編集後記
最初に食糧備蓄をスタートした時に、わたしもなにから手をつけたらいいのかかなり悩んだ記憶があります。
本当に色々とネットサーフィンして調べました。
一度しっかりとアウトラインを掴めば無駄にお金を使うことなく備蓄を始めることができると思います。
まさかアレルギーを持っていて普段から食べ物を制限されている立場にいる人で、食糧備蓄をしていないという人はいないと思いますが、もしいるとしたら特に早く準備をしなけばいけないと思いますし、都市部に住んでいる方もかなり危機的環境で生活しているという自意識を持った方がいいと思います。
物流の仕事に少しでも関わったことがある人なら、都内のスーパーに食料品や日用品などを配達する頻度を考えると、1日でも物流がストップしたらアウトになることがわかると思います。
一斉に売り場の商品棚から食糧が消えると思います。
商品棚の缶詰を見た時に考えてください。
食糧を買い占めようとする人が現れたら文字通り一瞬にして消え去ると思います。
都市部スーパーは倉庫スペースを限りなく最小限にとどめていますから、予期せぬ買い占め行動が起きた場合はあっという間に品切れです。
先日アメリカ大統領選でトランプが再選しましたが、2025年1月20日の就任式まで何が起きるかわからない状態です。
日本の生命線である中東地域もかなり危機的状況になっています。
日本は、本当に危機的な状況に置かれていることを今一度再確認する必要があるのではと強烈に思います。
以下、文字起こし
みなさんこんにちは。好奇心TVです。
今回の動画は、これから食糧備蓄を始めようとしている方、食糧備蓄はある程度必要と考えているがなにから始めて良いかわからないことで行動できない方を対象に動画を作成しています。
やみくもに食料品を購入することは、もしかしたら無駄なお金を使うことになる可能性がありますし、不安を抱えながら購入することは中途半端な状態で挫折してしまうかもしれません。
そして早急に食糧備蓄に取り組まなければならない理由も確認する必要もあります。
世界規模で進む異常氣象によって農作物の収穫量が激減したり、地政学的に紛争はますます過激になることで輸入相手国から石油や肥料などが届かなくなる可能性も高くなってきています。
必要なら24時間いつでもコンビニやスーパーに行けば食べ物が手に入るという日常から、意外とあっさり非日常になってしまうということを、輸入に依存する日本に住む以上理解しておかなければならない重要なマインド設定です。
ぜひ最後までご視聴いただき、飢えに直面することがないように準備を進めてほしいと思います。
このチャンネルでは、自分や家族の身を守るためにできることや、日本人がこれ以上騙されることがないようにするための情報を発信しています。
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また、YouTubeでは配信できませんが、皆さんの身を守るために重要な情報はメディアブルで配信しておりますので、そちらもご覧いただければと思います。
さて、冒頭でも言った通り、これから食糧備蓄を始めるにあたって、いざ実行しようとしてもなにから手をつけたら良いかわからないという経験はわたしもしています。
決して欲しいものを欲しいだけ購入するだけの経済的余裕があったわけではなかったので、なにから手を出せばよいかかなり迷いました。
なので、そういう方のために食糧備蓄についての情報を簡潔にまとめてみました。
必ず押さえておかなければならないポイントとして、
1)食糧危機の背景
2)備蓄食料の選び方
3)必要な備蓄量
4)長期保存の方法
5)自給自足の戦略
という流れで話を進めていきたいと思います。
まず食糧危機の背景からとなりますが、農業に携わる方の中で大きな心配事となっていることに異常な氣候変動というものがあります。
氣候変動は、異常氣象や氣温の上昇を通じて農作物の生産に直接的な影響を及ぼしています。
例えば干ばつや洪水は作物の収穫量を大幅に減少させ、食糧供給の不安定化を招き始めています。
ついこの前キャベツが一個600円にまで値上がりするなんてことも起きました。
