますが、慌てず落ち着いて優先順位を見極めて備えていかなければなりません。

ぜひ最後までご視聴いただき、ご自身が置かれている状況に合わせた対策を考えることにお役立てください。

このチャンネルでは、自分や家族の身を守るためにできることや、日本人がこれ以上騙されることがないようにするための情報を発信しています。

チャンネル登録がお済みでない方はぜひチャンネル登録をお願いします。

さて、中東情勢の混沌とした状況について、このチャンネルでも何回かに渡って取り上げてきたわけですが、事の重大さが誰の目にも理解できるようになってきたと思います。

特にフー部隊とアメの国との衝突は、未だ続いているというよりも激しさを増してきており、収束する氣配すら見られないところが不安材料となっています。

フー部隊は、イスの国によるガザガザ地区への攻撃を止めるまで船舶への攻撃は続けると言っておりますし、イスの国の首相は目的遂行のため強行姿勢を貫いています。

結果的にバベデブ海峡を通過する船舶は、危険回避のためアフリカの西側を経由するルートに切り替えており、その影響がどんどん出始めているというわけです。

バベデブ海峡の実質的な封鎖によってどれだけの貨物量が影響を受けたかというと、月によって流動的ですが、1月26日時点の推計で約362隻の船舶がルート変更したといいます。

それは12月中旬と比べて約70%も減少したというから驚きです。

そして運送コストは5倍にまで跳ね上がっています。

このコストアップを価格転嫁できない企業は淘汰されることになりますし、価格転嫁できたとしても高すぎる値段では消費者は買いません。

そうなると不要不急ではない商品を扱う企業というのは、経営基盤が揺らぐことにもなりそうです。

その結果EUの製造業に大ダメージを与え始めています。

これらのことは前の動画でも触れましたが、スズキ自動車のハンガリー工場も部品遅延のため生産停止をしています。

言ってみればありとあらゆる原材料不足によって、EU諸国の製造業が軒並み悪影響を受け始めるようになってきました。

通常製造業というのはある程度の原材料の在庫は確保してあるものの、それにも限界があります。

スズキ自動車などの製造業は、どちらかというと下請け企業が加工した部品の納入が遅延していることで組み立てラインの停止を余儀なくされているわけですが、加工部品の在庫はあまり持つことはせず、生産計画に基づいて必要な分を必要なタイミングで供給する生産システムになっているので、今回のような事が起きるとあっという間に生産計画が狂い出します。

一方で原材料を仕入れて加工するような製造業では、ある程度の原材料の在庫は確保しているので、多少の遅延はカバーできてきたというわけです。

それでも、手持ちの原材料の在庫の底が尽き始めている企業もで始めているといいます。

例えばネット上の情報では、ドイツの洗剤メーカーが中国から仕入れている原材料を50トン在庫として持っていましたが、物流の混乱によって遅延が生じており、在庫量は10トンにまで減ってしまっていると言います。

おそらく今月分の生産には足りないという事態になっているというのです。

こうして今後のEU諸国の中では物不足が一氣に進む事が予想されています。

物流に支障がきたすことによる影響はあらゆるセクターに及びます。

輸入業者も当然痛手を受けます。

今の中東情勢がどれだけ長引くかによって、企業の倒産ラッシュも当然ながら起きます。

それは考えてみればわかりますが、どんな理由であろうと製品を作って売る事ができないとか、製品を仕入れて売る事ができないというのは、売上減少という結果に繋がります。

しかし家賃や人件費などの固定費は、減ることはないどころか物不足による物価高によってさらに負担増しになることでしょう。

そうなれば経営に支障が出ることは明らかです。

まるで2020年に流行った病が、世界中の経済を破壊した悪夢のようなことが再び起きてもおかしくない状況になってきたというわけです。

これらのことは、日本に住む私たちにとってもまったく無関係ではなく、時間差で日本でも起きてくると予想されます。

なので今EU諸国で起きていることは日本に住む私たちにとって参考になることばかりです。

時間をかけて洗練され、効率化されてきた物流システムが一旦狂うとどのような悪影響が出るかを物語る情報も入ってきています。

バベデブ海峡からスエズ運河を通った荷物はイタリアの港で荷揚げされ、陸路でドイツなどEUの東側の国々に供給されてきたわけですが、アフリカの西側ルートに変更されたことで、そのままイギリス方面に回ってドイツの港で荷揚げされるというルートが定着され始めているそうです。

