【米不足】深刻な食料危機がやってくる。想像以上に農業被害が大きいことを理解して対策する必要がありそうだ。#417

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【編集後記】
日本において食料危機が起きることはやむなしと準備を進めてきましたが、なんと異常氣象から口火をきってくるとは想像外でした。

しかし同時多発的に戦争や紛争が起きるということも視野に入れておかなくてはいけないと思いますが、食料備蓄だけではとても対応ができないほどの深刻な状況になっていくのかもしれません。

といっても食料備蓄は最低限実行しておかなかればならないことはまちがいありませんが、自分で野菜を生産するという体制も必要になってきました。
少しずつ始めていますが、あくまでも趣味程度の状況なので少し力を入れて取り組んでみたいと思います。

 

【以下、文字起こし】

みなさんこんにちは。好奇心TVです。

今回の動画では、深刻な米事情について触れていきたいと思います。

もうすでにあちこちで騒ぎ始めている米不足ですが、なかなか深刻な状況になっているようです。

今年の米の収穫量は2023年よりもはるかに落ちるのではないかと囁かれていますが、もしそんなことになったら本当に大変なことになると思います。

そういった声は実際に米作りをしている農家から聞こえてくるだけに深刻さが窺えます。

そして世界に目を向けても、あらゆる農作物が水不足や洪水被害、戦争による穀倉地帯の被害を受けており、明らかに収穫量が減る傾向にあります。

日本はご存知の通り、食料に関わるあらゆるものを輸入に依存している国家です。

必要ならばコンビニに行けば24時間いつでも欲しいものを手に入れることができる生活にすっかり慣れている状態の中で、食料危機で飢えに苦しむという可能性を理解して備蓄しろというほうが難しいかもしれません。

自分や家族の身になにかが起きなければ動かないというのが現実なのでしょう。

今地球全体で起きている異常と思えることは、地球の歴史という視点から見れば定期的に起きてきた変化であり、その時には多くの生物が淘汰されてきたわけです。

このような視点に立って物事を考え、生き延びるために行動できるかただけでも対策に取り組んでください。

このチャンネルでは、自分や家族の身を守るためにできることや、日本人がこれ以上騙されることがないようにするための情報を発信しています。

チャンネル登録がお済みでない方はぜひチャンネル登録をお願いします。

さて、最近の暑さは去年とは比べ物にならないくらいだと私は感じていますが、みなさんはいかがでしょうか。

外出時にはアスファルトから突き上げられるような熱氣に恐怖すら感じます。

ご高齢のかたが足をひきずりながら重たい買い物袋を下げて歩いている様子を目にするたびに心配になってしまいます。

今回テーマに取り上げたのは米のことについてですが、私の生活圏でも米不足が顕著になってきたことと、購入制限が始まってきており、事態の深刻さを感じます。

間も無く新米が収穫される地域もあるのでそれまでの辛抱だと考えている人も多いと思いますが、今年の米の収穫はあまり期待できないと言っている農家さんも少なからずいるようです。

農家さんの長年の経験から感じる肌感覚は貴重だと思いますが、農家さんにしてみれば死活問題なので深刻な問題です。

ただ自然相手の仕事なので、祈るしかない部分もあるのでしょうが、去年の米の収穫で話題になった米の不作は、高温障害によって米粒が白く濁るような状態になる乳白米現象によって大きな損害を出してしまいました。

しかし米の等級は見た目のことであり、味にはあまり影響しないそうです。

農家さんの立場からすると、手間と経費は一等米だろうが三等米だろうが関係なくかかっているわけで、かなりキツイ状況に陥っています。

2023年の新潟地方でなにが起きていたかというと、新潟地方気象台によると、8月の平均気温は新潟県内28観測地点のうち27地点で、観測史上最高を更新していたそうです。

降水量は44観測地点のうち12地点で観測史上最少を記録。

新潟市中央区の場合、平均気温は30.6度、降水量はわずか2.0ミリでした。

台風などによるフェーン現象で3回の異常高温と乾燥が発生したそうで、8月の平均気温は平年値26.5℃のところ、2023年は30.6℃で全国最高となっていました。

さらに降水量は先ほども言ったようにわずか2.0mmと、こちらは全国最小を記録したということで、最悪な条件が幾重にもかさなったということになります。

ちなみに乳白米などの白未熟粒は氣温27度を上回ると発生しやすくなるということですが、水不足でも発育に悪影響を及ぼすことがわかっています。

そんな最悪と言える状況だった新潟地方の米作りについて、農林水産省のデータを引用するとこのようになっております。

この表は2023年9月30日に発表された速報値です。

対象は新潟を代表するコメであるコシヒカリなのですが、2023年、令和5年産の1等米の割合が驚くほど大きく減っています。

2022年、令和4年では一等米の比率が79.2%あったにも関わらず2023年ではなんと3.6%にまで落ち込んでいます。

総計を見ても2022年の約253000トンが2023年では約190000トンにまで下がっており、実に約24%ほど収穫も減っています。

一等米が壊滅的になった分、3等米の割合が大きくなっているということで、農家さんの経済的ダメージは深刻な問題となっているわけです。

そんな中、今年は田植えしてすぐに水不足が話題となっており、タイミング的には田植えができない農家も出ていたようですから、そこだけ考えても今年の収穫高はもしかするとさらなる大打撃になるかもしれません。

