

はじめに
今回のブログは、今世界の新たな経済発展を支えると言われているAIについての情報をシェアしていこうと思います。
AIが世界を変えることはもはや否定できない状況になってきましたが、果たしてそれは人類にとって天国になるのか、それとも地獄になるのでしょうか。
人類史を振り返れば、便利なものを手に入れる代わりに失ったものも確実に存在したことは明らかです。
株式市場を見ても今後はAI関連株がトレンドになると活氣を帯びているようですが、みなさんはどのような認識を持っているのでしょうか。
今回取り扱う内容は、AI技術の平和利用ではなく影の部分にフォーカスしてお届けしようと思います。
便利さの陰に潜むリスクについて認識し、なにかしらの被害に遭わないよう予めマインドセットする際のお役に立てればと思います。
さて、AI技術の発展と言えば今話題になっているものの一つとしてChatGPTが挙げられます。
このAIを利用したサービスは検索の世界やビジネスの世界を激変させました。
決して万能とは思えませんが、私も一つのツールとしての可能性は感じています。
今回はそのような話ではなく、世の中が激変することが確定している世界の話です。
このAIというのは人工知能と呼ばれるだけあって、限りなく人に近づきつつありますし、ある部分においてはとても人類が太刀打ちできない領域にも影響を及ぼしてきています。
このAIをベースにしたデジタル管理社会を実現しているのが、中国共産党が治める中国という国です。
常々このチャンネルでは、中国という国の現状を反面教師として価値ある存在だと言ってきていますが、特にAI技術のことやデジタル監視社会においては中国で起きていることが今後の社会を予測する上で重要になってくると思います。
まず中国が世界をリードしているものと言えば、ドローンなどの無人機や無人車が挙げられると思います。
その関連情報は豊富にありますが、負の部分についてはあまり注目されていないようです。
人命が尊重されない共産主義国家がなせる技
中国という国は中国共産党による一党独裁国家です。
正式国名は中華人民共和国となっており、実態は独裁国家なのに国名を共和国と呼ぶことについてかなりきついブラックジョークだと感じています。
それはさておき、中国では無人車や無人機、ドローンなどの分野で世界最先端を行っていると言われていますし、実際そうだと思います。
ただし、なぜそれが可能になっているかというと、人命が尊重されていない国だからです。
通常の国なら、人命に関わる事故が起きる可能性がある場合は、幾重にも安全確認と検証が行われるため、どうしてもある程度の時間が必要となります。
ところが中国のように安全確認や環境への悪影響を全く考えずに製品開発や製造ができるというのは、市場競争においては強力なアドバンテージになることは当然です。
少し話はそれますが、中国はレアアースの世界シェアを60%持っていますが、それはコンゴに進出している中国企業によるものなんですが、そこで行われている児童の強制労働が国際的にも問題となっています。
つまりグローバル企業は、人道問題や環境汚染問題を知っているにもかかわらず、金儲けを優先しているわけです。
こういう情報を聞いてほとんどの人が無関心な態度を取るわけですが、そのような犠牲の上で成り立っている延長線上にある、例えばAIによる地獄のような世界が実現していくのだと思います。
話がそれましたのでもどしますと、今中国のAI実用化はとんでもないほど進んでいます。
しかし安全対策は決して充分とは言えません。
それがわかるこの動画をご覧ください。
バイクと事故をしたことを認識しないまま荷物を運び続けています。
AIが目的地に荷物を運ぶことを優先して、その過程で起きていることにはお構いなしということなのでしょうか。
このようなものが実用化されているわけです。
この部分を見てもあの国の人道に対する認識が窺い知れるわけです。
また無人機というのもすでに登場しているわけですが、このような状態で近い将来旅客機も登場し、実用化されるのではないでしょうか。
当然その過程では墜落事故が相次ぐことも予想されています。
戦争のゲームチェンジャーとしてドローンが台頭
ドローンと言えばウクライナとロシアとの戦争で登場したことを報道でもよく聞かれたことですよね。それによって多くの方が戦争のやり方にも変化が起きていることを認識していると思います。
この映像は、ウクライナのドローンがロシアの無人偵察機を撃墜する映像なのですが、このことからわかることは、国を侵略するという行為は本当にある日突然起きることを意味しているのではないかと思います。
イスラエルとガザの戦争もそうでしたが、ある時突然日常が失われ殺戮が始まるというのが戦争です。
その戦争も軍隊が準備されて編成されてターゲット国に侵攻するわけですが、そのための準備に相当数時間をかけるはずです。
ところが数万機のドローンが突然音もなく現れて発電所の破壊、ダムの破壊などがテロのような攻撃によって壊滅的な被害を被るという世界に私たちは生きているということになります。
恐ろしいことですが、このような小型ドローンが爆発物を運びそれをAIが最大被害を計算して実行していくというのはすでに実行可能だということを認識しておく必要があります。
資本家は大儲け、庶民は貧困化・奴隷化が確定
続いて中国の映像を紹介しますが、一番身近なものとして無人タクシーの実用化が本格化しています。
