

【編集後記】
米価格が2倍になるなんて驚きの報道がされましたが、多くに方が恐怖に駆られたのではないでしょうか。
その理由はどんなことであり、毎月の米代が2倍になるのですから慌てると思います。
しかも今年の新米が出るまでには3倍にまで上昇するのではないかと言われていますから尚更です。
しかしもっと憂慮しなければならないことは、本格的な食糧危機になる状況が差し迫ってきているということにあります。
日本がそのような状況に陥るというシナリオ、オプションは多々ありますが、どれも同時進行しているという事実があります。
多くの人がそのような事実を見ないようにしているのか、考えることができなくなってしまったのかわかりませんが、こうして人は選別されていく時代になっていくのでしょうか。
【以下、文字起こし】
みなさんこんにちは。好奇心TVです。
今回の動画は、今主要メディアが騒いでいる米価格の急騰について触れていきたいと思います。
日本人の主食である米の価格が高騰するということは、生活の基盤が狂ってくる人たちが大勢出てくることになります。
飲食店もそうですし、経済的弱者も同様です。
それにしてもなぜ急に米の価格が高騰したのでしょうか。
なんとなく主要メディアが騒いでいることに違和感を覚えてしまうのは私だけでしょうか。
確かに異常氣象が常態化してきていますから、農作物への悪影響は間違いなくあります。
そしてそれは、農作物の安定供給が難しくなっていくということを意味しており、世界的傾向でもあります。
ただ報道に煽られてまんまと高値掴みさせられ騙されるのもシャクに触りますし、かといって緊急度の高いことだったら後悔しきれないしで、実に悩ましいところです。
ということで今回は本当のところはどうなのかを探っていきたいと思います。
さらにはこの動画を最後まで観ることで、ご視聴のみなさんが予測困難な時代を生き抜くために必要なマインド設定をすることにお役立てできればと思います。
ぜひ最後までご視聴ください。
このチャンネルでは、自分や家族の身を守るためにできることや、日本人がこれ以上騙されることがないようにするための情報を発信しています。
チャンネル登録がお済みでない方はぜひチャンネル登録をお願いします。
さて、今米の高騰の件について主要メディアがこぞって報道しており不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
確かに令和5年度産の米が品薄になりつつある今、需要が上がれば価格は上がることは市場原理では当然のことになります。
どのくらい価格が高騰しているのかというと、秋田あきたこまちや新潟コシヒカリといった全国銘柄に限らず、一般的な産地銘柄も60キロで2万5000円を超えるような価格で取引されるものもあり、このまま行くと新米が出回るまでに60キロあたり3万円を超えるのではないかという声まで聞かれるようになったそうです。
私たちが現実に購入している10キロあたりで換算すると5000円ということになりますから、驚きの高さですよね。
しかもこれは小売価格ではありませんので、今後2倍とか3倍の価格まで高騰するのではないかと恐怖に駆られるのは自然のことだと思います。
そしてこんなに儲かるなら米の生産を増やそうかという農家もいれば、作り過ぎて価格暴落することを恐れて二の足を踏んでいる農家も出ており、現場においても難しい判断に迫られているそうです。
忘れてはならないのは、国の食糧安全保障を度外視した農業政策の弊害なのか、本来の目的なのかわかりませんが、農家の倒産も過去最高になっているので、日本の米生産能力は確実に落ちていく傾向にあるのではないかと思います。
では今回の米価格高騰はなぜ起きているのでしょうか。
このチャンネルでは、自分や家族の身を守るために必要な情報の一つとして食糧備蓄を強く勧めているわけですが、今回の米の値上がりは食糧危機の前触れなのでしょうか。
それとも他になにか理由があるのでしょうか。
仮に食糧危機の前触れとしての米価格の値上がりではなかったとしても、世界の大きな流れとしては食糧危機に向かっていると考えています。
しかし今回の米の値上がりによって急に食糧危機が起きるとは思いませんが、この価格高騰が来年も続く可能性はあります。
なので経済的に決して豊かではない方々にとっては、いつもの2倍米代がかかるというのはきついことだと思います。
ただし5月に作付けが終わった米が無事収穫できなければもっと深刻な話となります。
