編集後記
最近の世界情勢をウォッチしていると、あらゆるセクターで異常が発生してきており、そのどれかひとつでも臨界点に達して崩壊が始まるだけで、日本では多くの人たちが食糧危機と向き合うことになると思います。
このことがいかに恐ろしいか、少なくとも今現在生存している日本人たちの中には理解できる人はほとんどいないと思います。、
辛うじて今現在も存命中の大東亜戦争を経験した兵隊さんだけが、飢えがいかに人の心を蝕むかを知っていると思いますし、思い出したくもない記憶だと思います。
これらのことは戦争資料館などに展示されている多くの兵隊さんが残した手記などからも見て取れますし、歴史資料からも学ぶことができます。
そして今起きている世界規模の流れはだれにも止めることはできないと理解し、あらゆるシーンを想定した準備とマインド設定をしておく必要があると思います。
なにもないことを心の底から祈っていますが、残念ながら何事もなかったようにはならないという現実は受け入れないといけないでしょう。
以下、文字起こし
みなさんこんにちは。好奇心TVです。
今現在、世界中で食糧危機に陥っている国や地域が増え続けていることをご存知でしょうか。
そしてそうなっている理由を調べてみると、日本も決して他人事ではないことがわかります。
今回の動画は、日本に迫りつつある深刻な食糧危機について情報をシェアしていこうと思います。
しかし多くのかたの認識はそうではありません。
このチャンネルにアクセスしているかたは、食糧備蓄の必要性を程度の差こそあれ理解していると思いますが、食糧危機など起きないと強烈に考えている人たちは確実に圧倒的多数で存在しています。
それのなにが問題かというと、事が起きた時になんの準備もしていない人に限ってパニックになって暴れたり、暴徒化するからです。
なにより食糧危機という事態に陥った時には、自身や家族が飢えに直面し深刻な事態になります。
それを避けるためには世界では今なにが起きているのか、日本の安全がいかに不安定な状況の上に成り立っているのかを理解して準備することが必要だと思います。
情報が足りなければ正しい判断はできないと思いますので、ぜひ最後までご視聴いただき、迫る危機に対処してください。
このチャンネルでは、自分や家族の身を守るためにできることや、日本人がこれ以上騙されることがないようにするための情報を発信しています。
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また、YouTubeでは配信できませんが、皆さんの身を守るために重要な情報はメディアブルで配信しておりますので、そちらもご覧いただければと思います。
さて、今世界中が不安定な状態になっており不測の事態が頻発していることはメディアの報道からも知ることができるわけですが、日本は海に囲まれているという特殊な状況などから、陸続きの国に見られるような長く続いた悲惨な歴史もなく、比較的安定した生活を維持できています。
今回取り上げるテーマは日本に迫り来る食糧危機についてということになりますが、世界に目を向けると残念ながら、深刻な食糧危機に直面している国は増加傾向にあります。
このことは2022年7月8日にユニセフから出された報告でも、いかに世界規模での危機的状況が起きているか理解できるデータが発表されています。
なんと世界全体で飢餓の影響を受けている人の数は、新型コロナウイルス感染症COVID-19のパンデミックが発生してから1億5000万人増加し、2021年には8億2800万人に達したそうです。
1億5000万人と言えば日本の人口よりも多いことになりますが、2020年の疫病蔓延からわずか2、3年で新たにそれだけの人数が飢餓の影響を受けているということに驚きしかありません。
また国際農研からの最新報告によると、2023年には59の国や地域で急性の食料安全保障危機に直面している人口が2億8200万人に達し、これは2022年から2400万人増加しているそうです。
世界の食料安全保障と栄養の現状については、2023年版SOFIからの報告書でも確認できるわけですが、それによると2022年には世界人口の約29.6%にあたる24億人が、中程度または重度の食料不安に直面しており、飢餓人口は6億9100万人から7億8300万人に増加したと推定されています。
これらの統計は調査している機関によって差は発生していますが、食糧危機がかつてないほどの勢いで広がりつつあるということはわかると思います。
しかし日本においてはこのようなデータを耳にしてもなかなかイメージが湧かないというのが正直なところではないかと思います。
専門家が迫り来る危機を警告しても、騒いでいる割には食べ物が不足することなく、いつも通りの生活が送れていることによって、災害大国日本に住みながら、食糧備蓄をしていない人の率が60%も存在しているわけでしょうし、海外の状況などはまったくの他人事になっているのではないでしょうか。
その食糧危機についてですが、今言ったように日本においてはやはり身近には感じられないという人が多いのは、必要なら24時間いつでもコンビニやスーパーなどで購入することができている現実があり、それが当たり前の日常になっているから仕方のないことなのかもしれませんが、今現在世界で起き始めている新たな傾向を知ると驚くかもしれません。