最悪は輸入米に頼ればいいと考えることもできますが、異常氣象によって農作物への被害が出ているのは日本だけではないということを理解しておく必要があります。

わたしたち消費者が氣候変動による農作物への被害に対処するには、食料備蓄だけでは対処しきれないことは確実です。

それでも急に農業を始めることができる人ばかりではないわけですから、買えるうちに買って備えるというのは必須のことだと思います。

それにしても米の小売価格の高騰は本格的になってきたように思えますが、今年の新米が出れば価格は落ち着くと言っている方もいれば、これからは今の2倍くらいにまで高騰した価格が通常価格になると言っているかたもいます。

今まで米農家はあまりに安い価格で米を作らざるを得ない状況であったことから、今現在の価格が作り手にとっては適正価格だという話です。

ただ、農家さんの関わる流通経路によっては、小売価格が高騰しているにも関わらず、買取価格はたったの1%しか上がっていない、つまり中間業者が史上最高益を叩き出しているという情報もあります。

これが本当だとするなら、もう農家さんは米作りをやめるという決断をすることになってもおかしくないと思います。

事実離農するかたの数が新規に農業を始めるかたの人数を超えているという話もありますので、日本の食の危機的状況は進行していると理解しておいた方がよさそうです。

このように作り手側の事情から考えても危機的状況になっているわけですが、物価高騰によって経済的弱者の食料危機の問題もより一層深刻になってきます。

この流れは他の動画でも話していますが、賃金上昇がなされているのは一部の大企業のみであり、一方で非正規労働者は増えているわけですが、この方達の給料は100%と言っていいほど上がりません。

むしろすでにアメリカで起き始めている現象ですが、大企業のリストラが始まっており、よからぬなにかが進行しているようです。

日本ではセカンドチャンネルのニュース動画でも取り扱いましたが、6月26日に発表された経済産業省の有識者委員会では、今後黒字企業のリストラがさらなる収益向上のためには必要だ、くらいのことが話し合われています。

このことからわかることは、企業利益を最大限化させ、株主還元を最大限にすることが正しい経営判断であるという価値観が正義になっているということです。

このようなことからわかる通り、いま私たちが生きている世界ではいったいなにが起きているのかという情報を掴んでいるかどうかというのは、生死を分けることになると思います。

いかがだったでしょうか。

今回は日本人の主食である米について、危機的状況になっているという情報をシェアしてきましたが、米だけに起きている問題ではないということを理解しておかなければならないと思います。

一時期キャベツが一個1000円だなんていう話があって話題になっていましたが、ついこの前までは100円するかしないかであったものが、300円前後になっていたりします。

今後はあらゆる農作物の価格が上がっていくことを覚悟しなくてはならないようです。

そういう時代が来るという情報を掴んでいるかたが次に起こす行動は、突発的な食料危機に対する備蓄という定番の生き残り術と、直接農家と繋がって購入するというルートを確保しておくということです。

農業をしたことがないかたがいきなり農業を始めることは難しいわけですから、汗水流して農作物を作ってくださる方々を直接消費者が買い支えていくことで、農業で生活していくという人を減らしてもいけないし、新たに若い世代が農業を始める環境を作っていかなくては共倒れになってしまいます。

先ほど今回のテーマに外れたような話をしましたが、決して無関係な話ではなくて、大規模農業の法人化が進んでおり、小さな農業を潰そうとしているとも解釈できる流れができ始めています。

より安いものを求めるという消費行動は、物価高騰している中で仕方のないことでもありますが、その結果が農家の生活を追い込んでいることにもなっています。

本当に難しい話ではありますが、消費者が安いものを追い求めれば追い求めるほど大企業によって危険な食品が製造され提供されていきますし、他国で見られるような強制労働がなくなることはない、というスパイラルになっていきます。

いま私たちが置かれている状況というのは、仕方のないように見えて実は仕組まれているという部分が多分にあることの理解も必要です。

だとしたら次にどんなことをしてくるのかという可能性も見えてきます。

このチャンネルでは冒頭でも話している通りに、自分や家族を守るために、これ以上騙されることのないようにするための情報を発信しています。

食料危機はたまたま起きるのではなく、引き起こされているということを頭の隅におきながらその対策をして欲しいと思います。

今年の夏は強烈な暑さとなりそうですが、熱中症対策も忘れずにおこなってください。

最後までお付き合いありがとうございました。

以上で今回の話は終わりとしますが、

皆さんの応援が次の動画作成の力になりますので、いいねボタン、チャンネル登録、通知設定をオンにしていただけると嬉しいです。

また、コメント欄へのご意見、ご感想の書き込みもいただけたら励みになります。

最後までご視聴ありがとうございました。

好奇心TVでした。

 

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