

はじめに
今回のテーマは、日本にとっても決して他人事とは思えない事態がモルドバという国で起きたことについて情報をシェアしていこうと思います。
モルドバという国については、ワイン通の方以外はほとんどの日本人が聞いた事がない国かもしれませんが、その歴史的背景を知るとこれから世界で起きようとしている大きな変化の現れであると理解できると思います。
同時に石油を始め、あらゆる物資を輸入に頼っている日本においても、明日は我が身という危機感も感じることになると思います。
そういう視点で見ればいかに今の日本が狂っているかわかりますし、最悪の状況に備える必要があることに氣がつくと思います。
尚、このブログ記事はyoutube動画でも公開しておりますので、下記リンク、もしくは本文最後のリンクからご視聴いただければと思います。
またYouTubeでは配信できないような内容のコンテンツはメディアブルにて配信しています。
そちらもぜひアクセスしてくださいませ。
▼YouTube動画のリンクはこちら
▼mediable(メディアブル)のサイトはこちら
日本も他人事ではありません
さて、今回の動画タイトルを見て興味がそそられた人はあまりいないかもしれません。
果たしてモルドバという国の存在を知っている人はどれだけいるでしょうか。
かく言う私も多くの人と同様にモルドバという国名を聞いたのは今回が初めてでした。
ところがその背景を調べてみると、やはり歴史は脈々と繋がっているのだと思いました。
この動画を最後まで観ることで、今世界で起きているあらゆる事は偶然起きたことでもないと理解できると思いますし、ロシアのプーチン大統領やアメリカのトランプ新大統領が戦っている相手とはなんだろうという核心を知ることになると思います。
モルドバという国で突然起きた悲劇とは
報道だけでは実態がなかなか見えてきませんので補足しながら話を進めていくことにします。
まず2025年1月1日に、ウクライナ経由で供給されていたロシアからの天然ガスが、沿ドニエストル共和国だけでなくモルドバ全体でストップしました。

厳密に言えば突然ではなくその氣配はありました。
というのもロシア側は、モルドバのガス料金支払いが滞り、7億9千万ドル(約1250億円)の債務があると主張しており、モルドバ側は債務の額は大幅に少ないと主張して対立してきていました。

このことを受けてモルドバはエネルギーが不足する事態に備え、昨年12月半ばから60日間の非常事態を宣言しながらルーマニア経由の入手も模索していたようです。

いずれも元を辿ればロシア産天然ガスなので同じように思えますが、実は12月20日にモルドバで行われた大統領選挙で、EU加盟を目指す現職のサンドゥ大統領が再選して、親ロシア派のストヤノグロ氏を破っていたのです。

いずれにしても両国では産業や国民生活に大きな影響が出ており、特に寒さが厳しいこの地域で暖房が使えなくなったことで、貧困層には悲劇が起き始めている可能性が非常に高いのです。
地元エネルギー供給企業は、そのウェブサイトで厚着をしたり、家族が一部屋に集まって暖を取ることや、薪ストーブの使用を呼びかけるなどの対策を提言しています。
産業への影響は、食糧生産を除く全ての産業が実質的に稼働が停止したということで、経済的ダメージは今後ますます国民に悪影響を及ぼすことになり、食糧危機や飢餓という厳しい局面を迎えることになると考えられます。
しかし、この地域への天然ガスの供給は一つではなく、ご覧のようにいくつかのルートがあるので、日本が抱えるエネルギー危機の可能性を考えると遥かに希望が持てるのではないかと個人的には思います。

陸続きのルートがあるということのメリットはそこにあると思いますが、報道によると今回のロシアからの天然ガス供給ストップを受けて一番ダメージを受けているのは、親ロシア派が多く住んでいる沿ドニエストル共和国だと言われていますが、反ロシア派のメディアが報じていることなので鵜呑みにはできないと思います。
というのはウクライナへのダメージも相当なものだと予想できるからです。
ちなみにこの地域にはガスの備蓄が10日から20日程度しかないため、石炭による発電と計画停電が実施されていくことになります。
このことは住民の生活にとっては、出口に見えない過酷なものとなりそうです。
モルドバという国の歴史的背景し
ここでモルドバという聞き慣れない国のことについて触れておきます。
モルドバと沿ドニエストル共和国は、東ヨーロッパに位置する内陸国で、ご覧のようにルーマニアとウクライナに挟まれています。

さらにそのモルドバとウクライナの間に沿ドニエストル共和国が存在しています。
モルドバの国土は約3万3851平方キロメートルで九州より若干狭い面積です。
首都はキシナウ、人口は248万人で宮城県、京都府、広島県の人口とほぼ同じです。
外務省のデータでは日本人165名がモルドバで生活しています。
モルドバの歴史は非常に複雑で、さまざまな民族や国家の影響を受けてきました。

古代から中世までの歴史では、モルドバ地域には古代からダキア人が住んでおり、その後ローマ人が入植しました。
271年にはローマ帝国が撤退し、その後はゲルマン民族やスラブ民族の侵入を受けています。
14世紀にはモルダヴィア公国が成立し、15世紀には最盛期を迎えました。
この時期モルダヴィアはオスマン帝国の影響下に置かれましたが、独自の文化と政治体制を維持していました。
近代の歴史においては19世紀初頭、モルドバはロシア帝国の一部となり、1812年のロシア・トルコ戦争の結果、ベッサラビアがロシアに併合されました。
20世紀に入ると、モルドバは再びルーマニアの一部となり、第二次世界大戦中にはソ連に占領されました。
1940年にはモルドバはソ連の一共和国として組織されましたが、1991年にソ連の崩壊に伴い、モルドバは独立を宣言し、モルドバ共和国として国名を変更しました。
しかし、独立後も経済的な困難や政治的な不安定さが続いています。
特に、モルドバ東部にはトランスニストリアという自称独立地域が存在し、ロシアの影響を受けています。
このトランスニストリアが沿ドニエストルのことです。
この地域は1992年にモルドバ政府との間で紛争が発生し、現在もロシア軍が駐留しています。
モルドバはワインの生産地としても知られ豊かな農業資源を持っていますが、経済は依然として貧困に悩まされています。
モルドバになにが起きているのか
モルドバの歴史では特に、ソ連からの独立後の政治的な動きが重要です。
旧ソ連からの独立後、モルドバは民主主義を目指しましたが、政治的な腐敗や経済的な問題が続きました。
特に2000年代には、親ロシア派と親西側派の対立が激化し、政治的な不安定さが増しています。
そんな中モルドバはEUとの関係を強化しようとする動きがあり、2014年にはEUとの連合協定を締結しましたが、国内の政治的な対立が影響して進展は限定的です。
しかしここ数年の動きとしてウクライナ同様に、EU加盟の動きが顕著に現れており、それらを阻止すべくロシアによる選挙介入なども行われています。
プーチンが戦っている相手とは
2014年、2022年の二度に渡ってプーチン大統領はウクライナに侵攻を行い現在に至っています。
西側メディア、日本の主要メディアはロシア悪玉論が主流であり、ウクライナに金銭的支援をするのは正義であるという論調が大勢を占めていたことはご存知の通りです。
占めていたと過去形で言ったのは、メディアの偏向報道が明らかになりつつあるのと、新アメリカ大統領のトランプがディープステイトという、今まで陰謀論と言われていた単語を使って、彼らを駆逐すると明言したことで、多くの庶民が覚醒することに繋がり、その動きに翳りが出てきたからです。
そしてロシアのプーチン大統領は、旧ソ連を崩壊に導いたロクでもない輩たちとの戦いをずっと続けてきており、その相手というのがトランプ大統領が言うところのディープステートと同じだということになります。
プーチンはソ連を襲った二度の悲劇、1917年のソ連革命、1991年のソ連崩壊を先導したのはロクでもない輩たちであることを確信していますし、明言もしています。
その両方に関わっているのはアシュケナージユダヤ人であり、2022年のウクライナ侵攻時には別部隊がソ連崩壊のきっかけとなったと言ってもいいチェルノブイリ原発事故の調査に向かっています。

この調査によってロクでもない輩たちによるテロ行為であったという証拠集めに成功したのではないかと言われています。
もっと言えば、マリウポリ製鉄所で展開された攻防について、主要メディアではウクライナの抵抗の象徴とも言われていたことを記憶していますが、この製鉄所は別名アゾフスタリ製鉄所と言われており、東京ドーム約235個分、文京区とほぼ同じ広さを誇る歴史的にも古い製鉄所で、旧ソ連時代からの設備です。
ところがその地下には原爆製造設備があったとされており、あってはならない設備の解明をするためにもロシアの激しい攻撃が展開されていたとも言われています。

そのことが真実か否かは確かめようがありませんが、ロシアがウクライナを本氣で攻めるならさっさと首都キーウを攻めていただろうという説には妙に納得してしまいます。
同時にウクライナ侵攻が祖国を二度も滅ぼしたロクでもない輩たちの犯罪証拠を集めるステップだったとするなら、本氣の攻撃はこれからと考えることもできます。
だとするならこれは旧約聖書の預言通りであり、アメリカのトランプ大統領の再選も同様に同じだと解釈できることが記載されています。
まとめ
モルドバに起きたことというのは、エネルギー供給ストップなどという国益や企業の利益を損なう事は起きるはずがないと主張する、楽観論者の説を覆したと言ってもいいのではないかと個人的には感じています。
先ほどロシアの天然ガスがヨーロッパ地域に供給されているいくつかのパイプラインを紹介しましたが、ロシアからドイツに供給されていたノルドストリーム2がアメリカによる爆破によって遮断されたという事は、すでに公然の秘密となっています。
このような流れの中で今回、ウクライナ経由での天然ガスの供給がストップされるということが起きたわけで、ロシアによって徐々にEU諸国を締め上げているという見方もできます。
EUはロクでもない輩たちの巣窟であり、世界を共産主義、全体主義で支配しようと長年画策してきたという事実を認識する必要があると思います。
これらは陰謀論でもなければ妄想でもなく、一次資料も豊富に手に入れる事ができます。
おそらく今後の主要メディアからの報道では、相変わらずロシア悪玉論を展開することになるのでしょうが、本質を見ていかなければ日本も同じような状況に直面する可能性も否定できないと思います。
いかがだったでしょうか。
今回の日本人には馴染みのない国、モルドバで起きた試練は、日本も全然他人事ではないことに氣が付く必要があると思います。
日本はご存知の通り石油のほぼ100%、天然ガスの約20%を中東地域に依存しています。
その中東地域というのは今、過去最悪の混乱を極めています。
中東情勢の悪化によって過去に何度かの石油危機と言われるような出来事がありましたが、その都度物価高に見舞われたものの、事なきを得たと言ってもよい状態でした。
ところが今は世界情勢があまりにも変わりました。
イスラエルはアメリカからの忠告にも従わず、世界中の世論を敵に回してでも大イスラエル構想の実現に猛進しています。
当然イスラエルの国内でも分裂は発生しておりますが、ロクでもない輩たちの勢力が中心になって野望の実現に動いています。
日本はその中にあって中東が戦禍にまみれた場合に代替エネルギーの手配はできていないと言われています。
何度かの石油危機を乗り越えてきたのだから今度も大丈夫という楽観論だけに頼っていては、もし最悪な事態が起きた時には、多くの庶民が飢えに直面することは容易に判断できます。
ぜひこの動画をきっかけに、今世界で起きている動きについての理解を深めて、私たちが直面するかもしれない最悪な事態に向けた準備をする際の参考にしていただけたらと思います。
共に混乱が予想される2025年を生き延びていきましょう。
最後までお付き合いありがとうございました。
