【食糧危機】他人事ではない。ガザの大量餓死は避けられない状況に明日の日本の未来と被ってしまう。#356

スポンサーリンク
FavoriteLoading記事をお気に入りに登録する

【編集後記】
大変なことになりました。
こうしている間にもなんの罪もないパレスチナ人が飢えによって命を落としています。
国連機関の腐敗は目に余るものがありますが、それでもその支援によって命を救われている人たちがいることは事実であるので、その支援活動が停止せざるを得ない状況になったことは由々しき問題であり、拠出金額の多い日本はその罪深い行為に直接関与してしまいました。

このことは、中東諸国による日本への石油輸出を打ち切る決断を容易にする行為だと思います。
GDP世界第一位と第二位の国が破綻する状況にあって、今の状況がどれだけ異常で、危険度が高くなっているかをどれだけの人たちが理解し、実感してさらにはその対策への行動を起こしているのでしょうか。
このチャンネルにご縁があった人だけでも今一度マインド設定をした方が良さそうです。

【以下、文字起こし】
みなさんこんにちは。好奇心TVです。

今回の動画は、ガザガザ地区の人々が置かれている深刻な状況について情報をシェアしていこうと思います。
2024年1月29日の報道でわかったことですが、国連パレスチナ難民救済事業機関、通称アンルワへの資金拠出が停止されました。
お恥ずかしい話、報道を聞くまでこのような機関の存在を知らなかったので、事態の深刻さがイマイチピンときませんでした。
ところがちょっと調べただけでも今回の措置は罪もないパレス人の多くが飢えによって命を落とす可能性があることがわかりました。

さらにこの決定に日本も右倣えで歩調を合わせています。
これがどれほど日本にも危機が迫ることになるのでしょうか。
そしてこのことからいかに世界全体がおかしなことになりつつあるかを理解することができます。
ますます世界は最悪なことが起きそうな氣配になってきました。
ぜひ世界で起きている最新の情報をアップデートして危機管理にお役立てください。

このチャンネルでは、自分や家族の身を守るためにできることや、日本人がこれ以上騙されることがないようにするための情報を発信しています。
チャンネル登録がお済みでない方はぜひチャンネル登録をお願いします。

さて、みなさんは冒頭に取り上げた報道を聞いてなにを感じましたでしょうか。
国連パレスチナ難民救済事業機関アンルワの活動というのは、公式ホームページでその活動を確認してみますと、第一次中東戦争後、1949年12月8日に採択された国連総会決議302により、パレス人難民のための救済と事業実施を目的として設置され、1950年5月1日に活動を開始しました。
アンルワは、当時難民となった70万人のパレス人とその子孫に対し、支援と保護を提供するために活動しています。
パレス人難民という一つの難民グループに対し長期的支援を約束している点はアンルワ独特です。
パレス人難民問題が依然解決されていないため、支援は今や四世代にわたります。
アンルワの活動分野には、教育、保健、社会サービス 、難民キャンプのインフラ整備・環境改善、保護、小規模金融、緊急支援があります。

今この時点での重要な活動のひとつは、安全な水の支援を含めた食糧支援であったわけです。
そしてその活動を支援しているのは、日本と米国が主体となっており、これまでの援助実施額は約3.2億ドルとなっています。
次いでノルウェー、ドイツ、サウジアラビア、オランダ、スペインの順で続き、サウジアラビアを除きEU諸国が上位を占めています。
EU各国はEU全体としても援助を実施しており、その実施総額は約3億ドルとなっています。
その支援をアメの国と日本を含めた10数カ国が停止することになったわけです。

そのきっかけは2023年10月7日に起きたハマ部隊によるイスの国の奇襲攻撃に、アンルワの職員が関与していたという疑いが出たからとのことです。

しかしその決定の背景には、国際司法裁判所がイスの国がガザガザ地区の人たちに対してジェノ側をしていると結論づけたことがあり、その翌日に資金拠出停止が決められています。
これは日本の外務省のホームページを見ても掲載されていますが、2023年12月29日に南アフリカによって国際司法裁判所に提訴されたことによって出された結論でした。
つまりイスの国がジェノ側をしているということを結論づけたわけではありませんが、ガザガザ地区の人たちに対する人道支援をするようにという暫定措置命令であったわけです。
しかしその翌日にアンルワへの資金拠出を停止することを決めたことで、資金不足のためにガザガザ地区への人々に人道支援、特に食糧支援をすることができなくなったというわけです。

