

はじめに
今回のブログは、2025年9月18日に国連安保理で行われたガザ停戦決議の結果から、今後の世界秩序はどうなるかについて考察してみました。
ぜひ最後までご覧ください。
さて、今回取り上げるガザ停戦決議の結果、そしてアメリカによって拒否権が行使されて否決に至った件についてみなさんはどのように感じましたでしょうか。
私は改めてこの世には平和を望んでいない者達がいることを確信しました。
ロイターの記事によりますと、国連安全保障理事会は9月18日にパレスチナ自治区ガザでの即時かつ無条件の恒久的停戦や、イスラエルによる支援物資搬入の制限解除を求める決議案を否決しました。
理事国15カ国のうち14カ国が賛成しましたが、常任理事国の米国が拒否権を行使しました。
約2年におよぶイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘を巡り、米国が拒否権を行使するのは6回目ということになるそうです。

国連はどんな国がどんな役割を担っているのか
ちなみに国連では、常任理事国と非常任理事国というものがあって、国連安保理の常任理事国は「拒否権」を持つことで、国連憲章で定められた事項の決定に最終的な決定権を持ちます。
一方、非常任理事国は任期2年の間、全加盟国の秘密投票によって選出され、より広範な国々の意思を反映し、平和維持や平和構築などの多様な活動を通じて国際社会に貢献するというのが建付になっています。
もう少し補足すると、常任理事国の役割は、国際の平和と安全に関する決定に対し、拒否権を行使できるだけでなく、この拒否権は手続き事項以外の全ての事項において、常任理事国が反対した場合、その決定は成立しないという強力な権限です。
非常任理事国の役割は、任期は2年で毎年半数が入れ替わるわけですが、国ごとの国益を反映させつつ、 軍縮、不拡散、平和維持、人間の安全保障など、多様な課題に対する取り組みを積極的に行うとされています。
常任理事国とはご覧の5カ国で、今現在の非常任理事国はこちらになります。
2025年と2026年に任期を迎えるのが下記の通りになります。