人口1100万人の武漢市では、一晩でいきなり1000台の無人タクシーが配備されて運営が始まりました。
すでに500万人以上の乗客を乗せており、通常のタクシーは姿を消したとされます。
このようなことは、一応形としては民主主義の日本では起きませんが、独裁国家は全く様相はことなります。
このことで突然職を失う人がいてもお構いなしです。
また中国のイオンではAIによるショッピングセンター管理を始めていて、レジの無人化はもちろんのこと、仕入れなどの業務はもはや人間がする仕事ではなくなってきているということになります。
AIの台頭によって多くの職が失われるということに対して、専門家はイギリスで起きた産業革命を例にとってそんなことはないという説明をよく耳にします。
言っていることはよーく理解できます。
産業革命では、自分の仕事が機械によって奪われると懸念した労働者は、暴動を起こして機械を破壊する行為が行われましたが、結局は経済発展によってむしろ以前よりも労働者は仕事量も収入も増えたというわけです。
はたしてAI主導の社会にはそんなハッピーエンドがあるのでしょうか。
たしかにAI関連の仕事は増えることは間違いありません。
しかしこうした世界では特殊な技能を持った人たちが台頭する世界ですよね。
こういってはなんですが、だれでもできるスーパーのレジやタクシー運転手、もしかすると警備員もそうかもしれませんが、このような職種に従事している人たちの仕事は確実に奪われます。
私は情報収集している中で感じているのは、最先端技術分野に投資家が集まりその配当や売買益に群がっている状況に違和感を感じます。
投資がいけないことなのかというとそんなことはないのですが、このような世界を牛耳っている勢力が作ろうとしている世界の実現の片棒を担いでいると感じています。
貧乏人の被害妄想なのか、妬みなのかもしれませんが、さきほどコンゴの例を挙げたように金儲けを優先して、その一方で不幸な人々を作り出している構造とまったく変わらないと思うのです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
みなさんはAIが作る世界というのはどのようになるとお考えでしょうか。
この問題でやっかいなのは、マイナス面だけではないというところにあります。
これは科学技術の発展が人類になにをもたらしたかを見ればわかりますが、その恩恵は確かにありましたが、その一方で最先端科学は戦争に利用されてきました。
むしろそれが目的であって、平和利用は口実ではなかったかと思ってしまうほどです。
AIにも同様のことが起きると考える方が自然だと私は思います。
私はAIが作り出す世界というのは長い目で見れば平和利用へと変わっていくと考えていますが、その過程では絶対違うと思っています。
AIによって社会の底辺層の仕事が奪われて貧困に向かう人が増える一方で、企業の収益が上がって株式市場から収益を得られる人たちが多数出てくることはまちがいありませんし、そのことが正義とか仕方のないこととされているのが悲しいことに現実世界です。
そんなことはないという意見もあるでしょうが、強制労働や環境汚染の上でなりたっている低価格の商品の購入をやめることはないという、私を始め多くの人たちがいますし、なくなりそうもありません。
AIで動画が作れるようになった、仕事量が半分に減って効率があがったというメリットを感じてこの世界はどんどんAI化されていくことになります。
ではどうしろというのかというツッコミがありそうですが、どうしようもありません。
不法行為によって安く提供できている商品を買っているのは生活を維持するためでしょうから非難もできないわけで、こうして犠牲の上に成り立っているのが人間社会というわけでしょうね。
ただこの時代の変化は、多くの方の犠牲を生み出すことになりそうです。
根本的な問題解決とは、もしかすると人類が滅亡することなのかもしれませんが、それは極論すぎる話です。
ただこれから私たちが生きる世界というのは経済的貧困層が激増する世界になると覚悟した方がいいと思います。
もちろん逆に豊かになっていく人も急増し、企業側から見れば経済成長となるかもしれません。
つまり今回のテーマであるAIによって作り出されていく世界というのは、今までの世界同様天国と地獄の共存でしょうし、今までと違うのは地獄を見る人たちが過半数を超えるなんていう世界が起きてしまうかもしれません。
それを感じるのは働き方改革や増税などによって、日本人の貧困層が増えているということが起きているからです。
世界を支配しようとする勢力の台頭は、天国側にいる人も結局は管理された中で生きる家畜化とか奴隷化と呼べるものとなる可能性があるのではないでしょうか。
このチャンネルでいつも言っているように最後は良い社会になっていくという考えは変わりませんが、問題はその過程で起きることであり、その時代を生きる私たちがどう対処していくかということです。
忘れてはならないのは国際社会はまさに生きるか死ぬかの戦いをしているわけで、敵がAIを駆使して軍事力を増しているなら、それに対抗してAI技術を発展を実現しなければ自分たちが滅びてしまうわけですから、このままいけば行き着くところまで行くのだと思います。
そのような世界に生きている人たちからすれば平和利用を考えるというテーマは寝ぼけた話にしかならないのでしょうから、私たちはAIが作り出す負の部分を理解して生きなければならないと思います。
最後までお付き合いありがとうございました。