あの時は野菜の購入を躊躇する時代が来るとは思ってもみませんでしたが、それは供給量が足りないからであり、その延長線上には手に入らないということが起きてしまいます。
これに対抗するために農業関係者によって、耐性のある作物の開発や、氣候に適応した農業技術の導入が進められておりますが、その過程で起きることというのは農業人口の減少です。
肥料のほぼ100%を海外からの輸入に頼っている日本は、ウクライナとロシアの戦争などの影響で肥料価格が2倍になったこともあり、その傾向はまだ収まっていませんし、おそらくこのまま高値止まりすると思います。
現状で農家はその価格上昇分を出荷価格に上乗せしてもらえないという状況に置かれていまして、そうなると赤字のまま農作物を作ることができずに農業をやめてしまうという現象も起きているのです。
こうして物価高は進んでいるのですが、この傾向はまだこの先続くと見られており、そうなると低所得者が一番悪影響を受けます。
なのでこのチャンネルでは一刻も早く食糧備蓄をスタートした方がいいといっているわけです。
今の所日本国内では、日に日に価格が上がっているということは起きていませんが、半年単位で価格の変動を観察していると、一年前から実に1.5倍とか2倍になっている状況になっています。
そのような背景の中で世界人口の増加は増え続けておりまして、国家間レベルで食糧争奪戦が起き始めています。
毎日忙しい中で、世界情勢の情報をチェックするというのはなかなか困難なわけですが、世界に目を向けると、農業生産地で地下水が枯渇し始めているところも出ていますし、逆に一年を通してそんなに多くの雨が降らなかった地域で大洪水が発生してしまったりと、なかなかすごいことが起きています。
中国での洪水は毎年恒例となっていますが、ここ最近の洪水はかなり深刻になっていて、中国政府も食糧輸入を加速させている状況になってきています。
つまり食糧争奪戦が起き始めているし、悲しいことに日本は買い負けしている状態になっているという現実も知っておかなければなりません。
地政学的な国際紛争は、収まるどころか広がりつつあり、中東情勢は日本にとって死活問題と言っていいほど重要な地域なのですが、状況的にははっきり言ってかなり危険です。
周辺国ではすでにかなり深刻な食糧危機に陥っており、文字通り餓死者がで始めています。
日本は幸いと平和な日々を送ることができていますが、これはたまたまだと思った方がいいです。
もし中東情勢がさらに加熱し、石油精製所や港などへの攻撃があった場合、一氣に物価が上がり、半年くらいすれば買いたくても買えないというタイプの食糧危機が起きます。
このタイプの食糧危機はある意味すでに日本でも起きていて、6人に1人の割合で1日3食を食べられない子供がいるという調査結果が出ています。
高くて買えないというタイプの食糧危機の後にやってくるのが、どんなに金を持っていても買うことができないという究極の食糧危機を迎えます。
こうなると深刻なのは都市部に暮らす人たちです。
東京などは、物流に何か起きた場合は一瞬にして地獄絵図化します。
略奪や暴力が横行することになるでしょう。
そんなことは日本人には起きないと考える人はいますが、外国の文化では暴動はすぐに起きています。
ちなみに今現在東京に暮らす外国人は約70万人います。
彼らが全員暴れるとは言いませんが、日本人の文化とは明らかに違うのは事実です。
今の日本は前回お届けした動画でも触れていますが、トラック輸送があるからいつでもどこでも食糧が手に入っているだけです。
それらに支障が出たら覚悟しなければなりません。
次に備蓄食料の選び方ですが、食糧危機に備えるためには栄養価の高い食料を選ぶことが重要です。
限られた予算で備蓄するには特に必要な考え方で、お菓子の買いだめをしてあるから大丈夫という考えは捨てた方がいいです。
人間が生き延びるために必要な栄養素というものをしっかり押さえておく必要があります。
タンパク質は筋肉の維持や免疫力の向上に不可欠であり、豆類や缶詰の魚、乾燥肉などが良い選択肢となります。
炭水化物はエネルギー源として欠かせないため、米やパスタ、オートミールを備蓄することが推奨されます。
また、ビタミンを補うために、乾燥果物や野菜の缶詰を取り入れると良いと思います。