国連について多くの人が正しく理解できていないという事実
この国連という組織について、その実態を知っているものは意外と少ないということをご存知でしょうか。
よく言われることは、国際連合というのは第2次大戦後に創設された平和のための国際機関であるというもので、学校教育がすべて正しいと思っている多くの日本人はこの時点で騙されている、もしくはミスリードされていると言っても良いと思います。
その正体はまったく逆だからです。
このことは、このチャンネルをご視聴のみなさんには既知の事実であると思いますが、知らない方のために少しだけ触れておきます。
この点を認識しておくことは、今回テーマとして取り上げたガザの悲劇から、私たち日本人を含む全世界の庶民の未来がどうなるかの可能性も見えてくるので重要だと考えます。
まず根本的な話として、国際連合というのは国際連合広報センターのホームページをみると1945年(昭和20年)10月24日に設立されたとされており、毎年その日は国連デーとして各国でお祝い行事が開催されているので、勘違いされて当然というか、錯覚を起こさせてしまうのだと思います。
実は国連の法的根拠である国際連合憲章、略して国連憲章が成立したのは1945年(昭和20年)6月26日、サンフランシスコ会議でのことになります。
日本の終戦日が1945年(昭和20年)8月15日ですから、決して第二次世界大戦後に創設されたというわけではないのです。
この会議を招集したのはアメリカ、ソ連、イギリス、フランス、中国のいわゆる5大国だったのですが、その参加の条件は昭和20年3月1日までに、枢軸国側である日本とドイツなどに宣戦布告したという既成事実が必要だったそうです。
このことから国際連合とは50カ国が集まって宣戦布告をしたというわけですから、まさに連合国と呼べるものであり、実際英語ではthe United Nations=連合国となっています。
このことは日本語訳をした時にどんな意図があったかは知りませんが、連合国を国際連合と和訳した時に重要な認識を隠蔽したのではないかと思います。
国連の実態について驚きの事実とは
この事実を知った時に私はかなり驚きました。
ここだけをフォーカスしても学校の教科書は正しく歴史を教えていないということになります。
そしてもっと衝撃的な事実もあります。
先ほどのサンフランシスコ会議で成立した国連憲章には敵国条項というものがあります。
これも多くの方がご存知だと思いますが、そこにはイタリア・ドイツ・日本が今現在も敵国として設定されています。
サンフランシスコ会議開催時点で連合国と戦闘状態にあったのは、ドイツはすでに1945年(昭和20年)5月7日に降伏していますし、イタリアはもっと早く1943年(昭和18年)9月には降伏していたわけですから、実質的に日本だけが連合国と戦争中だったということです。
ということは、国際連合憲章の元に設立された連合国というのは日本に対する軍事同盟だったということです。
今回のブログでお伝えしたいことを理解するために必要な基本部分を話すことに時間を割いてきましたが、世界は嘘にまみれているという認識は必要です。
冒頭でガザの停戦決議が常任理事国であるアメリカの拒否権の発動によって否決となったことからわかることは、平和を望むものばかりではないということが明らかになった瞬間だと思います。
もちろんアメリカが拒否をしたという理由は存在していますが、ガザに住む住民たちの悲劇を止めること以上に重要なことではないと思います。
今回のことで世界中の平和を求める人たちが絶望を味わったと思います。
実はそこにこそ意味があると私は考えていて、国連は一度も国際紛争を解決したことはなく、常任理事国の5カ国が全会一致で可決した事案もありません。
さらには、国連憲章には戦争の防止がその目的として謳われていますが、常任理事国自身が戦争を引き起こしているではありませんか。
つまり世界はひとつになれないという厳然たる事実がそこにはあるのです。
このことから世界平和の実現には高いハードルと忍耐があるという話ではなく、もしかすると世界統一政府を作るための口実になる可能性があるという説が有力になってきたと思います。
どういうことかと言いますと、覚えていますでしょうか。
このチャンネルの動画では何度も世界統一政府を作るためには恐怖と不安、飢餓が必要であるということを取り上げてきました。
今世界中で一番絶望の淵に立たされているのはガザ市民だと思います。
彼らは今何を思っているでしょうか。
世界の混乱を収め、平和の実現をもたらしてくれる救世主を望んでいるのだと思います。
混乱は今世界中で起きており、現状に不満を持つ国民たちが、現政府に対して暴動という形でエネルギーを爆発させています。
そこには確実に工作員の存在があって、各国政府の転覆を図っていると思われます。
こうして今後ますます世界中の人々は混乱に巻き込まれ絶望を味わうことになると思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。
私はガザ停戦決議が否決され、ガザ市民にとって本当に厳しい現実が突きつけられたことから、今後の世界秩序は混乱していくことを覚悟しなければならないと強く感じました。
このチャンネルでは、時折旧約聖書について話すことがありますが、その内容について深く理解しているわけではないものの、今現在世界で起きていることやこれから起きることが抽象的な表現で記載されていることに驚きを隠せずにいます。
2025年2月にアメリカのトランプ大統領は、アメリカがガザを所有してパレスチナ人には域外移住を提案するということが報道されましたが、ここだけを切り抜いても今後世界は荒れるということが容易に想像できるというものです。

この後のロシアやイランの動き次第で世界はとんでもない戦火の中に巻き込まれることになると思います。
そのための対策や準備にはどんなことが必要なのでしょうか。
世界を混乱に巻き込むことを目論むロクでもない輩たちは、次にどんなことをしてくるのでしょうか。
それは食糧危機でしょうか。
それともパンデミックでしょうか。
中東地域が混乱していくことは、ここ最近のイスラエルの非人道的な攻撃に対してだけでなく、パレスチナ人を追放するというイスラエルとアメリカの所業にアラブ諸国は全く受け入れられないという立場を明確にしていますので、高い確率でそれは起きてくることだと覚悟が必要だと思います。
日本は中東地域にほぼ100%エネルギーを依存していますので、エネルギー供給に支障が出た場合はそのまま食料危機と経済危機に陥ることは確実です。
エネルギー供給によって利益を得ている中東諸国が、輸出を止めることはないというのがエネルギー危機は起きないと言っている方々の意見かもしれませんが、世の中では合理的な考えだけでは説明がつかないことが多発している以上、万が一に備えておくことに否定的な立場を取る必要もないと思います。
ぜひ世界秩序というものの正体を再認識して、今後世界はどのような方向に進む可能性があるのかということの検証を行ってみてください。
世界中に広がる格差社会の到来は日本も例外ではなくて、貧困層が増えれば犯罪が増えるなどの治安悪化は避けられそうにないと思います。
それは働きたくても働けないという働き方改革という馬鹿げた政策によってさらに人手不足が加速し、それを口実にどんどん外国人移民を推奨していることでも治安悪化が加速します。
さらには外国人の移民政策に反対する動きに対して人種差別だなどと叫ぶ者たちとの軋轢が生まれ、国内が分断されていくことも起きると思いますし、すでに起きてきています。
共に私たち日本人は騙されてきたことを理解して、陰謀の犠牲者にならないように生き延びていきましょう。
最後までお付き合いありがとうございました。