ちなみに食糧危機というのは、結果として空腹に襲われている状況であり、アフリカにおける、極度の栄養失調によって痩せ細った子供達に見られるような状況ばかりではないことに注意が必要です。
というのは、以前食糧危機が日本にも起きるということについて反論していた人のコメントに驚かされたことがあるからです。
なにを言ったかというと、日本のような先進国がアフリカのようになるなんてあり得ない、出鱈目言うな、というものでした。
このような認識を持っているかたも一定数いるのかもしれません。
しかし食糧危機というものを、充分に必要なだけ食べることができない状態だと定義すると、大きく分けて次のようなパターンで引き起こされることに氣が付くと思います。
1)スーパーやコンビニなどの店舗から商品が消える
2)お金がなくて買うことができない
ということになると思いますが、1のような状況になる原因はさらにいろいろとあると思います。
そこで詳細を挙げてみますと、
1-1)地震や台風などの影響
1-2)パニック買いによる影響
1-3)戦争などによる影響
1-4)異常氣象による影響
1-5)輸出国内の事情による影響
などが考えられ、これらのどれが引き金になったとしても自分が住む地域のお店から食料品が消えると考えた方がよさそうです。
この時点である程度世界情勢について情報を持っているかたなら、これらのすべてが同時進行しているだけでなく、そのリスクがどんどん高くなってきており、日本以外の国ではその悪影響が出始めていることは知っていると思います。
まず1-1については、南海トラフ地震や首都直下型地震などの広範囲に渡る地震災害が起きた時には、一氣に地獄を見ることになります。
まず道路や水道、ガス、電氣だけでなく通信などのあらゆるインフラが長期間に渡って麻痺するので、生きるために必要な水や食糧を確保することが難しい人たちによって暴徒化することが予想されます。
どんなに良い人でも極度の飢えに直面し、希望が失われた時になにをしでかすかは誰にもわかりません。
このことは、都市部ほど顕著に現れ、食品工場から物資が配達されなければカオス状態になります。
1-2については、つい先日もちょっとした米騒動のようなことが起きたように、なにが起きているのかわからない人たちによる買い占めによって市場は混乱します。
これが実に厄介で、SNSでだれかが嘘情報を流しただけでそれは起きます。
先日の米の買い占めが起きた時に、このチャンネルの視聴者様の投稿コメントには、その騒動にも踊らされることなく過ごせたのは、いろいろなシナリオに対しての備蓄ができていたからだ、という書き込みがありました。
本当にその通りで、理想を言うなら日本全国民がそれぞれ1年分以上の食糧備蓄をしていて、かつ家庭菜園などを少なからず行なっていれば、なにが起きても食糧の奪い合いをすることもないのではないかと思ってしまいます。
1-3については、今中東情勢がかなり危機的な局面を迎えていると思いますが、実はそれだけでなく朝鮮半島もきな臭くなってきました。
もし極東アジアで戦争が起きた際には、確実に日本は巻き込まれますし、あらゆるものを輸入している日本においては、一氣に物流クライシスから食糧危機に直結します。
今日起きて明日には、ということではないのですが、国内の食糧原材料の在庫量、エネルギーの在庫量が尽きるまでということを考えると、半年後には大ダメージを受けることになると思います。
1-4については、日本でも異常氣象による農作物の被害というのはよく話題にもなりますし、実際に深刻な問題になっています。
ところが、日本の場合は海外への食糧依存はざっくり60%以上あるわけで、その農作物輸出国での被害がそのまま日本への輸入に悪影響を及ぼすわけです。
異常氣象というのは今を生きる私たちにとって例年とは違うという異常状態であって、地球の歴史という観点で見れば地球のバイオリズムと言えるかもしれません。
そのような地球の営みによってその都度あらゆる生き物は自然淘汰されてきたと言えます。
ただ人類は科学の誤った利用をしたことによって、地球のリズムをより破壊してしまったのかもしれません。
核実験を通算2000回以上もしていれば、地球に異常が起きても当然だと思います。
今地球規模で起きている異常な現象の一つに地下水の枯渇問題があります。
例年ですと降る雨が降らず、ほとんど雨がない地域に洪水被害が出るほどの雨が降ったりしています。
このことが農作物に影響がないわけがありませんし、年々その影響は大きくなってきています。
1ー5では、農作物輸出国が輸出制限をやり始めるという問題がすでに起きました。
例えば、2022年にインドでは小麦の輸出を禁止しました。
なぜ起きたかというと、世界規模で起きている異常氣象やパンデミックなどの影響で、農作物の収穫高が減少し、価格が高騰するということが世界規模で起きていました。
そうなると農作物を輸出している国にとってはまたとない儲ける機会である、ということでもありますが、物価が上がるということは国内経済も物価上昇してしまい、貧困層が大暴動を起こすという流れになってしまいます。