そうなるとコストアップも当然起きますし、港町として経済発展していたイタリアの街、企業が一氣に衰退してしまうということになります。

それはバイパス道路ができた途端、旧道沿いに店を構えていた企業の売上が一氣に落ち込み倒産してしまうということと似ていますよね。

今回取り上げているのはバベデブ海峡封鎖に伴う悪影響の話ですが、日本にとって大動脈となっているホルホル海峡はどうなるのでしょうか。

仮に完全封鎖を免れ、バベデブ海峡と同様に約70%の船舶が減少したとしたらどうなるのでしょうか。

それだけでも死活問題になると思います。

ホルホル海峡の封鎖の可能性については、様々な意見があることも承知しています。

もし封鎖になった時には、封鎖させた国やその同盟国にも悪影響が出るからあり得ないという意見もあります。

ではその可能性はゼロなのかというと、さすがにそこまでは言い切れていないようです。

このチャンネルのスタンスは、万が一、身の危険に晒されるような可能性があるのなら対策しておこうというものです。

論理的に考えてその可能性が低いというのは、理解できないわけではありませんが、ウとロの紛争勃発前に専門家たちはなにを言っていたでしょうか。

でも現実には侵攻は始まりましたし、すでに2年の月日が過ぎています。

一方で日本に住む私たちが置かれている状況というのは、地震などの自然災害大国であり、あらゆるものを輸入に頼っている生存能力が異常に低い国家になってしまっている、という認識が多くの人に欠けていると思います。

その上異常気象によって農作物の不作が世界的に起きる傾向にもなってきています。

今年の農産物の収穫にも危機感を募らせている専門家もいますから、そうなったら国家間での食糧争奪戦にもなることでしょう。

食糧安全保障について考えただけでも、食糧備蓄をしない選択はないと私は考え、こうして情報を発信していることになります。

そしてコメント欄には時折、いつも食糧備蓄が必要だと言っていますが、いつそのような状況になるのですかという質問がきます。

私の言葉が足りなかったのかもしれませんが、このチャンネルでは、食糧危機が来るという予想が当たった、外れたを言っているのではありません。

そしていたずらに不安を煽ることを目的として情報発信しているわけでもありません。

私たちはいつ食糧危機が起きてもおかしくない状況に置かれているということから、その最悪のことが起きても困らないように早めに対策しておくことが肝心だという情報を発信しています。

特に経済的に余裕がない方というのは、物不足になった時にはその過程で凄まじい値上げが起きることは避けられないわけで、そんなことになったら究極に困ることになります。

だからこそ早めに対策しなくてはならないと啓蒙しているということになります。

このような情報を発信していると、不安を煽るということを言う人がいますが、それは受け止め方の違いだと思います。

今まで大丈夫だったのだから、これからも大丈夫に違いないと思うのは正常性バイアスに陥った危険な状態だと氣が付いた方が身のためだと思います。

いずれにしても、自分で考えて自分で結論を出すしかないわけです。

そして自ら考えた結果の責任も取ることになるという理解も必要です。

しかし自分で考えると言っても、情報がなければ考えようがないわけですから、この動画が一つのきっかけになればいいし、他の関連情報を自分で深堀りして考察するのもいいのではないでしょうか。

いかがだったでしょうか。

今回はバベデブ海峡の実質的な封鎖によってEU諸国に表面化してきている悪影響について情報をシェアしました。

このスエズ運河ルートは日本にとって影響が少ないと言われていますが、決してそんなことはありません。

物資がなければ企業は販売機会を失い、売上という収益を上げることができなくなります。

日本だけがなんの影響も受けずに、今まで通り平和な生活ができるという考えだとしたら、危険な状況に追い込まれる確率が上がると思います。

もちろん、まったく影響を受けないくらいの資産をお持ちの方はなんということもなく凌げることでしょうが、そうでないと思う方はそれなりの対策が必要だと思います。

ただお金があってもどうしようもない想定外の出来事が起きてしまったらアウトとなります。

例えば、収入がなくなってもとりあえず食糧などの生活必需品が2年分あるというだけで安心感は格段に上がります。

そうすることでゆとりを持った生活ができるのではないでしょうか。

ぜひ今回の情報を参考にしていただき、ご視聴のみなさんがそれぞれ考えて決めていくことが大切だと思います。

この動画がそうした検証にお役立てできることを祈りながら終わりにしたいと思います。

最後までお付き合いありがとうございました。

以上で今回の話は終わりとしますが、

皆さんの応援が次の動画作成の力になりますので、いいねボタン、チャンネル登録、通知設定をオンにしていただけると嬉しいです。

また、コメント欄へのご意見、ご感想の書き込みもいただけたら励みになります。

最後までご視聴ありがとうございました。

好奇心TVでした。

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