ガザガザ地区にいるパレス人の人数というのは諸説ありますが、220万人が今飲まず食わずの生活を余儀なくされています。
これらの状況は非常に嘆かわしいことで、この食糧支援ができないことで90%の人たちが深刻な飢餓状態になると言います。
つまり飢えに苦しんだ挙句に命を落とすことになる可能性があるのです。
みなさんは約200万人が飢えで命を落とすということをイメージできますでしょうか。
あり得ないことです。

私がこのチャンネルでいつも言っていることですが、飢えで苦しんで命を落とすというのは本当に惨たらしい惨状になります。
それは地震などの天災でも起きますし、今最も懸念されている日本のシーレーンに支障が出ることでも起きます。
日本の食料自給率37%というのは、はっきりいって出鱈目です。
現実として日本の食料自給率は限りなく0%に近いと思った方がいいです。
分かりやすく言えば、東京のど真ん中に住む人たちが被災し、他県からの道路が寸断されるようなことになった場合、食料自給率は0%ですからほぼ全員が命を落とすことになります。
その理由は人口に対して食糧生産力がないからです。
海で魚を獲ればいいし、山に行けば山菜もあれば、猪などの動物もいるではないかという人もいるかもしれません。
実際に食糧備蓄など不要だと言っている人の中にはそのように言っている人がいます。

しかし懸念される事態が起きた時に日本人1億2700万人の胃袋を満たす量があるのでしょうか。
石油や天然ガスが途絶えた状況で本当に大丈夫だと思うのかということです。
まず無理です。
その状況が今、ガザガザ地区で起きようとしている、というか起き始めています。

この信じられない決定に日本も同調しているところが嘆かわしいと思います。
本当に情けない国になってしまったようです。

こんなことを平氣でできてしまうのは、イスの国の国防相が言っていたように、我々は人間の皮をかぶった獣と戦っているという言葉通りの感覚でいるからと言われても仕方ないでしょう。

人間は生きていくために水や食糧を絶やすことはできません。
こうしている間にも命を落としている子供がいるはずです。
間違いなく体力のない赤ちゃんや子供、老人から命を落とすことになっていると思います。

イスの国が人道支援を許さないのは、前の動画でも触れましたがパレス人をこの世から消すためです。
これは憶測ではなくある意味はっきりと表明しています。

一方で紅海でフー部隊がアメの国やイギの国と徹底抗戦をしていますが、フー部隊が終始言っていることはガザガザ地区への攻撃を中止するということでした。
わたしはどちらを擁護するつもりはまったくありませんが、フー部隊にとっては同胞たちが苦しんでいる状況を改善すべく戦っているわけで、今後人道支援が打ち切られた結果ガザガザ地区内で起きている惨状を彼らは映像や画像で見ることになると思いますが、いったいどんな感情が湧き上がってくるでしょうか。
爆撃による悲惨な状況も直視できないと思いますが、飢えによって命を落としている庶民の死に様はさらに直視できないことになると思います。

アンルワに対する資金停止は、アメの国と共に率先して行っている日本の犯罪とも言える行為だと世界は、少なくともイスラム社会は判断すると思います。

この報道を受けて直感的に思ったことは、ホルホル海峡の封鎖の可能性が一氣に高まったと思いました。
現実的に中東地域の海運状況が悪くなってもアメの国には直接的な痛手はないと思いますが、日本の場合はほぼ100%の石油エネルギーを中東に依存しているわけであり、中東諸国を敵に回すようなことをするとは政府はいったいなにを考えているのでしょうか。
もし石油の輸入がストップした場合には、ガザガザ地区同様に日本人90%の人が飢えに直面することになると思います。
石油を他の国から購入すればいいという人もいるでしょう。
では中東から輸入している石油を100%他国から輸入することは現実的に可能でしょうか。

中東の石油に依存しているのは日本だけではありません。
仮に半分の石油を他ルートからの手配が可能だったとします。
通常の半分しか経済活動や車の移動ができなかったらどうなるでしょうか。
食品のパッケージで石油に無関係なものはありませんし、なにを生産するにもエネルギーが必要です。
辛うじて生産できたとしても、物流業界もその影響を受けるでしょう。