そうなると、国家の危機に陥ることから輸出制限するという処置をとりました。
このようなことは、2022年のマレーシアでも起きており鶏肉の輸出を制限しています。
目的はインド同様に国内の消費者を保護するためです。
同じく2022年にアルゼンチンでも起きました。
アルゼンチンでは、大豆やその他の製品が輸出制限されました。
経済というのは複雑で、儲かればいいというだけの発想で政治が動くと、その国の国民はとんでもない窮地に追い込まれることになります。
しかし、他方で輸出制限をされたことで困っている国は確実に存在していることになります。
日本も困る国のひとつになります。
それは物不足からの価格高騰ですし、物価高がその国の国民を襲うことになります。
このような自国を守るという動きは、当たり前のように世界中に広がっており、金さえ払えば売ってもらえるという発想でいたらその国は確実に詰みます。
そして最後の2については、今まで述べてきたことでわかると思いますが、経済的な弱者には物価高によってあっさりと食糧危機が起きてしまいます。
というかすでに起き始めています。
今現在の日本の子供は7人に一人の割合で貧困になっていると言われています。
この貧困というのはどのような状況になっているのかというと、直接食糧危機が起きているということではないとOECDなどでは定義付けているようです。
つまり、今日食べる物や寝る場所がないという状況にはないかもしれませんが、国民の大多数よりも貧しいため、「周りの人は当たり前に享受している生活が、お金がないために実現できない」ということが起こりうる状態を指しているそうです。
このことを相対的貧困と呼ぶのですが、周りから見るとスマホも持っているし、戦後のようにボロボロの服を着ているわけではないことから、静かに深く経済的困窮者が増えている状態だと思います。
結局は食べるものに支障が出ているということになるのですが、問題はそれだけではないというところが問題の深刻さを物語っているということになります。
そして日本は豊かな国ということがよく言われていますが、そうとも言えない状況になりつつあります。
このことは再三過去の動画でも言ってきていることですが、日本は政府の悪政のために非正規労働者が年々増えていることによって年収は頭打ちになっています。
このことと子供の貧困率は大きな関係があると思います。
日本の17歳以下の相対的貧困率はご覧のようになっていて、決して日本が豊かな国とは言えない状況になっています。
人数的には225万人も存在しており、食べたいものが食べれないという形での食糧危機は起きていることになります。
世帯ごとの年収別にみてもそれはよく理解できますが、4人世帯で年収248万円未満というのは恐らく非正規労働者の世帯のことだと思います。
そのような状況が日本労働者の約40%も占め始めているということに驚きしかありません。
この傾向は残念ながら今後続くことになります。
それは今まで述べてきたように、食糧危機に繋がる多くの要因が同時多発的に進行しているので収入に占める食費の割合はどんどん大きくなっていくからです。
このことは発展途上国によく見られる貧困層による暴動などに繋がる原因となりますが、日本人の国民性を考えるとそれは起きることはないでしょう。
だからといって問題が消えるわけではなく、不幸な人たちがどんどん増えていく傾向にあると思います。
いかがだったでしょうか。
最近では闇バイトによる犯罪が話題になっています。
犯罪に縁のなかった地域でも、強盗殺傷事件や農作物の盗難被害などが多発しています。
これらの背景には複雑な要素が絡んでいると言われていますが、敢えて取り上げる原因はというと貧困が絡んできていると思います。
今の世の中は、デジタル技術の発達やインターネットの普及によって、情報弱者を食い物にする悪い輩が跋扈しています。
その術中にハマった人たちが、脅しなどを受け他人に危害を加えてお金を奪うというような事件を引き起こしています。
そんな犯罪に巻き込まれるまではいかなくても、今後の世界は非常に不安定さが大きい時代を迎えると思います。
物価はますます高騰を続けるでしょうし、そんな時代を生き延びるためには今が最安値ということを理解して、苦しい中でも食糧備蓄に取り組んでいくしかないと思います。
それは今回話してきたように、飢える状況になるシナリオはいく通りもありますので、賞味期限などほぼ氣にする必要のない缶詰などの備蓄を優先に実行していけば良いと思います。
同時に収入を増やすことにも知恵を働かす必要があると思いますが、人によっては複雑な事情があって身動きが取れない人もいることでしょう。
意欲はあっても体力が追いつかないというのは私も経験していますが、途方に暮れてしまいます。
それでもなんとかするしかありませんが、今回の動画をきっかけに自ら考えることにお役に立てればと思います。
行動すればなにかしら変化が起きます。
私もがんばりますので、ともに難局を乗り越えていきましょう。
最後までお付き合いありがとうございました。
以上で今回の話は終わりとしますが、
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最後までご視聴ありがとうございました。
好奇心TVでした。