ややこしい言い方になったのでシンプルに言い直しますと、今回の米の高騰は決して食糧危機に繋がるものではありませんが、今年収穫予定の米の収穫次第ということになると思います。
一方で食糧や肥料、エネルギーのほとんどを輸入に頼っている日本においては、食糧危機に陥るリスクはどんどん高まっていると考えているので、食糧備蓄は数年分準備した方がいいと思います。
ただいつ終わるかわからない米の高騰は、限られた予算をやりくりして備蓄を進めている人にとってはキツイでしょうし、生活困窮者においては、購入できる食料が減ることから考えると、今現在は立派な食糧危機に陥っているということになります。
なので今パニックになって慌てて米を買い占めるとますます価格は上がってしまい、買うに買えないという深刻な問題に直面する人が発生してしまいます。
ではなぜ米の価格が上がっているのでしょうか。
主要メディアのネット配信を見ると、昨年の猛暑による不作とインバウンドの多さが原因だということを言っている局がありました。
しかし、農林水産省の発表で令和5年度の作況報告では例年並みということも言っていましたし、需給見込みの策定にはインバウンド需要の上昇も織り込み済みだったそうです。
それが正しい情報だとするとますます謎は深まるばかりで、いろいろ探ってみてもわかったことは、確かな根拠は専門家でも判断が難しいというのが現状です。
ただ、ある専門家が指摘していたことが非常にしっくりきたので引用しながらご紹介しますと、問題の本質は人為的なコメ政策であると言っています。
つまり政府は、コメの価格を上げるために供給面の対策として巨額の税金をつぎ込んで主食用米減らしを行い、令和5年度産では72万トンものコメを餌用に振り向け、政府備蓄米として20万トンを買い上げています。
さらにあれほど行わないと言っていたにも関わらず、いつの間にか過剰米対策も行うようになりました。
どういうことかというと、年間を通して安定供給ができるようにと、余ったコメを国が保管料を出して市中に出回らないよう隔離するということも行っているというのです。
本来なら今年10月までに出回るべき令和5年度産が11月以降に持ち越されるようになり、それによって需給ひっ迫、つまり品薄に拍車をかけていることになっています。
この結果、目論見通り以上にコメの価格が上がってしまったというわけです。
このような事情があるとは知りませんでしたが、納得のいく内容が紹介されていました。
しかし政府がこのような政策をする背景には、消費者の可処分所得の減少により、より安いものを購入するという誰も非難できないことが起きており、それによって米の価格が低下するということが起きてきたわけです。
中には低価格を実現するためにプラスチック米と呼ばれるものを混ぜたりする違法な手法や産地偽装なども起きていました。
しかし、今起きている米の人為的な値上がりによって引き起こされる副作用は消費者にとっては死活問題ですし、コメ加工食品業界にとっても原料の高騰は、伝統的な米菓、味噌、穀粉、清酒、焼酎などの製造を断念するという判断も出てくるから深刻です。
そしてここからが非常に重要なことですが、今回の米価格の急騰の原因ははっきりとしないながらも、理由の一つが政府の人為的な市場操作によるものだということを話してきました。
しかし日本はもちろんのこと世界中では、年々異常氣象による農作物の被害が大きくなってきています。
降るべきところに雨が降らず、降るはずもないところに大量の雨が降るということが当たり前に起きてきています。
水に関して言えば、パナマ運河の深刻な水不足が発生し、予定した通りの日数と予算で大型貨物船が通ることができなくなってきています。
それによって引き起こされていることは物価高です。
物流にフォーカスするならば、中東紛争によってスエズ運河とバブエルマンデブ海峡は大ダメージを受けており、ここ数日のイスラエルとハマスとの関係、ヒズボラとの関係を考えると、いつイランとの本格的な戦争が起きるかまったく予断を許さない状況になってきました。
そうなれば日本の生命線とも言えるホルムズ海峡の封鎖、もしくは貨物便が激減する可能性が充分あります。
日本のシーレーンが全滅という事態でなくても、例えば20%影響を受けただけでも壊滅的なダメージを日本人は受けることになると思います。
生死を分けるボーダーラインが20%なのか50%なのかわかりませんが、日本がいかに危機的状況にあるかは、おそらく痛い目に遭わないと実感できない人がほとんどでしょう。
個人的な理解としては、それは確実に起きると思っていますし、痛い目に遭うことはなるべくなら避けたいと考えています。