コスパ的に優秀なのは米とパスタではないかと思いますが、米は最近ほぼ2倍近くまで価格が上がってしまいましたし、今後の傾向は安くなる可能性はほぼゼロだと思います。
かといって日本人にはおそらく毎日パスタという生活には耐えられないと思われますので、米の購入は早めにしておく必要があります。
動画の尺のこともあるので来年の米作についての見通しまでは触れられませんが、米騒動が起きる可能性も否定できない状態です。
そして経済的に余裕がない人にとっては、消費期限も氣になるところではないでしょうか。
普段あまり食べないものを頑張って購入しても、消費期限前に食べて新しいものに入れ替えなくてはならないというところが地味に堪えると思います。
なので私などは、缶詰とかレトルトパック食品を中心に考えて備蓄品を決めました。
一応缶詰にも消費期限というものの記載はありますが、ちゃんとした製造会社の製品でしたら10年や20年大丈夫だと言われています。
国によっては数十年前の缶詰を専門に扱っている飲み屋さんがあって、ヴィンテージ缶詰としての地位は確立されているほどです。
またミネラルや食物繊維なども生きるためには必要ですから、乾燥わかめや鰹節などの乾燥食品もコスパの良い食品の一つではないかと思います。
私などはふりかけやインスタント味噌汁などの備蓄には力を入れています。
食糧備蓄が威力を発揮する状況というのはどのような状況になっているかわかりませんが、水道、電氣、ガスなどのインフラが止まっている状況を想定するならカセットガスとコンロも準備が必要でしょう。
しかし、まずは火を使わずに済むような食糧の購入に限られた予算を振り分けた方がいいのではないかと思います。
もし自分がアレルギーを持っているというのなら、危機感を持って食糧備蓄しておかなければ、うっかり支給されたりもらったりした食品を食べてしまったら健康上かなり危険な状態になると理解しておく必要があります。
次に氣になるのは必要な備蓄量になりますが、政府発表では最低3日分、できれば1週間分とされています。
はっきり言って全然足りないと思いますが、まずは最初の一歩を踏み出すのが大切なので1週間分を目標に始めて、1ヶ月、半年、1年というようにステップアップしていくのが良いかと思います。
仮に独身の場合で1週間分と目標を定める場合、米なら5キロ、缶詰10個、乾燥パスタ2キロくらいを目指してはいかがでしょうか。
米などは保存方法次第で5年は持ちますし、パスタも同様です。
1ヶ月分の備蓄量は1週間分の4倍を考えればいいと思います。
食糧備蓄による生活を余儀なくされる場合には、結構精神的なストレスも重くのしかかりますので、そのような時には好物のお菓子とかを取り揃えておくことは必要になります。
その先に半年や1年分の食糧備蓄があるので、やはり最初の1週間分をさっさと揃えてしまうことが、その後の備蓄行動に勢いがつくと経験上感じます。
我が家の場合で言えば、缶詰だけをみれば1500個ほど買い揃えてあります。
これも最初は買い物の度に3個買ったり、10個買ったりして集めていった結果1500個にまで増えました。
いきなり1500個買う氣にはなれません。
積み重ねのすごいところというのはこういうところにあると思います。
まずは最初の一歩を踏み出せることができるかどうかが運命の分かれ道と言っても良いと思います。
あとは家族構成に応じた備蓄量の調整もあると思います。
人によっては味に好き嫌いがあると思いますし、大量に購入する前に試食してみるのもいいかもしれません。
いざとなったら美味い不味いなど言っている場合ではないでしょうが、それでも美味しい食事を摂れるかどうかで精神的なエネルギーにも影響すると思いますから重要な事です。
次に長期保存の方法ですが、一般的には肉や魚、野菜などの生鮮食品は冷凍することで腐敗を防ぎ、必要なときに新鮮な状態で使用することができるように考えられています。
ただこれは電氣が供給されていなければ成立しないので、冷凍庫への備蓄だけに重点をおくと痛い目に遭うかもしれません。
あと缶詰やレトルト食品などは特に保存方法を氣にすることはありませんが、米やパスタ、小麦粉などは湿氣や虫には氣をつけなくてはいけません。
特に米などは食べようと袋を開けたら虫だらけというのでは悲しすぎます。