そして石油不足は日本だけで起きるわけではないので、輸入先の国でもあらゆるものが不足します。
つまり、日本の場合は国民全員分の食糧生産が不可能になりますので、目の前にある食糧が高騰し、あっという間に消え失せ、食糧危機に陥ることは明確すぎるのです。
ちなみに政府の備蓄米はたったの20日間分しかありません。
スーパーなども過剰在庫などはほぼ持っていません。

そんなことは起きないと誰が言えるのでしょうか。
ガザガザ地区の罪もない人たちへの人道支援停止を誰が予想できたでしょうか。
そもそもアンルワ職員がハマ部隊の攻撃に関与していたという情報元は、イスの国側からのものであり、それは本当に正しい情報だったのでしょうか。

武器供与には数千億ドル単位で簡単に実行できるのに、人道支援には1億ドルも割けないのでしょうか。
明らかになにかおかしなことが進行しているように思えてならないのです。
この違和感だらけの流れは世界中に波及してくるかもしれません。
つまり想定外のことばかりが起きるということです。

いかがだったでしょうか。
アンルワのフィリップ・ラザリイニ事務局長は1月26日に声明を発表し、人道支援を届けるアンルワの力を守るため、これらのスタッフとの契約を直ちに打ち切ることを決めた。
また、遅滞なく真実を明らかにするために調査の開始を決定した。
テロ行為に関与したスタッフは刑事訴追を含め、責任を問われることになる、とコメントしたといいますが、安全な水と食糧の支援に待ったは効かない状態で、資金拠出再開のための調査と対策がどのように進むのか、本当に馬鹿げていると思います。

我が国の林官房長官は記者会見で、アンルワの疑惑について極めて憂慮しており、当面は追加的な資金拠出を一時停止せざるをえないという判断に至った。
アンルワが本来果たすべき役割をしっかり果たせるよう、調査が迅速かつ完全な形で実施され、ガバナンスの強化を含めて適切な対応が取られることを強く求めている。

わが国は引き続き他の国際機関などへの支援を通じてガザ地区の人道状況の改善、事態の早期沈静化に向けた外交努力を粘り強く積極的に続けていく、と言っていましたが、もっと日本らしいコメントをして欲しいと思いました。

一方トルコ政府の声明では、アンルワへの資金拠出停止によって最も損害を受けるのはパレス人であると指摘していますが正論だと思います。
私に言わせて貰えば、各国の資金で運営している国連機関が腐敗しているのは昨日今日始まったことではないし、それこそ疑惑だらけではないでしょうか。
中には世界平和のための使命に燃え、献身的に危険と隣り合わせの状況でがんばってくださっている職員ももちろんいることでしょう。
要は組織の上にいる者の腐敗が進んでいるのではないかと思います。
今回のアンルワにかけられる疑惑もイス側の告発だけで始まった話であり、本当のところはどうなっているのか明確ではありません。
確かにパレス人は難民認定されていることによって、支援金によって働かずに生活できるという状況を4世代にもわたって享受しているので、自らの国を建国する意思がどれだけあるかという問題も確かにありますが、それでも人道支援については別問題だと思います。

こんな無理筋な話が通ってしまったことに、私は日本への危機も迫ってきたと感じてしまいました。
紅海でのフー部隊による実質的な海上封鎖によって、イスの国の経済的ダメージもかなり出ているという実態もありますので、フー部隊が支援するガザガザ地区のパレス人を全滅させるほうが早いとイス側は判断したのかもしれません。
このことによって反イスの国の感情はますます加熱することになり、日本にもその矛先が向けられることは避けられないと感じました。

今回のことで、西欧諸国の多くがガザガザ地区のパレス人が飢えによって命を落とすことになることに対して、実行ボタンを押したことになります。
目には目を、歯には歯をの報復に対して覚悟しなければならないかもしれません。
改めて食糧や日用品の備蓄、水の備蓄を強化したほうがいいと感じました。
罪もない人たちが飢えに苦しむ状況が1日でも早く解消することを祈りつつ動画を終えたいと思います。
最後までお付き合いありがとうございました。

以上で今回の話は終わりとしますが、
皆さんの応援が次の動画作成の力になりますので、いいねボタン、チャンネル登録、通知設定をオンにしていただけると嬉しいです。
また、コメント欄へのご意見、ご感想の書き込みもいただけたら励みになります。
最後までご視聴ありがとうございました。
好奇心TVでした。

Follow me!

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました