【食料危機】国内はコメ不足なのに輸出は増加。これってホロドモール同様に大変なことになるシナリオです。#528

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はじめに

今回のブログは、私達日本人に迫る食料危機についての動画になります。

最近の日本はコメ不足からのコメの価格高騰によってざわめいており、小泉新農水大臣が備蓄米放出を入札から随意契約に変更したことによって、5キロ2000円台にまで落ち着かせたことでヒーロー扱いされています。
いちいちツッコミどころ満載の経過となるわけですが、私達日本人が置かれている状況を考えると笑えない状況になっています。

そこで今回は過去の歴史で起きた農業政策の失敗によって多くの餓死者を出した事例を取り上げて、日本がまさにそのパターンを突き進んでいるという話をしていこうと思います。
日常が失われるという時はまさに一瞬の出来事によって起きるという事は、インターネットを通じて世界中で起きている紛争などから理解できると思います。

このブログを通じて一人でも多くの日本人の意識が変わることのお役に立てればと思います。
ぜひ最後までご覧ください。

さて、今回取り上げる情報もかなり切羽詰まった内容となります。

とりあえずこの瞬間はいつもの朝を迎えることが出来ていますが、それが過去のものとなってしまう日が、いつ起きてもおかしくない状況に私たちは置かれています。

先日ガザの状況についての動画を配信しましたがご覧いただけたでしょうか。

クリックすると別ウィンドウが開き動画を観ることができます

中東情勢だけでなくアフリカなども慢性的に食料危機が発生していて、栄養失調で次々と命を落としている子供たちがいる、という情報にはすっかり耳が慣れてしまい、どこか遠くの自分たちには関係のない国で起きている事、くらいにしか関心が無い人がほとんどだと思います。

ところがガザで起きていることというのはその動画でもお伝えしましたが、日本人が置かれている状況とかなり似ているということに氣がついて欲しいと思って動画を作りました。

重要なことですし、今回の話にも通じることなので簡単に振り返っておきますと、日本とガザには共通した部分があります。
まずガザ地区に住むパレスチナ人という人たちは元々そこに住んでいた先住民なのですが、1948年にイスラエルが建国されて以来、先住民が住んでいた地域につぎつぎと入植者が来て追い出され、しまいには現在のガザ地区とヨルダン川西岸に追い込まれています。

しかもガザ地区は天井のない監獄と言われているように、西側を地中海で仕切られ、三方を高い柵と壁で囲まれています。

よって陸路から生活物資を手に入れる為にはご覧の位置にある検問所を通してしかできないわけです。

それが今実質的に封鎖されている、もしくは制限されているというわけです。
そして水と食料、電氣、燃料などのすべてをイスラエルからの供給に依存せざるを得ない状況にあります。
2023年10月以来、その供給は意図的に制限され、世界機関などからの援助物資も届きにくい状況が続いていることから深刻な食料危機に陥っており、栄養失調で命を落とす子供が増えているというのが今の状況です。

察しの良い方ならすでに今の日本との共通点に氣が付いたかもしれませんが、まずガザ地区を囲っている柵や壁は日本が四方を海に囲まれているという状況と似ていると言えます。

このチャンネルでいつも言ってきているように、あらゆる物資を輸入に依存している日本は海上輸送に頼るところが多く、そのシーレーンと呼ばれる海上輸送ルートが戦争などによって閉ざされた場合、もしくはその能力が大きく削がれた場合にはガザと同じ状況になります。

そして今ガザ地区に閉じ込められ迫害を受けているパレスチナ人というのは、先祖代々そこに住んでいたアラブ人でありイスラム教徒であって、これがよく言われる中東問題ということになります。

ところがこのガザに住む人々の中には、一説によると古代ユダヤ人の血統を持つスファラディユダヤ人という人たちが20%ほどいるそうで、イスラエルのネタニヤフ首相はガザへの攻撃の手を緩めない理由は、イスラム教徒への迫害と同時に正統ユダヤ人の根絶やしも目的としているとも考えられており、私もそのように理解しています。

そしてこの観点から言えば、日本にはなんと正統ユダヤ人の血統が人口の40%ほどいるという説があり、日本弱体化計画ともリンクしてくるというわけです。
確かに日本に古代ユダヤ人が渡来してきていたという痕跡がいくつか存在しており、有名なところで言えば千葉の埴輪群ではないかと思います。

出典;芝山町HPより

こういった事実は一つの説としてしか取り扱いはされず、まるで日本人のルーツを隠しているようにさえ感じてしまいます。
だから日本というのは特殊な国であり、多くの試練が降りかかってきていると言えるのかもしれません。

だいぶ話が脱線したようですが、今回取り上げているテーマにもしっかり繋がってきます。
日本は50年にもわたって続けられた減反政策によって、唯一食料自給率100%を誇っていたコメまで不足する事態となりました。
にも拘らず、日本政府は日本のコメの輸出を強化する方針を発表しており、2030年までに8倍にするそうです。
実際コメ不足でコメの価格高騰が国民に負担をかけている最中に過去最高額の輸出額を記録しています。

飢餓輸出とはどんな状態なのか

このような状況というのは飢餓輸出と言われている状況で、過去にはソビエト時代にホロドモールという多くの餓死者を出すという悲劇が起きています。
今の日本がそのパターンにはまりつつあるというわけです。
ですからかなり危険な状況なのです。

ではホロドモールとはどんなものなのでしょうか。
ホロドモールとは、1932年から1933年にかけてウクライナ人が住んでいた地域やカザフスタンで起きた大飢饉のことなのですが、1930年代は世界的にもいろいろなことが起きました。
有名なのは1929年から始まった世界恐慌によって、世界的に大不況の波が押し寄せていたという背景がありました。

そんな中当時のウクライナは、スターリンが最高指導者を務める旧ソ連の統治下にありましたが、その犠牲者数というのは諸説ありますが400万人以上とされとんでもない数の餓死者を出したことで有名です。

ホロドモールとは、飢饉を意味する「ホロド」と、疫病や苦死を表す「モール」を合わせて作られた造語です。
犠牲者数400万人以上というと、日本が経験した先の大戦での犠牲者数は一般人と兵士合わせて310万人とされていますから、いかに凄い規模だったかがわかります。

また他で比較するとオスマン帝国のアルメニア人虐殺や、ナチス・ドイツが行ったユダヤ人に対するホロコーストなどと並んで、20世紀最大の悲劇のひとつとされています。

ホロドモールが起きてしまった原因とは

ところでなぜそんな大飢饉が起きてしまったのでしょうか。
その大きな原因は、ソ連が1929年から行なったコルホーズという農業集団化のシステムが原因とされています。

当時ウクライナのクラークと呼ばれる自営農家の土地は没収され、農民は集団農場と国営農場に組織されていきました。
なんと収穫した穀物は政府に徴収され、外貨獲得の有効な手段として国外に輸出されたのです。

しかし、その輸出量は国内消費分が不足するほど過剰で、強制された収穫高は恵まれた土壌を持つウクライナでも難しく達成できなかったそうです。

今現在の日本ではさすがに当時のような輸出の為のコメ生産を強制されることはないでしょうが、輸出米を作れば補助金を出すというのは金を使った強硬路線であるとも言えるかもしれません。
しかし日本国内でコメが不足しているという状況にあるにも拘わらず、補助金を出して輸出を促進するというのはホロドモールに共通した部分があるような氣がします。

さらにホロドモールでは天候不順も重なり、穀物の生産量は激減しました。
当然食料安全保障という概念など存在しない時代でしたから、あっという間に食料が底を付いて多くの農民が餓死する事態へと繋がったというわけです。
それでもスターリンは外貨獲得のための輸出を行ったため、被害は甚大となったという流れです。

当時の天候不順は、今は異常氣象と呼ばれている現象と置き換えることもできますし、今年の梅雨前線が突然消えたことによる米作への影響はどのようになるのか全くわかりません。
ホロドモールという悲劇が起きた背景は、今の日本とは事情が違う部分がありますが、国内の食料供給が間に合わない状態であるにもかかわらず、輸出を推進していくという政策には共通した部分があります。

ホロドモールは政府による行き過ぎた増産体制の上に過剰な生産ノルマが課せられ、それが輸出に回ったということで起きたことに対して、日本のコメ不足の場合は、わざわざ税金を投入してコメの生産高を減らすという減反政策の結果、当然のこととしてコメ不足が発生しているという部分がまた違ったパターンの愚策として呆れてしまう点です。

ホロドモールによって起きた悲劇とは

今現在の日本は食料安全保障がすっかり崩壊したと言っても過言ではない状態になってしまっていますが、食料危機とはどれほど酷い地獄絵図になるのかということもホロドモールから学ぶことができます。
当時は自らの食料までも徴収されていた人々は、鳥や家畜、ペット、道端の雑草を食べて飢えをしのいでいたそうです。

それでも耐えられなくなり、遂には病死した馬や人を掘り起こして食べ、チフスなどの疫病が蔓延して二次災害も発生していたようです。
当時の人たちには極限状態が続いており、自らの空腹対策と、自分の愛する子供を悲惨な状況から救うために自ら子供を殺めて食べてしまうという地獄絵図のようなことが起きていたのです。

先ほど先の大戦で日本人の戦死者は310万人と言いましたが、そのうち兵士は230万人とされています。
そしてその60%は遠い異国の地で戦っていた兵士への食料補給ルートが破壊されたことで餓死しているのです。
当時の手記などを見ると同様の事が起きていたことがわかります。

ホロドモールが起きていた街の通りには力尽きて道に倒れた死体が放置され、街全体に死臭が漂っているという状況だったそうです。

このホロドモールという大飢饉によってウクライナでは人口の20%、国民の5人に1人が餓死しており、その犠牲者数というのは正確に記録されているわけではないので諸説あるわけですが、だいたい400万から1450万人以上が亡くなったと言われています。
とんでもない規模の犠牲者が出たわけですが、その発端というのは政府による政策の失敗にあるわけです。

だから国の将来というのは国のトップによって決まるわけですし、そんなことは当たり前すぎて今さら言うまでもないのですが、重要なのは今の国会議員は我々国民が選んでいるという認識があまりに低いことと、政治への関心があまりに低いということが致命傷となるのかもしれません。

まとめ

いかがだったでしょうか。

ホロドモールというのはとんでもない数の犠牲者を出したわけですが、それでもウクライナの人口の20%でした。
ところが日本の食料安全保障の脆弱性の危機を訴えている専門家は、懸念される有事が起きた場合には国民の60%が餓死すると警告しています。

それでもそのような警告を発した時点では、まさか政府の備蓄米をすべて放出してしまうという馬鹿げたことになるとは予想だにしなかったことでしょうし、しかも今現在の世界情勢は不安定極まりないわけです。
そんなことは日本政府は百も承知であるわけで、情報量にしても私達庶民とは比べ物にもならないほど持っているわけです。

その上で、素人の私でも異常に思える政策をしているその背景にはなにがあるのかと考えた時に、これは意図的に行なわれているという理解をするのが一番しっくり来てしまうのです。

私の私見となりますが、おそらくグローバリストに操られている日本政府は、脅されているのか利益供与を餌に操られているのかわかりませんが、アメリカからの農産物の輸入を促進する為の政策をすることが表向きの目的にされていて、その実はグローバリストをはじめとしたロクでもない輩たちは、日本人を根絶やしにするのが最終目的なのではないかと推察します。

いずれにしても今後の日本の食料安全保障はどこまで強化されるかわかりませんが、聞くところによると財務省は政府の備蓄米にかかるコストを無駄な経費だと判断しているそうですから、私たちはそれなりの覚悟を決めて対策を急ピッチで進める必要があると思います。

国民を守る立場にある者たちが本当に耳を疑うような発想をしているわけですが、この発想はまるで飼っているペットを餌代がかさむからと言って、躊躇なく処分場に持っていくとんでもない飼い主となんら変わらないように見えてしまうのは私だけでしょうか。

ただこんな状況にあっても希望の光が見えてきているのは、今の日本の異常さに氣がついて声を上げ始めている若者が増えてきているという点にあると思います。
そのような動きを後押しするには、直近では選挙に行くことをそれぞれが周囲の人に声掛けすることですし、万が一の時に備えてできる限り多くの水や食料、日用品、医薬品の備蓄をしておくことです。

私は最近、情報を集め、深掘りする中で感じている事があります。
それは日本人というのは、世界から見て非常に特殊で特別な存在になってきているということです。
その特別ななにかがあることで、ロクでもない輩たちから狙われているのだということを確信し始めました。
あくまでも推察ですが、日本が世界を変えるというのはスポーツの世界や、エネルギー、テクノロジーの分野でも起き始めているような氣がします。

異常な世界は間もなく終焉を迎えるはずですが、その前に訪れる大峠などと言われる大試練を乗り越えて生き延びていきましょう。
決して恐怖に心を満たさないように心掛けてください。
それがロクでもない輩たちが行なう、人を支配する為の常套手段ですから。

最後までお付き合いありがとうございました。

 

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