その対策として我が家では、ご覧のような真空パックができる機械を思い切って購入しましたが、思った以上に大活躍してくれています。
機種によっては専用袋が必要であったりして不便と感じたので、使える幅が広い専用袋不要のタイプを選択しました。
お米の保存は真空パックして、さらに脱酸素剤も入れて無酸素状態を作り出し長期保存ができるようにしています。
他には乾燥わかめや、コーヒー豆なども真空状態で保存しています。
保存場所は、我が家の住宅事情を考えると限られておりまして、最低限として直射日光を避けられるところに手作りの頑丈な棚を作って保管しています。
理想を言えば風通しがよく、湿氣がないところと言われるでしょうが、なかなか理想通りにはいきません。
最低限として直射日光をさけるというところに保管すればいいのではないでしょうか。
最後に最強手段となりますが、自給自足の戦略です。
我が家でも家庭菜園を始めていますが、プランターでも始められますのでマンション住まいだからといって諦めなくてもいいと思います。
たしかに家族分の野菜をすべて自給自足することは不可能ですが、それでもちょっとした差が大きな差を生むことになりますし、それがきっかけで本格的な野菜作りへのステップになるかもしれません。
鶏などを飼う方法は、アメリカで一時的に深刻な卵不足になった際、鶏の飼育セットというものが販売されたそうですが、日本においてマンション住みのかたには無理となってくるでしょう。
また自給自足とは違いますが、農家と直接繋がって購入をするという方法は結構強力だと思います。
農家から直接購入するということは、安く買い叩かれている農家が置かれている状況を考えると農家の支援に繋がると思います。
我が家の場合、米だけは富山県の農家から購入しています。
農家にとって作った米や野菜の販売先を確保できているということは、精神的にも安心ですし、喜んでもらえたら農業を継続する張り合いにもなると思います。
いかがだったでしょうか。
今回の動画で一番のポイントは、日本が置かれている食糧安全保障の危機的状況だということです。
日常が失われるというのは、ある時一瞬にして起きるということを理解しておくということが大切です。
日本は幸いにも海に囲まれており、陸続きの国のように突然侵略戦争が始まるということはありません。
もちろんミサイルが飛んでくるということはありますが、イスラエルとガザの戦争や、ウクライナとロシアの戦争などのように、ある日、突然日常が奪われ、あっという間に食糧危機が訪れるということはありませんから、平和ボケと言われる状態になることは仕方のないことかもしれません。
しかし、そうは言っても日本という国は他国からの侵略の可能性は低いものの、いつくるかわからない大地震に対しての備えや、中東情勢の悪化によって石油や天然ガスの供給に支障が出た途端、一氣に物価高になりますし、その先には食糧がなくなります。
経済も崩壊しますので、なにを想定した食糧備蓄をするかによっては取り組み方が全くと言っていいほど変わってきます。
というか私自身が今回の動画で話したようなステップを踏んで今日に至っています。
食糧備蓄というと、全然その必要性を理解しない人が一定数いるというのも事実であり、家庭内で意見が分かれてしまうと食糧備蓄をやろうにも苦労すると思いますが、ぜひ家族の身を守るためということで、こっそりとうまく備蓄を進めて欲しいと思います。
人類は自分が痛い目に遭わないとなかなか理解しない愚かな生き物です。
そうは言っても有事の際は大変なことになりますので、頑張って食糧備蓄に取り組んで欲しいものです。
このチャンネルでは、食糧備蓄に関しての動画を多数配信しています。
再生リストというところには、食糧危機に至るシナリオ別にまとめていますので、ぜひご覧いただければと思います。
ぜひ共に何事もないことを祈りつつも、生き延びるための保険としての食糧備蓄を進めていきましょう。
最後までお付き合いありがとうございました。
以上で今回の話は終わりとしますが、
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最後までご視聴ありがとうございました。
好奇心TVでした。