さらに言えば、南シナ海、台湾方面が抱える中国との武力衝突の可能性も日増しに高まってきました。
このチャンネルのセカンドチャンネルで配信している、好奇心TVニュースでは、頻繁に中国で起きていることを取り上げていますが、その理由は中国国内で起きていることは国家存亡の危機と言っても良いことであり、歴史的にみてそのような状況に置かれた時に国家の指導者が選択する手段は戦争だからです。
中国では数年前から愛国精神を煽るような政策をキャンペーンとも言えるような形でおこなっています。
まさにプロパガンダです。
その異常とも言える状況から、先日の靖国神社で起きた人間としての倫理観が欠けた恥ずべき事件も起きています。
これらは2023年10月に可決された愛国主義教育法の影響が多大にあると思います。
ここにきて中国政府は反日プロパガンダを強めてきています。
なぜそのようなことが起きているかを考えなければ危機的状況は見えてこないと思います。
とにかくなにかが動き始めていることは間違いなさそうです。
東シナ海におけるフィリピンと中国との軋轢は、これもセカンドチャンネルでお伝えしましたが、フィリピン側からレッドラインが中国に示されました。
もし中国海警局の横暴によってフィリピン側に死者が出た場合、戦争行為とみなしてそれ相応の報復をするというものです。
アメリカもその認識で同意しているという報道がありました。
もし東シナ海で武力衝突が起きた場合は、数日で終わるということはあり得ません。
そうした時に、あの海域は日本のシーレーンにとって重要なポイントです。
そこを通過する船舶の安全が保証されない場合は、どのようなダメージが起きるのか。
このような可能性は日増しに高まっていると考えた方がいいと思います。
日本人のほとんどがもはやなにも考えていない状態になってしまいました。
今までなにも起きてこないし、これからも大丈夫と考えているのでしょうか。
そういう面からも有事の際には、はっきりと生死を分けることになると感じています。
いかがだったでしょうか。
最近の米価格の高騰の話題から、日本が食糧安全保障の面で置かれている危機的な状況へと話を展開してきましたが、食糧危機に対する準備を疎かにすることなく着実に準備を進めた方がいいと思います。
注意しなければならないのは、今起きている価格高騰に対して、米がなくなるというパニックを起こす必要もないし、そんなことを拡散するとまた違った深刻な問題に発展してしまうので冷静に行動してほしいと思います。
ただ現実として、日々食べる主食の価格が2倍になったということは、限られた予算で購入できるものがいつもの半分になったということ自体が、立派な食糧危機が起きていると考えるべきだと思います。
だからこそこのチャンネルでは、経済的に余裕がない人ほど頭をフル回転させて家計をやりくりして、食糧備蓄をしたほうがいいと言ってきたことになります。
今現在は同じ量の米を先月の2倍のお金を払わなくては手に入らなくなったのです。
後半に話したような世界情勢になった時には、食糧品の価格高騰の次に起きることは品切れです。
最終的にどんなお金を積んでも買えなくなるという事態になります。
そのような事態に遭遇して初めて、お金とはいったいなんだったんだろうという厳然たる現実に向き合うことになります。
それは今、ガザ地区で飢えに苦しんでいる人たちの偽らざる本音だと思います。
ゴールドやシルバー、宝石などをいくら持っていても生き延びることはできません。
重要なことはバランスであり、これさえあればいいというものではありませんが、世界で起きていることについて、いろいろな考えを巡らせることは重要なことになるのではないでしょうか。
繰り返しますが、今年の秋に収穫される米が予定通りに実るかどうかはだれもわかりませんし、次々と農家が倒産している中で日本の食糧安全保障というのは崩壊しているようにしか考えられません。
みなさんはどのようにお考えになるのでしょうか。
どのように考えるかは各自の自由となりますが、守るべき人がいる人は、今一度自分の考え方でよいのか再検討する必要があるのではないかと思います。
この動画が、自分や家族の身の安全を考えるためのマインド設定の再確認にお役立てできればと思います。
最後までお付き合いありがとうございました。
以上で今回の話は終わりとしますが、
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最後までご視聴ありがとうございました。
好奇心TVでした。